<初の日本開催>国際情報オリンピック 日本代表を選抜する国内予選競技を実施、 1,099名より選抜、本選に招待
本大会は2018年9月 茨城県つくば市にて 80超の地域から800名超が参加予定
特定非営利活動法人情報オリンピック日本委員会は、来る2018年9月1日~8日茨城県つくば市にて行われる第30回国際情報オリンピック日本大会に向け、日本代表選手を決める第17回日本情報オリンピック(JOI 2017/2018)予選競技を2017年12月10日(日)13:00~16:00(競技時間3時間)に実施いたしました。
■実施結果
今回の予選競技は、高等学校2年生(あるいはそれに相当する学年)以下を対象に一般募集をし、
申込者数 1,099 (内女性 83)
参加者数 961 (内女性 75)
の申込・応募がありました。
この中から、合計81名をJOI 2017/2018本選招待者を招待することが決定いたしました。
2018年2月10日(土)~11日(日)に行われる本選にて成績上位者約20名を第30回国際情報オリンピック・日本大会日本代表選手候補者として、春季トレーニング合宿に招待し、日本代表を決定してまいります。
【第17回日本情報オリンピック JOI2017/2018】
参加申込 : 2017年10月2日(月)~12月7日(木)24:00
予選 : 2017年12月10日(日)13:00~16:00
本選 : 2018年2月10日(土)・2月11日(日)
春季トレーニング合宿: 2018年3月19日(月)~3月25日(日)
実施要領 : https://www.ioi-jp.org/joi/2017/
【国際情報オリンピックとは】
1987年10月にパリで開催された第24回UNESCO[the United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization/国際連合教育科学文化機関]総会において、中等教育段階の生徒たちを対象に情報科学分野の国際科学オリンピックを開始すべきであるという建議が、ブルガリア代表のブラゴベスト センドフ教授[Professor Blagovest Sendov]により提案されました。その建議は採択され、UNESCOの1988ー1989年次計画の主プログラムV「教育と養成・訓練と社会」の「V.2 科学・技術教育」に組み込まれました。
そして、UNESCOの支援の下で第1回のIOI[International Olympiad in Informatics/国際情報オリンピック]が1989年にブルガリアで開かれたのです。IOIは、こうしてIMO(数学,1959)、IPhO(物理,1967)、IChO(化学,1968)に続き4番目に国際科学オリンピックとしての歩みを始めました。
科学分野のオリンピックは現在、数学、物理、化学など7種ありますが、国際情報オリンピック(IOI)は、情報科学(informatics)を対象とするものであり、毎年、ホスト国を変えながら1週間にわたり開催され、中高生がその力を競うイベントです。80を超える国・地域から4人ずつ選抜された中高生選手を集めて、情報科学の力を競う競技と相互の親睦を深める行事が繰り広げられます。競技では与えられた現実の問題をモデルにした課題を解くアルゴリズムを考案し、プログラムに仕立ててその効率の良さを競います。まさに21世紀の高度IT社会を支える根幹の力を競います。30年目にして初めての日本開催となります。
「IOI2018JAPAN」には、選手の生徒に加え、多くの学生・大学院生・若手教員がその運営に参画します。彼らが世界中から集まる同世代の若者と交流することを通じて、国内外にネットワークを持った人材として育ち、今後の高度IT社会・超スマート社会を担っていく中核となることも期待されます。
情報オリンピック日本委員会(IOI日本委員会)は、2005年以来、毎年、日本情報オリンピック(JOI)という国内大会を主催し、その中で日本代表選手を選考してIOIに派遣する事業を中心に活動してきました。ようやく派遣を12回行ったところながら、その中から、先端的な研究開発を行う企業が生まれ、それに続く学生たちも育って来るようになりました。
【IOI2018JAPAN 開催概要】
・大会名称:第30回国際情報オリンピック日本大会(略称 IOI2018JAPAN)
・開催日程:2018年9月1日(土)~8日(土)
・開催場所:茨城県つくば市 (つくばカピオ、つくば国際会議場)
・参加国数:約85カ国・地域
・参加者数:約860名(選手約320名、関係者約540名)
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