初めてプレスリリースを書く時、「どのように書けば良いのだろう?」と悩む方が多いのではないでしょうか?
実は、プレスリリースには「雛形」と呼ばれるテンプレートが存在しており、発信するテーマごとに構成がある程度決まっています。
本記事では、プレスリリース作成に役立つ「新商品・新サービス向け」のテンプレートをご紹介し、基本構成とポイントを解説します。
初心者の方はもちろん!作業効率を高めたいプレスリリース作成経験者の方も!プレスリリース作成にぜひご活用ください!
目次
プレスリリースのテンプレート「新商品・新サービス編」
新商品・新サービスのプレスリリースは、次の基本構成をもとにして作成できます。
- タイトル
- 冒頭文
- 画像
- 背景
- 特徴(内容)
- 商品概要
- 会社概要
- 連絡先
ポイントをピックアップしながら解説しますので、参考にしてください。
1.タイトル
新商品・新サービスの発売日(開始日)を記載するのがポイント!
その上で、25文字×2行程度で収まる簡潔なタイトルを設定しましょう。
2.冒頭文
リリースする新商品・新サービスの主旨が一目で伝わる簡潔な文章がポイント!
タイトル〜冒頭までを見て記事化を判断するメディアも多いので、
- 【誰が】=会社・店舗
- 【いつ】=リリース日
- 【何を】=商品・サービスの名称
- 【どこで】=発売店舗・方法
を意識し、最後まで読んでもらえるような冒頭文にしましょう。
3.画像
アイキャッチ画像を冒頭文の直下に入れるのがポイント!
視覚情報が新商品・新サービスの理解を早め、読み手の関心を惹きやすくなります。
4.背景
「商品開発の経緯」「どんな人に向けた商品なのか」を掲載するのがポイント!
新商品・新サービスについて情報を掘り下げ、消費者ニーズや業界事情なども織り交ぜながら書くと、プレスリリースで重要な社会的意義もアピールできるでしょう。
5.特徴(内容)
「その商品ならでは」の特徴をピックアップするのがポイント!
また、プレスリリースはあくまで広告はなく広報!宣伝感が強まることのないように、アピールしたい内容は3~4つ程度に絞りましょう。
6.商品概要
メディア側が追加で調べなくても記事にできるような、詳しい情報掲載がポイント!
「発売日」「価格」「購入方法」「サイズ」などをまとめ、商品情報に不足がないようにしましょう。
7.会社概要
発信元の身元が分かれば、プレスリリースの信頼度を高めることができます。
また、簡単に事業内容や企業理念にも触れることで、企業の存在を認知してもらいやすくなります。
8.連絡先
連絡先は、すぐに対応しやすい連絡先を記載するのがポイント!
取材機会を逃さないため、窓口だけでなく新商品の担当者(部署)の連絡先を掲載するのもオススメです。
※一般の方からのお問い合わせを受け付けていない場合、プレスリリースの連絡先は「報道関係者のみ」を対象にしても問題ありません。
その他「新商品・新サービス」のプレスリリース作成のポイント
その他、「新商品・新サービス」のプレスリリース作成では、以下のような点もポイントになります。
企業ロゴをプレスリリース右上に掲載する
新商品・新サービスのプレスリリースでは、発信元の企業認知を高める工夫として、企業ロゴを挿入するのが効果的です。
中でも、最初に視界に入りやすいプレスリリース右上のスペースに企業ロゴを挿入しましょう。
商品の特徴が伝わる文字なし画像を活用する
挿入画像は、商品の細かなデザインやサービスの利用シーンを想起させる上で非常に有効です。
また、文字なし画像はメディアがそのまま再利用しやすいため、記事に取り上げられる可能性を高めることができるでしょう。
SNSコンテンツや外部サイトのリンクを掲載する
ネット社会が浸透する昨今では、新商品や新サービスの理解を助ける参考資料として、SNSコンテンツや外部サイトを活用するのも1つの手です。
新商品の特設ページや、新サービスの使い方の解説動画などを紹介し、補足情報として活用しましょう。
おわりに|なぜテンプレート“雛形”が大切なのか
厳密にいうと、プレスリリースには「これ」といった決まりがなく、レイアウトや記載内容などは発信者側が自由に決められるものです。
しかし、1日に500~1,000件以上のプレスリリースを受け取るメディアは、プレスリリースをゆっくりと読んでいる時間がないことから、次第に、短時間で目を通しても分かりやすい現在のテンプレート“雛形”が形成されました。
結論を先に、挨拶は不要!
前述した背景から、プレスリリースのテンプレートは、結論(要点)をタイトルや冒頭に記載して、先に主旨が分かるようになっている点が特徴です。
また、冒頭に「平素よりご厚情をいただき、誠にありがとうございます。」などの挨拶文を入れるパターンもありますが、基本的にプレスリリースは手紙とは異なるため、挨拶文は必要ありません。
「多忙なメディアがプレスリリースの最後まで目を通すとは限らない」ため、大事な情報ほど前半に掲載することが大切なのです。
プレスリリースの書き方のポイントはこちら!
テンプレートにならい、主旨が簡潔に伝わるプレスリリースを作成できれば、メディア担当者に目を通してもらえる可能性は高まります。
すると今度は、プレスリリースに目を通してもらった上で、どれだけ興味を持ってもらえるかを追求するフェーズに入るでしょう。
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以下の記事で、プレスリリースの配信手順や書き方、タイトルのポイントなどを詳しく解説していますので、ぜひあわせて参考にしてください!
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