プレスリリースは、企業のニュースやイベントを広めるための重要なツールです。
中には無料でプレスリリースを配信できるサービスなどもあり、特に、広報活動のコスト削減が課題になりやすい「中小企業」や「スタートアップ」にとっては、プレスリリースに関する無料サービスが1つの有効手段になります。
しかし、無料でプレスリリースを配信すると言っても、
- 「本当に無料でプレスリリースを配信できるの?」
- 「どこのプレスリリース配信サービスがいいの?」
- 「無料で配信してもメディアに取り上げられないのでは?」
と疑問に直面する方が多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、
- 無料でプレスリリースを配信する方法4選
- 無料で使えるプレスリリース配信サービス7選
を解説していきます。
「できる限りコストを抑えて広報活動したい!」という企業様に必見の内容ですので、ぜひ本記事で取り上げる方法をお試しください!
目次
プレスリリースを無料で配信する方法4選
まずは、「プレスリリースを無料で配信する方法4選」を解説します。
コーポレートサイトでの発信
自社のコーポレートサイトを発信の場にすることで、自社に関心のあるメディアや消費者がプレスリリースを見てくれることが期待できます。
コーポレートサイトは、企業理念や人事、事業や取り組みなど、自社の公式情報を伝えるのに相応しく、プレスリリースの情報発信にも最適です。
ただし、サイトに訪れた方の閲覧を待つことになるので、広報効果が企業の認知度やサイトの閲覧数に左右されやすい点に留意しておきましょう。
各SNSでの発信
各SNSは基本的に無料で利用できるため、コストを抑えたプレスリリースの発信にも適しています。
中でも、
- 拡散力を活かして情報を広く届けられる点
- 「いいね」などリアクションを通じて反響を知れる点
はSNSを活用する大きなメリットです。
また最近は、SNS上でネタ探しするメディアも増えているので、SNS上で反響を得ることが更なる広報効果のチャンスにつながるでしょう。
自分で直接メディアに送付する
プレスリリースは自分でメディア各社に送付することも可能です。
メディアや記者クラブに直接プレスリリースを持ち込む方法は「投げ込み」と呼ばれ、昔から用いられる方法です。
また最近は、Webサイト上にプレスリリースの窓口を設置するメディアが増えており、個別にアプローチする手間はありますが、コスト抑えてプレスリリースを配信することができます。(上記画像は「マイナビニュース」の例)
尚、自社と親和性のあるメディアを選定することで、興味を持ってもらえる可能性をさらに高められるでしょう。
無料配信サービスの活用
プレスリリース配信サービスの中には、一部無料で利用できるサービスやプランもあります。
しかし多くの場合、配信可能数や利用できる機能、サポート範囲などに制限があるため、「無料で利用できる内容」を正しく把握した上で活用しましょう。
有料プランと無料プランの大きな違い
当然ながら有料サービスの方が「サービスの質」に優れており、
- 記事化実績のある複数の提携メディアに配信できる
- 配信に関するアドバイスやフィードバックを受けられる
- プレスリリースのプロに内容を校正してもらえる
といった点は有料プランでこそのメリットです。
一方で、無料プランの多くは有料サービスのトライアルを兼ねていることが多いので、「まずは無料会員から試してみたい」という場合にオススメです。
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無料で使えるプレスリリース配信サービス7選
続いて「無料で使えるプレスリリース配信サービス7選」をご紹介していきます。
各サービスの無料で使える内容をピックアップしておりますのでぜひご参考にしてください。
NEWSCAST | STARTUPプラン
画像:NEWSCAST
「NEWSCAST」では、月額0円で使える「STARTUP」というプランを提供しています。
利用できる主な内容は以下の通りです。
- NEWSCASTにニュース掲載 (月2ニュースまで)
- ウェブクリッピング機能 (1件まで)
-
リリース原稿AI生成機能
