【あべのハルカス近鉄本店】 個性豊かな女性職人達に注目! 日本の職人展
日本各地で受け継がれる伝統の技と職人のセンスが光る逸品が集合する催事を開催します。計85店舗が登場します。中でも注目は、創造力溢れる作品が魅力の女性職人にスポットをあてた特集です。
【期間】6月28日(水)~7月11日(火)
【場所】ウイング館9階催会場 ※4日(火)は17時閉場、11日(火)は15時閉場
【初企画】~凜として~もの作りに挑む女性職人達
期間中、6名の女性職人の作品を販売します。「自分が実際に使いたいものを作りたい」という女性職人達の思いは、男性職人とは違った感性、創造力となり、それが作品に表れています。また、日本でただひとりの“女性木地師(きじし)”として活躍する職人、歌手として活躍中の職人など、個性豊かなそれぞれの職人自身にも注目です。
【期間】6月28日(水)~7月4日(火)
「山中漆器の木地部門で唯一の女性伝統工芸士」 山田マコ氏
天正8年(1580年)、石川県加賀市の山中温泉地区で生まれた「山中漆器」。強い力で木を削り、ろくろを操るため、その力仕事ぶりから、元来、屈強な男性の仕事とされてきました。そんな中、日本でただ一人の“女性木地師(きじし)”として活躍する山田マコ氏は、その小柄な体で黙々と木地を削り続けています。
1980年石川県加賀市山中温泉生まれの同氏は、高校・短大と漆器に触れ、「自分で漆器を作りたい」との思いから卒業後は専門の研修所に通いつつベテラン木地師・佐竹一夫さんのもとで特訓を受けることに。そこで木地作り・ろくろ回しの才能を開花させ、なんと5年で独立。伝統の枠を超えた軽やかな作風が特徴です。
<山田マコ>(漆塗り椀)ボウル
(左)3,780円 (右)8,100円
【山中漆器】
石川県の三大漆器の一つ。石川県加賀市の山中温泉地区で生産される漆器で、ろくろを使って削られた素材となる木、「木地(きじ)」が質・量ともに優れているのが特徴。この「木地」を作る職人である木地師(きじし)が人間国宝に指定されるほど、技術的にも優れた側面を持つ伝統工芸品。
「七宝焼の未来を担う話題の若手作家」 田村有紀氏
1986年愛知県七宝町生まれ。武蔵野美術大学卒業。130年以上続く七宝焼窯元「田村七宝工芸」5代目。大学卒業後、歌手として芸能活動に専念していましたが、後継者不足に悩む故郷の窮状を知り、5代目として七宝焼の製作を本格的に始める。宮内庁に商品を収めたこともある両親に師事しながら、魅力をより多くの人に伝えるべく自身の名を掲げた七宝焼のジュエリーライン「七宝ジュエリーTAMURAYUUKI」を立ち上げると話題となり多くのメディアから取材が殺到。全国各地で販売が決まるなど、活躍の場を広げている。後継者不足である伝統工芸の未来を担う1人。
歌手としても活躍中。
<田村七宝工芸>(七宝焼/尾張七宝)
七宝ジュエリー(イヤリング)25,000円
「人間国宝中川衛氏に師事し、17年」 笠松加葉氏
1981年石川県金沢市生まれ。金沢美術工芸大学修士課程修了後、人間国宝中川衛氏に師事し、17年。笠松氏が生み出す作品は、女性ならではの視点が魅力。重厚・高級なイメージのある象嵌ですが、象嵌技法を駆使し、繊細にデザインされた“乙女” 等、身近なものをモチーフにした作品づくりと手ごろな価格設定でより身近な存在に昇華させています。
<笠松加葉>(加賀象嵌)
(左から)
象嵌かんざし セーニョ 21,600円
象嵌帯留 窓明かり 32,400円
「元キャスターの伊勢根付職人」 梶浦明日香氏
1981年岐阜県中津川市生まれ。元NHK名古屋放送局・津放送局キャスター。職人としての生き方や、仲間と助け合い自然とともに暮らす師匠の生き方に憧れを抱き、2010年、取材を通じて出会った中川忠峰氏に弟子入りし、根付職人に。職人として技を磨くとともに、「ゆかたキレイコンテスト」という和服のコンテストに根付をつけて出場(1800人の
中から全国グランプリに選ばれる。)するなど、伝統文化の素晴らしさの発信も精力的に行っています。2016年には飛騨高山現代木彫根付公募展 優秀賞受賞。作品は伊勢志摩サミット会場ホテルにて展示されました。
女性ならではの視点で、日本の昔話をモチーフとした作品や、縁起、祈りをテーマにした作品に力を入れています。
<梶浦明日香>(伊勢根付)
たけのこ 51,840円
※表示価格には、8%の消費税が含まれています。
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