【第9回】e-株主リサーチ 個人投資家モニターアンケート

【第9回】e-株主リサーチ 個人投資家モニターアンケート

~2008年個人投資家の約9割が「損」!~

IRコミュニケーション支援の株式会社エーツーメディア(所在地:東京都港区、代表取締役社長:永山 均、URL: http://www.a2media.co.jp )は、個人投資家と上場企業を繋ぐコミュニケーションツールであるe-株主リサーチを使った個人投資家モニターアンケートを実施しています。アンケートの結果ダイジェストは以下の通りです。

米国発の金融危機に端を発する世界的な景気後退が顕著となった2008年、個人投資家の約9割が損失を出していることがわかった。100年に一度と言われる経済危機において、各企業の次なる戦略に対する個人投資家の眼は、一層厳しさを増してくるのではないか。

< 調査結果概要 >
■ 2008年投資損益は約9割が「損」
2008年の投資の自己評価を尋ねたところ、「かなりの損失が出た」(76%)、「多少損切りをした」(12%)と損失を出したとの回答が約9割を占めた。「予想以上の利益が上がった」(1%)、「予想通りの利益を上げることができた」(2%)と利益を得ることができたのはわずか3%という結果となった。前年に行った2007年の同様の設問と比較してみると、「かなりの損失が出た」は45%(2007年)⇒76%(2008年)とその割合が大幅にアップ(31ポイント)している。

■ 2008年最も興味を引いたニュースは「リーマン・ブラザーズ経営破綻」
2008年の経済・株式関連ニュースで興味を引いたものを尋ねたところ、「リーマン・ブラザーズ経営破綻」(62%)が最も多く、続いて「東京株、バブル後最安値を記録」(48%)、「原油価格の高騰と急落」(34%)の順となった。過半数が「リーマン・ブラザーズ経営破綻」を選んでおり、飛びぬけて関心が高かったことが伺える。

■ 2008年注目した企業は「トヨタ自動車株式会社」、「任天堂株式会社」、「三菱商事株式会社」
注目した企業は、「トヨタ自動車株式会社」(644票、20%)、「任天堂株式会社」(98票、3%)、「三菱商事株式会社」(80票、3%)の順となり、全体の2割が「トヨタ自動車株式会社」を挙げ、圧倒的に注目を集めていたことがわかった。注目した理由として、「トヨタ自動車株式会社」では、最高益から赤字へ転落したことへの驚きのコメントが多数を占めた。「任天堂株式会社」は、商品力の強さ、株価・業績の堅調さなどに注目が集まっており、「三菱商事株式会社」は、資源関連価格や為替の変動と結び付けて注目している回答者が多くを占めていた。

■ 2008年の投資を表す漢字1文字は「損」
2008年の投資を表す漢字1文字を尋ねたところ、「損」(437票、13%)が最も多く記述された。清水寺で発表された今年(2008年)の漢字「変」は11番目と、個人投資家目線での1文字とは違いが鮮明に現れた。2番目以降は、「落」(333票、10%)、「忍」(250票、7%)の順。TOP10に入った1文字は、「損、落、忍、減、乱、激、耐、下、崩、失」とネガティブイメージのキーワードのみがTOP10を占める結果となった。

■ 日経平均の見方はやや楽天的
2009年末の日経平均株価予想値を尋ねたところ、「10,000~12,000円未満」(36%)、「8,000~10,000円未満」(30%)、「12,000~14,000円未満」(15%)の順となった。アンケートを実施した当時の8,500円台(2008年12月25日終値)を基準とすると、約6割が2009年末までに株価が上昇するとみていることがわかった。

結果はこちら、 http://www.a2media.co.jp/e_kabunushi/release.html

< 調査概要 >
調査方法  :インターネットを利用したアンケートリサーチ
調査対象者 :株式会社エーツーメディアのe-株主リサーチモニター会員
調査期間  :2008年12月25日~2009年1月13日
集計回答人数:3,399人
質問項目
1.性別 2.年齢 3.職業 4.個人年収 5.投資資金 6.株式投資歴 7.保有銘柄数 8.投資スタイル 9.2008年投資損益 10.2008年もっとも注目した企業 11.注目した理由 12.2008年経済・株式関連ニュースへの興味 13.2008年株価・企業業績への影響項目 14.2008年に投資した商品 15.2009年投資を考えている商品 16.2009年末の日経平均予想 17.2008年の投資を表す漢字1文字

< e-株主リサーチモニター属性 >
母集団属性(2008年12月31日現在)
性別:男性76%、女性24%
年代:29歳以下3%、30代25%、40代28%、50代21%、60代16%、70歳以上6%
職業:会社員44%、会社役員5%、公務員・非営利団体職員10%、自営業9%、パート・アルバイト・フリーター4%、専業主婦11%、学生1%、無職・定年退職14%、その他3%

< e-株主リサーチについて >
株式会社エーツーメディアが実施する個人株主を対象としたインターネット調査。次の3つのサービスを提供。

1. e-株主リサーチ
上場会社が主に本決算、第2四半期(中間)決算期に個人株主向けに配布する年次報告書内にてアンケート告知を行い、インターネットサイトに誘導し回答するシステム(携帯電話でも回答可能)。IR担当者はリアルタイムで回答状況を把握できるだけでなく、同時期に実施している他社との結果比較も可能。従来までのはがきを利用した株主向けのアンケートに比べ、劇的なスピードアップとコストダウンを実現。2008年12月31日現在で上場企業約360社の採用実績あり。

2. e-株主モニターアンケート
e-株主リサーチ回答者に対してモニター会員の登録案内を行い、現在約12,000名(2008年12月31日現在)が登録中。時事問題やトレンドをテーマに、個人投資家モニターの考え方や意見について不定期に調査を実施中。個人株主の実態や企業のIR活動への要望などを分析し、個人株主と上場企業のコミュニケーションの円滑化を図っていきます。

3. e-株主フェア
オンラインで実施する個人投資家向け会社説明会です。e-株主リサーチモニターを中心に来場案内を行いますので、投資経験豊富な個人投資家にアピールすることが可能です。また、会社説明閲覧後のアンケートにより、個人投資家のホットな声を直接聞くことができます。個人投資家コミュニケーションの場としてご活用いただけるサービスです。


■ 株式会社エーツーメディアについて
会社名 : 株式会社エーツーメディア
所在地 : 東京都港区西新橋3-3-1 西新橋TSビル7F
設立日 : 2002年8月8日
資本金 : 6,230万円
代表者 : 代表取締役社長 永山 均
URL   : http://www.a2media.co.jp
事業内容: IR企画・制作、年次報告書・アニュアルレポート・会社案内作成、IRサイト・コーポレートサイト構築、映像メディア作成、事業会社向けインターネットマーケティング、コンサルティング

株式会社エーツーメディアは、ディスクロージャービジネスの大手、株式会社プロネクサスのグループ会社としてEnhanced IRを企業理念にIR活動を支援しています。Enhanced IRとは、さまざまなマーケティング手法を駆使し、IR活動の領域を広げることで、顧客企業の投資家を中心にステークホルダーへのプレゼンスを改善・向上していこうという考えです。株式会社エーツーメディアは、e-株主リサーチやe-株主モニターアンケートの結果と、多方面からの情報を連動させ、独自の知的アセットを構築し、市場の求めるメディアのあり方を模索していきます。

カテゴリ:
調査・報告
ジャンル:
金融
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