無料会員登録後に自動的に適用されるプランになっており、同社ニュースサイトにプレスリリースをニュース掲載することができます。
メディアへのプレスリリース配信を行うには有料プランの利用が必要です。
PR TIMES | スタートアップチャレンジ
画像:PR TIMES
「PR TIMES」では、スタートアップ企業を対象とした「スタートアップチャレンジ」という無償プログラムを提供しています。
利用できる主な内容は以下の通りです。
- 月1件/累計10件までのプレスリリース配信 (会社設立日から2年間対象)
- サポート&サクセスデスク (プレスリリース作成フォーマットの提供・相談など)
- PRセミナーの開催・ご案内
条件はあるものの無償でのプレスリリース配信が含まれており、スタートアップ企業にとっては活用したいプログラムになっています。
valuepress | フリープラン
画像:valuepress
「valuepress」では、1配信限定のお試し配信プラン「フリー」を提供しています。
利用できる主な内容は以下の通りです。
- valuepressへの掲載
- メディア20媒体へプレスリリースを配信
単発で一回のみですが、メディア20媒体にプレスリリースを配信可能なため、トライアルにぴったりのお得な無料プランになっています。
PressWalker
画像:PressWalker
「PressWalker」は、株式会社KADOKAWAが提供する無料で使えるプレスリリース配信サービスです。
複数のメディアを持つ同社が、コンテンツの基となるプレスリリースを集める目的で提供していることから、プレスリリースの無料配信が実現されています。
利用できる主な内容は以下の通りです。
- プレスリリースのメール配信
- メディア転載 (KADOKAWA社が運営するWEBメディア・提携メディア)
- KADOKAWA社が運営するWEBメディアでの記事化
配信数の上限もないので、KADOKAWA社のメディアを中心に積極的に配信できる点が魅力です。
PRERELE (ぷれりり)
画像:PRERELE
「PRERELE (ぷれりり)」は、誰でも無料・個人情報なしで登録できるプレスリリース掲載サービスです。
様々なカテゴリーのプレスリリースが集まる掲示板のようなシステムになっており、住所、電話番号などの登録がないため気軽に情報を投稿することができます。
利用できる主な内容は以下の通りです。
- プレスリリースを投稿する
- 投稿されたプレスリリースを見る
メディアに直接アプローチするのではなく、あくまで担当者や消費者の目に留まることを目的としたサービスと言えます。
TSUNAGUGU (ツナググ)
画像:TSUNAGUGU
「TSUNAGUGU (ツナググ)」は、プレスリリース・ニュースリリースのWebサービスです。
プレスリリースを、登録不要で簡単に同社のプレスリリースサイトに掲載することができます。
利用できる主な内容は以下の通りです。
- 同社プレスリリースサイトへの掲載 (毎月3件まで)
オプション(¥1,000)でSNSでの提携投稿サービスを利用することができるので、メディア向けというよりも一般ユーザーに情報拡散したい時に利用したいサービスです。
PR-FREE
画像:PR-FREE
「PR-FREE」は、完全無料で利用できるプレスリリース配信サービスです。
利用できる主な内容は以下の通りです。
- プレスリリースのサイト掲載
- 提携メディアへのプレスリリース配信
レポートや校正などのサービスを省くことで無料のプレスリリース配信を実現しており、内容に応じて相性の良い提携メディアプレスリリースを配信してくれます。
ただし、配信先は非公開で閲覧数や記事化を知ることができない点には留意する必要があるでしょう。
まとめ
以上、本記事では、
- 無料でプレスリリースを配信する方法4選
- 無料で使えるプレスリリース配信サービス7選
をご紹介しました。
利用するための条件や機能の制限はありますが、コストを抑えたい中小企業やスタートアップ企業がプレスリリースを試す上で、今回取り上げた無料サービスは有効な方法の1つです。
また、プレスリリースを確実に記事化につなげていきたい場合には、有料サービスで質を求めた方が費用対効果は高まるので、ぜひあわせて検討していきましょう。