インクリメントPと富士通交通・道路データサービス タイで実施の舗装劣化状況把握技術の実証実験の成果を確認
~ASEAN各国での技術適応性とその成果の有用性を確信~
インクリメントP株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:神宮司 巧)と株式会社富士通交通・道路データサービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:島田 孝司)は、インクリメントPの地図情報技術と富士通交通・道路データサービスのスマートフォンを活用した舗装診断技術を組み合わせ、ASEAN地域の発展や日系企業の現地活動に資する新たな道路関連情報サービスの実現を目指し、「舗装劣化状況把握技術の実証実験」をタイで実施し、その成果を確認いたしました。
■実証実験の概要
実施期間:2016年12月
実施場所:タイ王国バンコク市
実施目的:タイにおける、舗装診断技術の適応性評価、および地図情報技術と舗装診断技術の融合による新たな情報サービスの構築検討を目的として実施いたしました。
実験概要:インクリメントPが地図整備を目的として保有する走行調査車両に、富士通交通・道路データサービスが提供する「道路パトロール支援サービス」の路面状況を把握するスマートフォンアプリを搭載。走行時の振動データ等を常時収集し、路面の状態を把握・診断いたしました。またその評価結果をインクリメントPの地図情報技術を活用し可視化、道路アセットマネジメント分野や交通安全対策における活用可能性を検証いたしました。
■実証実験の成果
「道路パトロール支援サービス」は、既に日本国内の複数の道路管理者および維持・補修業者にて活用実績がある舗装診断技術ですが、タイにおいても実運用が可能であることを確認いたしました。また、地図整備を目的として収集している走行画像を活用することで、「道路パトロール支援サービス」で把握・診断された劣化箇所の舗装状態を視覚的に把握することができるため、評価結果の効率的な確認および分析が可能であることを確認いたしました。
■今後の取り組み
インクリメントPと富士通交通・道路データサービスは、今後ASEAN各国で実証実験を継続し、現地国の路面状況に合わせた評価指数、および交通事情に合わせたパトロール手法の最適化を行ってまいります。さらに、将来的にはASEAN地域の道路アセットマネジメント分野における新たな情報サービスを検討し、ASEAN地域の発展、および日系企業の事業拡大に貢献してまいります。
■展示予定について
本実証実験については、2017年5月4日(木)~7日(日)にパシフィコ横浜にて開催される「第50回アジア開発銀行年次総会」内の、当社ブースにて展示を予定しております。
■お問合せ先
株式会社富士通交通・道路データサービス
電話:03-6252-2360
受付時間:9時~17時(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
インクリメントP株式会社
電話:03-6629-4812
受付時間:9時30分~12時、13時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
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