残業が最も少ないのは「大手調剤薬局」 給与面との総合では「ドラッグストア」が好待遇? "待遇面""成長度""結婚力"男性薬剤師ランキング公開
~大手調剤薬局 VS ドラッグストア VS 地域密着系薬局~
医療分野に特化した人材紹介・派遣を行うアポプラスステーション株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:阿部 安孝)は、男性薬剤師の職場別(大手調剤薬局・ドラッグストア・地域密着系薬局)に待遇面・成長度・結婚力のアンケートを実施。その結果をもとに実施した、各職場3名による座談会のコンテンツを男性薬剤師専門の転職サイト「オレ薬(ヤク)」にて公開しました。
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「オレ薬ランキング」:http://www.oreyaku.com/type_ranking/
■待遇面トップの職場は「ドラッグストア」
~業務量や成果に見合った給料で、自他ともに認める好待遇~
昨今何かと話題になる残業時間。薬剤師の残業状況はどうなっているのでしょうか。
職場別にみて1月あたりの残業時間が最も少ないのは「大手調剤薬局」で、“残業なし”との回答が43%。残りの57%も“1~20時間”という結果でした。続く「ドラッグストア」は“残業なし”27%、“1~20時間”38%、“21~40時間”35%、「地域密着系薬局」は“1~20時間”77%、“21~40時間”23%でした。社会全体での平均残業時間が35時間であることを考えると全体的に残業が少なめの職業と言えそうですが、そのなかでも職場の種類によって開きが見えてきました。
[残業時間] https://www.atpress.ne.jp/releases/121827/img_121827_2.jpg
一方「現在の職場のお給料への満足度」に関しては「ドラッグストア」が最も高く、78%が“満足している”と回答。「地域密着系薬局」「大手調剤薬局」はそれぞれ28%・25%にとどまりました。
[給与満足度] https://www.atpress.ne.jp/releases/121827/img_121827_3.jpg
座談会では、大手調剤薬局勤務者の「ドラッグストアは激務な印象」という意見に対して、ドラッグストア勤務者が「土日祝出勤・シフト勤務が基本で残業の概念があまりなく、それに見合った給料がもらえているから満足度が高いのかも」と回答する場面も。アンケートおよび座談会での議論の結果、待遇面トップの職場は「ドラッグストア」とランク付けしました。
■成長度トップの職場は「地域密着系薬局」
~教育も柔軟でステップアップしやすい環境~
続いては、成長度をはかるため「現在の職場でステップアップができると思うか」を尋ねました。“できると思う”という回答が最も多かったのは「地域密着系薬局」の55%。「大手調剤薬局」が38%、「ドラッグストア」が27%と続きました。地域密着系薬局勤務者は「小さな薬局はFCや独立支援を積極的に行っていたり、経営者に近い感覚で働けたりすることが大きいのでは?」と語りました。
[ステップアップ] https://www.atpress.ne.jp/releases/121827/img_121827_4.jpg
成長・ステップアップの一因となる教育体制についても確認するため、「職場の教育や研修制度が整っているか」も質問。こちらも“整っている”との回答は「地域密着系薬局」が最も多く、65%。「大手調剤薬局」は58%、「ドラッグストア」は32%でした。
大手調剤薬局勤務者が「研修はあるけど会社全体で行うものなどで、密度の濃い体験は少ない」と語る一方、地域密着系薬局勤務者からは「オーナーに希望すれば外部の研修を受けさせてくれることもある」といった意見も聞かれ、小さいからこそ融通が利く様子。
成長度については、満場一致で「地域密着系薬局」を1位とランク付けしました。
[教育体制] https://www.atpress.ne.jp/releases/121827/img_121827_5.jpg
■結婚力トップの職場は「大手調剤薬局」
~既婚率もさることながら、職場結婚率も5割以上~
