プレスリリースを配信する際には、プレスリリース配信サービスを利用するのが一般的です。
プレスリリース配信は、仕組みだけ見れば無料で行える広報活動ですが、メディア掲載につなげていくには、記者や読者の目に留まる工夫を取り入れ、プレスリリース配信サービスを活用するのがセオリーといえます。
しかし、プレスリリース配信サービスを利用したことがない方にとっては、
- 「どれくらいの費用で実施できるの?」
- 「何を基準にサービスを選べばいいの?」
という疑問が浮かぶのではないでしょうか。
そこで本記事では、プレスリリース配信サービスの
- 費用相場
- 主要サービスの費用比較
- 費用対効果を考えるポイント
について解説していきます。
プレスリリース配信を検討する方にとって必見の情報をわかりやすくまとめていますので、ぜひ本記事がご参考になれば幸いです。
目次
プレスリリース配信サービスの費用相場
一般的に、プレスリリース1配信あたりの費用相場は1万円〜5万円くらいです。
ただし、同じ料金帯でも対応するサービス内容や配信メディア数などに違いがあるため、各サービスの特徴や自社の配信目的などを踏まえて利用するサービスを検討する必要があるでしょう。
また、「料金体系」もプレスリリース配信サービスによって異なります。
詳しくは次項で解説していきますので、サービス検討の際にぜひご参考にしてください。
プレスリリース配信サービスの主な料金体系
プレスリリース配信サービスでは、主に次のような料金体系が設定されています。
- 従量課金制:一配信ごとに料金が発生
- 定額(年額)制:期間内に定められた回数または無制限で配信可能
- 無料サービス:登録・利用に費用が掛からない、有料プランのトライアルの場合もあり
各料金体系によってメリットや特徴が異なるので、それぞれ解説していきます。
従量課金制:一配信ごとに料金が発生
一配信ごとに料金が発生する「従量課金制」は最もスタンダードな料金体系であり、大手プレスリリース配信サービスでもよく採用されています。
「従量課金制」のメリットには、
- 1本毎に費用が発生するため配信毎に効果測定しやすい
- 1本=1案件で担当者からサポートが受けられるサービスが多い
という点が挙げられます。
手厚いサポートを得られるので、1本のプレスリリースにリソースを注ぎ、確実に複数のメディア掲載を獲得したい場合に特に効果的と言えます。
定額制:期間内に定められた回数または無制限で配信可能
月額・年額で料金が発生する「定額制」は、配信し放題など、同時に複数のプレスリリースを打ち出せる点が特徴です。
「定額制」のメリットには、期間内に数多くのプレスリリースを配信できる点が挙げられます。
月に何本ものプレスリリースを配信したい場合などにおすすめですが、一方で、依頼できるサービス範囲は従量課金制よりも少なくなるケースが多いです。
作成サポートや校正、内容をヒアリングした上でのアドバイスや効果測定など、ノウハウ面で手厚いサポートを受けたい場合は従量課金制のサービスを選ぶなど、目的に合わせて使い分けることをオススメします。
無料サービス:登録・利用に費用が掛からない、有料プランのトライアルの場合もあり
プレスリリース配信サービスには、無料で利用できるものも存在します。
無料サービスの多くは有料サービスのトライアルとして提供されているケースが多く、うまく活用することで安価にプレスリリース配信を試せる点がメリットです。
また、中には完全無料を謳ったプレスリリース関連のサービスもありますが、
- 自社サイトやSNSに掲載するのみの受動的なサービス
- 配信先メディア及び掲載実績が非公表で広報力に乏しいもの
が多いので、完全無料にはそれなりの理由があるという点を覚えておきましょう。
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主要なプレスリリース配信サービスの費用比較
続いて、「主要なプレスリリース配信サービスの費用比較」として、
- @Press
- NEWSCAST
- PR TIMES
- 共同通信PRワイヤー
- valuepress
- Dream News
上記6社の費用面にフォーカスして解説していきます。
以下の表をご覧ください。
1配信あたり | 定額プラン | 無料プラン | 特徴 | |
@Press | 30,000円〜 | 複数回チケット有り | - | 専任サポート付き
メディアリスト作成 |
NEWSCAST | - | 50,000円/月〜 | 有 | ニュース動画生成
リリース原稿AI生成 |
PR TIMES | 30,000円〜 | 70,000円/月〜 | - | 豊富な提携メディア数 |
