生活者の「社会的意識・行動に関する調査」結果を発表 法令遵守だけでは足りない! 商品の社会的取り組みが評価される時代に 3人に1人が、法令遵守以上の取り組みをしている商品を 特別に評価 環境、人、社会への配慮を東京オリンピックにも期待
株式会社ヤラカス舘SoooooS.カンパニー(本社:大阪市、カンパニー長:中間 大維)では、生活者の社会的意識や行動を探るためのアンケート調査を2016年3月に実施しました。
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2016年に入ってからもスポーツ界における違法賭博問題や自動車における燃費改ざん問題など、さまざまな不祥事が起こっており、生活者の社会的意識はますます高まっていると言われています。
今回の調査でも、「法令を遵守した上で、さらに環境や人、社会への特別な配慮がある商品(=ソーシャルプロダクツ)」に他の一般的な商品との違いを認める生活者が4割弱に達するなど、それが裏付けられる結果となりました。
現在は、「どれが社会性のある商品(=ソーシャルプロダクツ)に該当するのか分からない」などの理由から、ソーシャルプロダクツを買っている人は1~2割程度にとどまっていますが、東京オリンピックを持続可能性に配慮した大会にする期待も高く、今後、分かりやすさや品揃え、コミュニケーションなどの課題を解消していくことで、ソーシャルプロダクツのマーケットは拡大していく可能性があります。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査対象:20代~60代の男女500人
調査地域:全国
調査期間:2016年3月2日~3日
調査会社:株式会社マーシュ
【調査結果とポイント】
(1) 法令遵守以上の社会的取り組みを行っている商品を、生活者の3人に1人が特別なものとして評価
「法令を遵守した商品」と、「法令を遵守し、さらに環境や人、社会への特別な配慮がある商品」とでは、両者に違いがないという人は16.4%しかおらず、違いがあるとする人は35.2%となりました。
また、商品の社会的取り組みが、商品の購入あるいはその検討、イメージアップなどにつながる人は65.2%に達することが分かりました。
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(2) 現在、社会性のある商品を購入している人は1~2割。今後の関連市場に拡大余地
社会性のある商品で、現在の購入の割合が最も高いのはエコ商品の26.8%、最も低いのはフェアトレード商品の10.0%となっています。また、現在そうした商品を購入している人でも、それらが買い物全体に占める割合は10%未満にとどまる人が8割となりました。
こうした中で、社会性のある商品の将来の購入意向はいずれも30%前後になるなど、意識と行動にはギャップがあり、それを埋めることでマーケットには相当程度、拡大の余地があることが明らかとなりました。
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(3) 「機能・品質」などの商品力を高めた上で、社会的な取り組みの訴求をするのがファン獲得への道!?
社会性のある商品を購入している人の約半分が、そうした商品を買う際に「機能・品質を最も重視する」と回答しました。続く「価格を最も重視する」を合わせると、8割近くが「社会的取り組み」以外を最重視しています。
一方で、コミュニケーションについては、社会性のある商品を購入している人の4割強が「社会的課題の解決」について訴求されることが自分に「響く」と回答しています。
こうしたことから、社会性のある商品であってもまずは商品力を高めることが重要であり、そこを満たしてユーザーになってもらった上で、社会的取り組みについてコミュニケーションすることが、ファンになってもらう上で有効であることが示唆されました。
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<グラフ3-2>
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(4) 5割を超える人が、東京オリンピックを持続可能な大会にすることに期待
環境や人、社会への特別な配慮は東京オリンピックに対しても求められています。54.4%の人が、オリンピックで使用するものに環境や人、社会に配慮したものを取り入れるなど、東京オリンピックを持続可能性に配慮したものにすることを評価しました。
<グラフ4>
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※グラフ内の数字は四捨五入の関係で、合計が100%にならない場合がございます。
■株式会社ヤラカス舘SoooooS.カンパニー
ヤラカス舘は創業120年のマーケティング・エージェンシー。SoooooS.カンパニーはその中で、より良い社会づくりにつながるソーシャルな事業・商品開発や、マーケティング・コミュニケーション支援を専門に実施。また、フェアトレード、オーガニック、3R、寄付つきなど、ソーシャルプロダクツに特化したオンライン・ショッピングモールSoooooS.(スース http://sooooos.com )も運営中。
所在地(本社):大阪市中央区瓦町2丁目6番6号
(東京):東京都中央区銀座5丁目12番5号 白鶴ビルディング3階
代表者 :カンパニー長 中間 大維
- カテゴリ:
- 調査・報告
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