発行総数460万部超! 日本SF最大のヒット作小松左京『日本...

発行総数460万部超! 日本SF最大のヒット作 小松左京『日本沈没』、著者の七回忌に合わせて 電子書籍で「決定版」を発売

 日本を代表するSF作家であった小松左京氏が亡くなったのは2011年。七回忌を迎える2017年7月26日に代表作『日本沈没』の「決定版」が電子書籍として株式会社 文藝春秋から配信されます。

「トランプ政権 予言の書」として40年前の短編「アメリカの壁」が注目されるなど、時代を超えて輝きを放つ小松左京氏。その渾身の作品を、8月8日までの期間限定で特別価格500円(税込)にて配信いたします。この機会にぜひ、お読みください。

 

【『日本沈没』あらすじ】

日本各地で地震が続くなか、小笠原諸島近海で無人島が一晩のうちに海中へ沈んだ。調査のため潜水艇に乗り込んだ地球物理学者の田所博士は、深海の異変を目の当たりにして恐るべき予測を唱えた。

――早ければ二年以内に日本列島の大部分は海面下に沈む!

田所博士を中心に気鋭の学者たちが地質的大変動の調査に取り組むと同時に、政府も日本民族の生き残りをかけて、国民の海外移住と資産の移転計画を極秘に進めていった。

 が、その矢先、「第二次関東大震災」を皮切りに、地震、噴火などが全国各地で発生。想定外のスピードで事態は悪化していく。はたして日本民族は生き残ることができるのか。

 

 災害やパニックのシミュレーションにとどまらず、組織論や危機管理論、日本人論といった様ざまな要素を含む本作は、高度経済成長の終焉や石油ショック勃発といった世相とあいまって、上下二巻の総発行部数は現在までに460万部を超えるベストセラーとなりました。

 1973年公開の映画も記録的な大ヒットとなり、テレビドラマ、ラジオドラマ、コミック化など、原作のマルチメディア展開の先駆けともなりました。2006年には再び映画化されてヒットするなど、時代を超えて受け入れられています。

 

 このたび配信される電子書籍『日本沈没 決定版』には、以下のような過去にない取り組みがなされています。

 

1.世界的なアーティストの生頼範義氏の作品を用いたオリジナル表紙

「ゴジラ」シリーズ、「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」国際版などの映画ポスター、ゲーム「信長の野望」「三國志」のカバーアートも手掛け、幅広い層から今も熱い支持を受けている生頼範義氏が、1973年末の映画「日本沈没」公開時、「週刊少年マガジン」(講談社)の特集用に描きおろした作品を表紙に使用しております。


2.電子書籍としては初の上下一体版

 現在入手可能な『日本沈没』は文庫版、電子書籍版ともに上下二冊に分かれていますが、今回は読者にとって便利な上下一体版。超大作をスマホ等で持ち歩いて、いつでも読むことができます。

 

3.オリジナル図版を収録

 ストーリーをたどりやすくするため、次々と発生する地震、噴火などを時系列で記録した地殻変動マップを制作。また他の電子版ではカットされている原作の図版もとに、カラー図版を制作。小説の科学的なバックボーンであるプレートテクトニクス理論などが分かりやすくなっています。


4.小松左京氏ご遺族による初公開資料などを含めた解説を収録

 小松左京氏のご遺族による、約50,000字におよぶ詳細な解説を収録。『日本沈没』が著者の人生と密接に結びついたものであるばかりか、小松一族の百五十年にもおよぶ歴史が作品誕生に大きく関っていることが明らかにされました。

また初公開となる執筆メモや未採用の草稿など、特典画像も多数収録されています。 


【ご遺族コメント】

 1973年に発表されたこの作品は、当時としては最新のプレートテクトニクス理論を駆使して、列島沈没にいたるまでに各地で起こる大災害を、あたかも現実の出来事のように描写し話題となりました。日本でプレートテクトニクス理論が広く知られるきっかけとなり、日本列島が抱える地殻変動に伴う災害問題を再認識してもらうことにもなりました。

 1995年の阪神淡路大震災では物語の中で描写されていた高速道路の倒壊が実際に起きてしまい、2011年の東日本大震災でも、物語で警告されていた巨大地震と、それに伴う被害の数々が残念ながら現実のものとなりました。

 2011年以降も、地震や火山災害は頻繁に発生し、東海、南海、東南海のプレート型地震や、都市直下型地震や、火山の大規模な噴火など、警戒を要する状態が続いています。

 四つのプレートが、ぶつかり合うという、地球的規模でみても特異な地域に形成された日本列島は、地殻変動から逃れることは出来ず、それに対峙していかねばなりません。

 我々が住む日本列島の“実相”を理解し、それにどう備えるかを考えるために、是非、今読んでいただきたい作品です。

  

 まだ読んでいない方はもちろん、小松左京氏の熱烈なファンまで満足していただけるコンテンツです。ご期待ください。

 

■書誌情報

書名:日本沈没 決定版

価格:800円(税込、※価格は電子書店によって異なります)

※8月8日までの期間限定で500円(税込)

主要販売電子書店:Kindleストア、iBoooksStore、楽天kobo、Reader Store、紀伊國屋書店Kinoppy、honto 他

URL : http://books.bunshun.jp/ud/book/num/1692042600000000000Q

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