共同通信PRワイヤー | 30,000円〜(お試し) | 75,000円/月〜 | - | 海外向け翻訳無料 |
valuepress | 30,000円〜 | 35,000円/月〜 | フリー(お試し) | プロによる原稿作成・添削 |
Dream News | - | 15,000円/月〜 | - | - |
大手2社「@Press」「PR TIMES」では、1配信あたり30,000円〜が基本になっています。
「@Press」は専任スタッフによる手厚いサポート体制、「PR TIMES」は豊富な提携メディア数をそれぞれ強みにしており、両サービス共に、1配信で複数のメディア掲載を狙える点が魅力です。
また、「valuepress」も1配信30,000円〜ですが、定額ならば35,000円/月〜ということで、複数のプレスリリースをコンスタントに配信していきたい場合に料金面でお得な印象を受けます。
「共同通信PRワイヤー」は、お試し後のスポット配信が1回78,000円、年間定額プランが月々75,000円と最も高い料金設定になっていますが、海外向け配信に強みを持ちます。
中堅価格の「NEWSCAST」は、ニュース動画生成やリリース原稿AI生成など、作業効率に定評があるので、人的リソースを含めた費用対効果に期待できます。
料金の安さで言えば、「Dream News」が15,000円/月〜となっており、原稿代行や校正には別途費用がかかりますが、社内にプレスリリース作成の十分なノウハウがある場合、非常に安く利用することができるでしょう。
プレスリリース配信サービスの費用対効果を考えるポイント
利用するプレスリリース配信サービスを費用面から検討する際には、単に料金だけではなくサービスの内容や期待できる成果に注目する必要があります。
最後に、プレスリリース配信サービスの費用対効果を考える際のポイントを解説していきますので、利用サービスを検討する際の考え方として是非お役立てください。
提携メディア数や転載先のバリエーション
プレスリリースの広報効果は、メディアに掲載されて初めて真価が発揮されるものです。
よって、提携メディアや転載可能なメディアサイトの数が多いほど、メディア掲載の恩恵を受ける機会を増やすことにつながります。
また、プレスリリースのメディア掲載は、企業情報とメディア媒体の親和性も重要です。
提携メディアが豊富な方が様々なジャンルのプレスリリースにも対応しやすいので、プレスリリースの内容にマッチしたメディア選定に期待できるでしょう。
提携メディア数に関しては以下の記事で詳しく説明していますので、併せてご覧ください。
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効果測定の有無とメディアからのフィードバック
プレスリリース配信でメディア掲載を獲得するためには、最新トレンドや読者の傾向を反映させることも重要です。
プレスリリース配信後に効果測定が可能なサービスを選ぶことで、次回配信時に向けた対策や改善につなげることができます。
また、専任サポート付きの配信サービスでは、メディアからのフィードバックを共有してくれるケースもあるので、競合よりも有利にプレスリリースの記事化を狙っていけるでしょう。
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記事掲載や取材獲得の実績
プレスリリース配信サービスの記事掲載や取材獲得の実績は、費用対効果を測る上で非常にわかりやすい指標になります。
というのも、プレスリリースのメディア掲載は、多方面のステークホルダーとの良好な関係から生まれるものであり、実績と信頼の積み重ねが次の記事掲載にもつながっていきます。
すでに実績のあるプレスリリース配信サービスであれば、より多くのメディアや記者との関係性を構築していることが窺えるため、確かな成果を得やすいと言えるでしょう。
まとめ
今回は、プレスリリース配信サービスの費用面を中心に解説させていただきましたがいかがでしたでしょうか?
最近は様々なプレスリリース配信に関するサービスが登場しており、安価に利用できるものも増えてきています。
しかし一方で、プレスリリースの記事化は、メディアとの提携や信頼関係も重要であるため、利用料が安くてもなかなか結果に結びつかない側面があるでしょう。
やはり、大切なのは費用に対して十分な効果を見込めるサービスを選ぶことです。
確実な費用対効果に期待できる、実績のあるプレスリリース配信サービスを選ぶなら、記事掲載数国内No1の「@Press」に相談してみましょう。
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