初めてプレスリリースを書く時、「どのように書けば良いのだろう?」と悩む方が多いのではないでしょうか?
実は、プレスリリースには「雛形」と呼ばれるテンプレートが存在しており、発信するテーマごとに構成がある程度決まっています。
本記事では、プレスリリース作成に役立つ「イベント・セミナー向け」のテンプレートをご紹介し、基本構成とポイントを解説します。
初心者の方はもちろん!作業効率を高めたいプレスリリース作成経験者の方も!プレスリリース作成にぜひご活用ください!
目次
プレスリリースのテンプレート「イベント・セミナー編」
イベント・セミナーのプレスリリースは、次の基本構成をもとにして作成できます。
- タイトル
- 冒頭文
- URLリンク
- 開催内容
- 開催概要
- 会社(主催者)概要
- 問い合わせ先
ポイントをピックアップしながら解説しますので、参考にしてください。
1.タイトル
イベント・セミナーの内容が伝わる文言と開催場所を含めるのがポイント!
「〇〇イベント」「〇〇セミナー」といった主旨が一目で伝わる文言が好ましいです。
また、来場型のイベント・セミナーでは「どこで開催されるのか」が重要なため、地域性が伝わる情報を含めましょう。
その上で、25文字×2行程度で収まるのが理想です。
タイトル参考例▼
- 京都府北部のオモロイ企業が大集結!学生と一緒に考えた 移住&就活の情報収集が同時にできるイベントを12/20に開催!|@Press
- セミナー『LD・ADHD等の心理的疑似体験プログラム in 宮崎県』を開催します|@Press
2.冒頭文
イベント・セミナーの主旨を簡潔に明記するのがポイント!
また、メディアがイベントやセミナーを紹介する際は「誰に向けて告知するべき内容なのか」が重要なため、参加対象者がわかる文言を加えるのがオススメです。
3.URLリンク
イベントやセミナーのプレスリリースでは、参加希望者が詳細を確認できるように、参加フォームや特設サイトのURLを、プレスリリースの前半部分に掲載しておきましょう。
4.開催内容
詳しい実施内容に加えて、開催する目的や背景も記載するのがポイント!
特に、イベントやセミナーを通して得られることが伝わると、読み手やメディアに開催意義をアピールできます。
5.開催概要
参加する際に必要な基本情報を、“箇条書き”でわかりやすく記載するのがポイント!
- 【誰が】=主催者や講義者
- 【誰に】=参加対象者(例:小学生・60歳以上・介護従事者など)
- 【いつ】=開催日
- 【どこ】=会場・アクセス
- 【どのように】=申込方法
とった重要事項に加えて、参加費や参加条件、定員など、必要な情報をもれなく記載しましょう。
6.会社(主催者)概要
主催者の情報を明示することで、イベントやセミナーの信頼度を高めることができます。
※講師やゲストがいる場合には、詳しいプロフィールを前半(開催内容など)に記載しましょう。
7.問い合せ先
イベント・セミナーのプレスリリースでは、
- お客様(参加者)向けの「イベント・セミナーに関するお問い合わせ先」
- メディア(報道関係)向けの「プレスリリースに関するお問い合わせ先」
を分けるのがポイント!
窓口を分けることで、各方面に対して迅速な対応が取りやすくなります。
「イベント・セミナー」のプレスリリースを作成してみる▼
その他「イベント・セミナー」のプレスリリース作成のポイント
その他、「イベント・セミナー」のプレスリリース作成では、以下のような点もポイントになります。
参加をオススメしたいターゲットを明確にする
イベント・セミナーのプレスリリースでは「どんな人におすすめか」を伝えることが重要です。
ターゲット層が明確であるほど、メディアが特集記事などに取り上げやすくなります。
参加をオススメしたい人物像について掘り下げる内容を加えていきましょう。
実施内容が想像しやすい文字なし画像を活用する
イベントやセミナーは形のある商品とは異なるため、実施内容を具体的に伝えることが課題となります。
そのため、実施内容や雰囲気が伝わる画像を活用し、参加シーンをイメージさせる工夫が有効です。
また、文字なしの画像であればメディアがそのまま再利用しやすく、記事に取り上げられる可能性を高めることができます。
募集開始に備えて早めにプレスリリースを配信する
プレスリリース送付からメディアの記事化までは一定の期間を要し、取材がある場合には1〜2週間のタイムラグが生じることもあります。
「メディアがせっかく注目したのに取材の期間が足りない」となってしまっては非常にもったいないです。
イベント・セミナーのように参加募集がある施策のプレスリリースは、募集開始に備えて早めに配信するようにしましょう。
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【事例】イベントの集客力を高めるプレスリリースの書き方とポイント解説
おわりに|なぜテンプレート“雛形”が大切なのか
厳密にいうと、プレスリリースには「これ」といった決まりがなく、レイアウトや記載内容などは発信者側が自由に決められるものです。
しかし、1日に500~1,000件以上のプレスリリースを受け取るメディアは、プレスリリースをゆっくりと読んでいる時間がないことから、次第に、短時間で目を通しても分かりやすい現在のテンプレート“雛形”が形成されました。
結論を先に、挨拶は不要!
前述した背景から、プレスリリースのテンプレートは、結論(要点)をタイトルや冒頭に記載して、先に主旨が分かるようになっている点が特徴です。
また、冒頭に「平素よりご厚情をいただき、誠にありがとうございます。」などの挨拶文を入れるパターンもありますが、基本的にプレスリリースは手紙とは異なるため、挨拶文は必要ありません。
「多忙なメディアがプレスリリースの最後まで目を通すとは限らない」ため、大事な情報ほど前半に掲載することが大切なのです。
プレスリリースの書き方のポイントはこちら!
テンプレートにならい、主旨が簡潔に伝わるプレスリリースを作成できれば、メディア担当者に目を通してもらえる可能性は高まります。
すると今度は、プレスリリースに目を通してもらった上で、どれだけ興味を持ってもらえるかを追求するフェーズに入るでしょう。
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以下の記事で、プレスリリースの配信手順や書き方、タイトルのポイントなどを詳しく解説していますので、ぜひあわせて参考にしてください!
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