イーシー・ワン、アットホーム株式会社の 不動産仲介業務総合支援システム(ATBB)を受託開発し、 全国展開に向けスタート
~技術者レベルに依存しないシステム開発方法で大規模基幹システムを構築~
株式会社イーシー・ワン(本社:東京都中央区、代表取締役社長(CEO):最首 英裕、以下 EC-One)は、不動産総合情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:松村 文衞、以下 アットホーム)より、同社の不動産業務総合支援システム【ATBB(アットビービー)】の開発委託を受けてシステム開発を進めておりましたが、このたび全国展開稼動を開始しましたので、お知らせいたします。
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主な機能概要図
同システムは、物件情報の入手から、エンドユーザー向けインターネット公開、さらに物件の管理機能といった不動産仲介業務の様々なシーンで必要な情報、手続きを網羅した、不動産業のベース(土台)となるシステムであり、不動産仲介業務の運用管理を革新する画期的なものです。
EC-Oneとしては、過去最大級のプロジェクトであり、構築に約1,300人月を費やして実現しました。業種の特性を考慮し、かつシステム開発の生産性を高めるため、以下に挙げるような最適な技術を採用して構築しております。
主に採用した技術的要素は以下の点です。
・プログラミング言語は生産性・再利用性を考慮してJavaを採用。
・フレームワークとしてEC-One自社製品のJ2EEフレームワーク『cFramework』を基盤とした上で、共通部品開発を行い、大幅に生産性向上・開発期間短縮を実現しました。
・従来のオブジェクト指向開発において問題となっていた、技術者へのスキル依存性を極力排除し、業務機能を標準化されたアプリケーションアーキテクチャーで効率よくシステム化する開発手法を適用しました。その結果、開発効率性は勿論のこと、品質にもバラツキがなく、後のテストフェーズの工数短縮に大きく貢献しました。
・一部開発フェーズにおいて、中国大連におけるオフショア開発を実施しました。
・テストフェーズにおいては、単なるシナリオ通りにテストを行うのではなく、次フェーズテスト(結合・総合テスト)の品質基準を意識し、テストを行いました。その結果、単体フェーズで9割以上のバグを摘出し、結合テスト以降スケジュール通りにプロジェクトが進みました。
・テスト・運用フェーズにおいては、パフォーマンスを始め、問題箇所早期解決のためのJ2EEアプリケーション監視ツールCA社『Wily Introscope(R)』を採用しました。
・地理情報システム(GIS)を構築し、ATBB上の物件情報と連動させました。
今後はアットホーム社内で保守作業・追加開発作業が出来るよう、EC-OneによるJavaの技術者育成、技術トランスファを実施する予定です。
■アットホーム株式会社 執行役員 鶴森様からのコメント
今回のシステムは
1.35,000を超える利用ユーザ数
2.250万件を超える物件情報
3.既存システムとの複雑な連携
4.並行稼動およびサービスを維持しながらの既存サービスからデータ移行(現在進行中)
など、非常に難易度の高い要件であったと認識しています。それに対し、イーシー・ワンの各ご担当者様は高い当事者意識を持ち、弊社担当者との綿密なコミュニケーションにより、この要件の複雑さを理解し、システムを構築していただき、無事にカットオーバーできたことに大変感謝しております。
【株式会社イーシー・ワンについて】
会社名 : 株式会社イーシー・ワン
所在地 : 〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町2-13-13 共同ビル
代表 : 最首 英裕
設立 : 1998年(平成10年)4月14日
URL : http://www.ec-one.com/
1998年設立以来、一貫してJavaによるコンポーネント開発を手がけています。企業システムのオープン化が進む中、EC-Oneのノウハウを用いてコンポーネントによる標準化を行う企業が増加。製造業を中心に多くの実績を積んでいます。労働集約的なソフトウェア業界を、ソフトウェア資産の共有化・再利用により、知識集約への転換を図り、より高い生産性・想像力を発揮しうる事業への転換を図るコンサルティング・開発・事業化支援を行っています。
【アットホーム株式会社について】
アットホームは1967年の創業以来、「アットホーム全国不動産情報ネットワーク」を基盤に、不動産情報メディア・不動産業務ソリューション等の事業を通じて、不動産に携わる全ての個人・企業の皆さまのお役に立つサービスを提供しています。
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