計21作品の連載小説・エッセイが読める! 作家・冲方丁さんのロングインタビューも掲載の 「別冊文藝春秋」電子版10号は10月20日発売
文藝春秋電子書籍編集部では、電子文芸誌「別冊文藝春秋」電子版10号を10月20日(木)に発売いたします。
今号は新連載が3作。高殿円さんの「主君 井伊の赤鬼・直政伝」は、徳川四天王として武勲を誇った井伊直政を描く本格歴史エンターテイメント。畑野智美さんの「神さまを待っている」では、派遣先から契約を打ち切られた26歳の女性の視点から、現代の貧困女子の実情を写し出します。山下澄人さんの「ほしのこ」は、父親に連れられて遠くの星からやってきた少女の大いなる冒険を描く、まさに〈日本版・星の王子さま〉です。
東山彰良さん、島本理生さん、朝井リョウさんら人気作家の連載小説やエッセイ、『骨風』で泉鏡花文学賞を受賞した篠原勝之さんの短編「蓮葬おくり」、著者初の現代ミステリー長編『十二人の死にたい子どもたち』を上梓した冲方丁さんのロングインタビューも収録された豪華な一冊となっています。
なお、『十二人の死にたい子どもたち』に関しては、電子書籍で「増量立ち読み版」を無料配信中。こちらも併せてお楽しみ下さい。
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「別冊文藝春秋」電子版10号表紙
■冲方丁さん「『十二人の死にたい子どもたち』刊行記念ロングインタビュー」より
同じ時代を生きる人間、それも十二人の子どもを全員ちゃんと書き分けられるのかとか、会話中心のスタイルで読者を飽きさせずに展開していけるのかとか、不安はたくさんあったんです。それを、ほぼ会話のみで進んでいくゲームのシナリオとか、ものすごく尺(長さ)の制限が厳しいアニメの脚本とか、登場人物がやたら出てくる「マルドゥック」シリーズとか(笑)、それぞれの媒体や作品でありとあらゆる試行錯誤をしてきたことが効いて、書き上げることができた。実はこの作品内でも十二人の書き分けが冒頭とラストでは全然違うものになっていて、この作品にまた一段、僕の筆力をあげてもらったと思っています。
■書誌情報
「別冊文藝春秋 電子版10号」
価格:800円(※電子書店により異なる場合があります)
発売日:10月20日(木)
主要販売電子書店:Kindleストア、楽天Kobo、iBooks Store、Reader Store、紀伊國屋書店Kinoppy、BookLive!、honto他、電子書籍を販売している主要書店
■関連URL
http://www.bunshun.co.jp/mag/bessatsu/
「十二人の死にたい子どもたち」
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/1639054100000000000V
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