最後に、やはり気になる結婚の実態を調査しました。2016年に実施した調査で、薬剤師は総じて結婚に向いている傾向であることがみえてきました(*2)が、職場による違いはあるのでしょうか。
既婚率が最も高かったのは、「大手調剤薬局」でなんと100%。「地域密着系薬局」「ドラッグストア」もそれぞれ、87%・68%と決して低くはありませんが、「大手調剤薬局」がダントツの結果となりました。
さらに「大手調剤薬局」では、半数以上にあたる52%が“(その相手と)職場で出会った”と回答。新卒採用として同じタイミングで多数の入社者がいることや、一斉研修の存在がこの結果に繋がっているようです。
ドラッグストア勤務者からも「化粧品メーカーの美容部員さんなど薬剤師以外の女性が出入りするので出会いはある」という意見があがりましたが、結婚力トップの職場としては「大手調剤薬局」をランク付けしました。
[既婚率] https://www.atpress.ne.jp/releases/121827/img_121827_6.jpg
[職場での出会い] https://www.atpress.ne.jp/releases/121827/img_121827_7.jpg
以上のように、様々な側面における職場による違いが明らかになりました。それぞれを一概にメリット・デメリットというのではなく、「自分がどのような働き方をしたいか」「何を重視して仕事をしたいか」によって職場を見極める判断材料の一つとすることが重要といえそうです。
今後も「オレ薬」では、薬局間や異業種間など横のつながりが意外に弱い男性薬剤師業界において、職場ごとの特色や働き方など男性薬剤師の“知りたい”ニーズに応えるコンテンツ提供し、様々な働き方の選択肢を提案していきます。
※本件にかかわるアンケートは、男性薬剤師50名を対象に行ったものです。
(*1) 株式会社ヴォーカーズ 働きがい研究所調べ(2016年11月発表)
https://www.vorkers.com/hatarakigai/vol_32
(*2) 自社調べ(2016年7月発表)
https://www.atpress.ne.jp/news/105188
■“薬剤師”の役割の変化に対応する転職サイト「オレ薬」と姉弟サイト「ママ薬」
調剤報酬改定により、「かかりつけ薬剤師」制度の新設や医療費の抑制など薬剤師に求められる役割が大きく変わり、より高度な知識・能力や体力をもった薬剤師の需要が高まっています。こうした背景を受け、薬剤師の転職市場も変化。従来、薬剤師は女性の比率が高く、結婚や出産をきっかけに離職する方が多かったものの、そういったライフイベントに影響されにくい男性薬剤師の需要や、経験豊富な女性薬剤師が結婚・出産後に復職するケースも増えています。
そこで当社では、男性も女性も個々のライフプランに合わせて働き続けるための薬剤師向け転職サイト「ママ薬」「オレ薬」を通じて転職サポートの企画を行っています。
<ママ薬(ヤク): http://www.mamayaku.com/ >
「もっと働きたい」というママ薬剤師の復職をサポートするために開設された転職サイト。働き方に柔軟性のあるパートや派遣社員、契約社員、正社員への復帰をサポートしており、これまでに復職を果たしたママは延べ700人以上に上る。
<オレ薬(ヤク): http://www.oreyaku.com/ >
女性が過半数を占める薬剤師業界において、男性ならではのキャリア形成を応援するために開設された男性薬剤師専門の転職サイト。求人情報を条件だけでなくキャリア別に分類。「出世したい」「地元で医療貢献したい」「自分のペースで自由に働きたい」などの働き方に合わせて検索可能。
【運営会社概要】
商号 : アポプラスステーション株式会社
代表者 : 代表取締役社長 阿部 安孝
所在地 : 〒103-0027 東京都中央区日本橋二丁目14番1号
フロントプレイス日本橋
設立 : 1993年10月25日
資本金 : 4億3,800万円
事業内容: CSO事業、医療・医薬専門職業紹介事業、
医療・医薬専門人材派遣事業
URL : http://www.apoplus.co.jp/
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