「しばうら鉄道工学ギャラリー」が新豊洲の附属中高に5月21日...

「しばうら鉄道工学ギャラリー」が 新豊洲の附属中高に5月21日(日)オープン

~鉄道黎明期からの歴史が分かる、企業やコレクターからの寄贈品を多数展示~

学校法人芝浦工業大学(東京都港区/理事長 五十嵐久也)では、大学の図書館へ寄贈された鉄道に関するコレクションをもとに、4月より新豊洲に移転した附属中学高等学校(東京都江東区/校長 大坪隆明)内に「しばうら鉄道工学ギャラリー」をオープンします。5月21日(日)には一般来場者向けのオープニングイベントを企画しております。

「しばうら鉄道工学ギャラリー」内観
「しばうら鉄道工学ギャラリー」内観

戦前の鉄道省が設置した東京鐵道中学の流れを汲み、創立90年を超える歴史を持つ芝浦工大附属中高。その歴史を大切にし、鉄道を通して広く工学の魅力を発信します。生徒だけでなく、地域住民にもその貴重なコレクションを公開。今後、定期的な展示コレクションの入れ替えや公開講座といったイベントも計画しており、小規模ながらも個性的なギャラリーを目指します。


【ポイント】
(1) 附属中高の成り立ちにちなんだ、鉄道に関するギャラリーを校舎移転に伴い新設。中学・高校の中に鉄道資料を展示・公開する施設を作るという、日本では初めての試み
(2) 国内の著名なコレクターより寄贈されたコレクションを中心に、常時1,900点(うち閲覧可能な書籍1,400冊)を解説付きで展示
(3) 入場料無料。企画展による展示品入れ替えや公開講座など、各種イベントを実施予定


【一般来場者向けオープニングイベントのお知らせ】
日  時:5月21日(日)10:00~
実施概要:挨拶「東京鐵道中学としばうら鉄道工学ギャラリーの設置趣旨」
     (大坪隆明校長)
     講演「コレクションとギャラリーの詳細解説」(藤田吾郎教授)
     附属中高鉄道研究部による5インチゲージ乗車体験、
     模擬運転台を使ったNゲージ操作体験

■常設物の例
・模擬運転台を利用したNゲージ操作体験(ジオラマは鉄道研究部が豊洲の街並みを製作中)
・各種歴代の切符コレクション
・鉄道車両部品、駅備品などの現物、記念品や記念乗車券など
・車両のシート(115系普通車と485系特急グリーン車)を移設した読書スペース
・1990年代以降の鉄道関係雑誌を中心に単行本と合わせ約1,400冊(閲覧可)

■施設情報
所在地 : 〒135-8139 東京都江東区豊洲6-2-7
開館時間: 火曜日~土曜日 10:00~12:30、13:30~16:00(最終受付は15:30)
休館日 : 毎週日曜日・月曜日、祝日
      ※そのほか、学校行事などの都合により臨時休館することがあります。
       詳しくは、WEBの開館カレンダーでご確認ください。
入場料 : 無料
WEB   : http://www.shibaura-rtg.com

■展示物の例(写真)
1) https://www.atpress.ne.jp/releases/127442/img_127442_2.jpg
2) https://www.atpress.ne.jp/releases/127442/img_127442_3.jpg
3) https://www.atpress.ne.jp/releases/127442/img_127442_4.jpg
4) https://www.atpress.ne.jp/releases/127442/img_127442_5.jpg
5) https://www.atpress.ne.jp/releases/127442/img_127442_6.jpg
6) https://www.atpress.ne.jp/releases/127442/img_127442_7.jpg
7) https://www.atpress.ne.jp/releases/127442/img_127442_8.jpg

■展示されるコレクションの紹介(寄贈順)
・三谷烈弌(あきひと)コレクション
日本放送協会(NHK)国際局のプロデューサーとして活躍し、日本の産業を海外に紹介する番組を数多く手がけた。鉄道をテーマとしたものも多く、国鉄の海外交流(アジア鉄道首脳者懇談会など)や特急「こだま」の運転開始、東海道新幹線開業前の海外来賓を招いての試運転などには国鉄から招待されて同乗取材をしている。ご遺族から寄贈を受け、趣味の鉄道アルバム、鉄道趣味に関する自伝などを所蔵。

・菊地文雄・正雄コレクション
戦前より活躍した鉄道模型のスクラッチ・ビルダー ※。1960年前後に『模型と鉄道』誌などに多数の製作記事を執筆してHOゲージの普及に影響を与えた。ご遺族から寄贈を受け、発展途上期の鉄道模型車両などを所蔵。
※既存の形がまったくない状態から形を作ることをホビーの世界では「スクラッチビルド」と言い、一番難しいとされる技術

・築島裕コレクション
東京大学文学部などで国文学者として教育研究に携わる一方、鉄道切符の収集も行った。ご遺族から寄贈を受け、時系列鉄道切符コレクション(1953年~2000年発行)アルバム約60冊、テーマ別鉄道切符コレクション約60冊など数万点を所蔵。

・星晃コレクション
国鉄において進駐軍向け客車や軽量構造客車の設計などに携わるとともに、実務的、趣味的の両面から多数の記事を執筆し、戦後の鉄道発達の記録を残した。ご遺族から寄贈を受け、執筆書、国鉄時代のアルバム「わが国鉄時代」、関係者に配布された記念品などを所蔵。

・羽深製作所コレクション
鉄道・バス用の方向幕装置などを製作したメーカー。スプリング式の方向幕巻取器をはじめ、数々のユニークな製品を生み出した。また、車両用のローラーカーテンも主力製品であった。最盛期は約30名の従業員で方向幕巻取器の月産2,000台を記録。羽深隆氏から寄贈を受け、方向幕巻取器、ワンマン出入口表示器、ドット式行先表示器などを所蔵。

・岸由一郎コレクション
交通博物館および鉄道博物館の学芸員として活躍。北陸地方を中心とするローカル私鉄の調査や廃線となった鉄道の保存への取り組みで知られた。ご遺族から寄贈を受け、北陸地方のローカル私鉄に関する車両備品や駅備品、部内資料などを所蔵。

・関長臣(ながおみ)コレクション
国鉄鷹取工場の工場長などを歴任した技術者。鷹取工場は蒸気機関車の検修で有名かつ国内有数の工場として知られた。ご遺族から寄贈を受け、シェイ式蒸気機関車の一番ゲージモデル、時刻表約50年分、車両研修資料などを所蔵。

・雑誌コレクション
寄贈いただいた鉄道関係雑誌「鉄道ジャーナル」「鉄道ダイヤ情報」「鉄道ファン」「鉄道模型趣味」「鉄道ピクトリアル」「Rail Magazine」「RM MODELS」「とれいん」の中から1990年代、2000年代発行のもの,および単行本の合計約1,400冊を配架。利用者は自由に閲覧することが可能。

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