<調査リリース>SNSの反響から見る2016年流行語大賞 ト...

<調査リリース>SNSの反響から見る2016年流行語大賞  トップ10入りの秘訣は、ワードが出る「タイミング」だった!

明るい話題は「夏以降」、マイナスな話題は「年初」に出るとよい

 SNSによる競合調査によって企業のマーケティング最適化のサポートをしている株式会社BONDIC(本社:東京都渋谷区、代表取締役:小池 玄)は、2016年1月1日~11月16日(ノミネート前日)までの321日間、2016年ユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされた30ワードがSNS上でどの程度使われ、どのような印象を持たれていたかを分析しました。

年間指標ランキング
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調査結果詳細
http://www.bondic.jp/


■調査結果概要
 まずはポジティブ率やリツイート率などの指標を分析したところ、これらはほとんどノミネートにもトップ10入りにも影響しないことが分かりました。次にSNS投稿数の推移を見たところ、2016年ユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされた30ワードには、「ノミネート発表までに極端な投稿数のピークがある」という共通点が見つかりました。更に、トップ10に選ばれた言葉に絞って分析したところ、半数のSNS投稿数のピークがノミネート発表日直近で起こっていました。その他には、年初に発言されたネガティブワード、ピーク時の投稿数が群を抜いているワードといった特徴が見られます。


■調査結果のポイント
(1)ポジティブ率、1日あたり投稿数、リツイート率、ハッシュタグ率は影響しない
(2)ノミネートまでに極端なピークがある
(3)直近2ヶ月半以内にピークがある
(4)2016年初頭にピークがあるネガティブなワードは選ばれやすい
(5)ピーク時の投稿数が他を圧倒している
(6)推移の型によってはトップ10入りしない
(7)2016年ユーキャン新語・流行語大賞「神ってる」が持つ唯一の特徴


■調査結果のポイント
(1)ポジティブ率、1日あたり投稿数、リツイート率、ハッシュタグ率は影響しない
 まずはポジティブ率、1日あたり投稿数、リツイート率、ハッシュタグ率の4つの指標を分析しました。それぞれをランキング化したところ、各指標が高いものから低いものまでバランス良くノミネートされていることが見えました。加えて、トップ10入りしたワードは、各指標の上位から下位までまんべんなく選ばれていることが分かります。

指標ランキング
https://www.atpress.ne.jp/releases/121581/img_121581_1.jpg

(2)ノミネートまでに極端なピークがある
 ノミネートされた全てのワードには、期間中SNS投稿数が跳ね上がる日がありました。ピークの回数や前後の推移の仕方に細かい違いはいくつか見られましたが、総じてノミネート日までに大きなピークがあることは重要なようです。

ノミネートされた30ワードの投稿数の推移
https://www.atpress.ne.jp/releases/121581/img_121581_2.jpg

(3)直近2ヶ月半以内にピークがある
 トップ10入りしたワードがなかったグループを除外し、ノミネート前日までの期間を4つに分け、それぞれどのタイミングでピークが起こっているか、指標面も加えて見てみました。すると、トップ10入りしたワードの半数が、ポジティブ傾向・ネガティブ傾向に関係なく、投稿数のピークが第4ピリオド(ノミネート発表から2ヶ月半以内)に起こっていました。

投稿数の推移 第4ピリオドにピーク
https://www.atpress.ne.jp/releases/121581/img_121581_3.jpg

(4)2016年初頭にピークがあるネガティブなワードは選ばれやすい
 第1ピリオドに大きなピークが1つあるネガティブワードが、推移の型に関わらずトップ10入りしています。第2・第3ピリオドにあるピークがあるネガティブ傾向のワードは他にもありましたが、どれもトップ10入りしていません。

日々のSNS投稿数の変化:第1ピリオドにピーク
https://www.atpress.ne.jp/releases/121581/img_121581_4.jpg

(5)ピーク時の投稿数が他を圧倒している
 残りのうち「ポケモンGO」は中間ピリオドにピークがありますが、その日の投稿数が2位の「SMAP解散」の4倍以上と圧倒しており、これがトップ10入りする要因になったと思われます。

ポケモンGOの投稿数の推移とピーク時の投稿数(トップ5)
https://www.atpress.ne.jp/releases/121581/img_121581_5.jpg

(6)推移の型によってはトップ10入りしない
 ノミネートされた30ワードは推移の仕方によって7グループに分類することができました。そのうち、年間を通して話題に上りながら数回ピークが起こっている「波型」と、ピーク時と同レベルの投稿数を短期間維持している「映画型」からはトップ10入りしたワードが1つもありませんでした。

投稿数の推移傾向で分類
https://www.atpress.ne.jp/releases/121581/img_121581_6.jpg

(7)2016年ユーキャン新語・流行語大賞「神ってる」が持つ唯一の特徴
 2016年ユーキャン新語・流行語大賞に選ばれた「神ってる」は、トップ10入りしたワードの中で唯一、2回のピークが両方とも第4ピリオドに起こっており、更に2回目のピークがノミネート発表直前に起こっていました。

「神ってる」の投稿数の推移
https://www.atpress.ne.jp/releases/121581/img_121581_7.jpg


■考察
 ノミネート発表付近で極端なピークが起こることは重要なようです。また、ネガティブワードは大きなピークが起こってからの経過時間が長いほうが選ばれやすい傾向にあります。
 そして、大賞に選ばれた「神ってる」はトップ10入りした言葉の中で唯一、目立つピークが第4ピリオドに2回起こっています。更に2回目のピークはノミネート日に非常に近い日で起こっていました。この点からも、ノミネート直前のインパクトは大事なようです。
 ちなみにこの2回目のピークに着目すると、トップ10入りのどの傾向にも当てはまらなかった「(僕の)アモーレ」は、2回目の小さなピークがノミネート直前に起こったことが、トップ10入りに影響しているのかもしれません。


■調査概要
調査方法:SNS投稿分析
調査期間:2016年1月1日~11月16日
対象語 :2016年ユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされた30ワード


■会社概要
商号  : 株式会社BONDIC
代表者 : 代表取締役 小池 玄
所在地 : 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-24-14 EXOS恵比寿5階
設立  : 2005年8月
事業内容: 企業のマーケティング活動最適化に向けての効果的な
      データ活用のサポート、顧客データ分析、SNSによる競合分析、
      アンケートによる競合分析、マーケティングコンサルティング
資本金 : 1,000万円
URL   : http://www.bondic.jp/

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