日本流行色協会(JAFCA)が、シニア世代の志向を考え選定した 「高齢者を元気にするカラー 2018-2019」を発表
一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA、所在地:東京都千代田区、理事長:中藤 正哉)は、協会の活動のひとつである「高齢者を元気にするカラーデザイン研究会」の研究結果として、今のシニア世代の志向にあった「高齢者を元気にするカラー 2018-2019」を、2017年9月18日の敬老の日に合わせ発表いたします。
一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA): http://www.jafca.org/
一般社団法人 日本流行色協会は、1953年の設立以来、あらゆる商品分野に向けたカラーの先行情報の選定と提案を行っている団体です。
さまざまなトレンドカラーの選定を中心とした活動を行っている中で、増大する高齢者に向けたカラーの指針が曖昧であるという問題意識から、2016年「高齢者を元気にするカラーデザイン研究会」を発足。業界の垣根を越えた人たちが集まり活動する中で、先行きを見据えたシニア向けのカラーを選定することになりました。
この度、2018-2019年に向けたカラーの中から、特に注目されるカラーグループを発表いたします。
なお、このカラーは今後も年に1回選定する予定です。
【高齢者を元気にするカラー 2018-2019】
<グループ名>
「遊 Travel」 住居関連向けの〈住〉と衣服向けの〈衣〉をそれぞれ選定しました。
<カラーの解説>
選定にあたっては、下記の3つの点を重視しました。
1. 人としての尊厳をテーマにする
2. 気持を明るくし、肌の色もきれいにみせる色
3. 遊び心を開放する、心の束縛を解放する色
今回は、3つのグループを選定しましたが、その中のひとつ「遊 Travel」のグループのカラーをご紹介します。
遊は、遊び心を開放する、自分らしく遊ぶという意味を込めています。社会の中で責任をもって過ごしてきたシニア世代が、子供の頃に封印してしまった、人生を純粋に愉しむ心を再び思い出すための色として選定しています。Travel(旅)は、今一泊90万円以上する列車の旅が予約で一杯であるように、「旅」が市場を活性化する大きなキーワードであることから、この名をテーマに加えました。
〈住〉のカラーは、マゼンタやパープルといった、異国のインテリアや香りを感じさせる色で、華やいだ気分になれる空間を作ります。〈衣〉のカラーは、世界各国の手仕事による民族衣装に見られる色、太陽が燦々と降り注ぐ景色を想像させる色で構成しています。特にオレンジとイエローは、気持を明るくする色として注目されます。
これらの色は、単色で用いても良く、カラーグループ内の色を多色ミックスで使用するのも効果的です。
※カラーはその他2つのグループが選定されました。これらの詳細については、11月1日(水)のセミナーで解説いたします。詳細はJAFCAのホームページをご覧下さい。
■「高齢者を元気にするカラーデザイン研究会 Senior Color Study Group(略称 SCSG)」とは
今後増加の一途をたどると予想される高齢者をターゲットに、2016年に日本流行色協会内に設立された研究会です。これまで高齢者向けの商品ではとかく機能に重点が置かれ、カラーは置き去りにされがちでした。本当に高齢者にとって心地よい色とはどういうものか、ファッション、化粧品、住宅設備など様々な産業界の方が集まり、検討、検証する活動を行っています。
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