第31回国際情報オリンピック アゼルバイジャン大会 日本代表選手4名を決定
8月4日~8月11日 アゼルバイジャンで開かれる国際情報オリンピック 代表選手は2月の本選から本選競技にて選抜された21名から決定
特定非営利活動法人情報オリンピック日本委員会は、来る2019年8月4日~11日 アゼルバイジャン共和国 バクーにて行われる第31回国際情報オリンピックに向け、日本代表選手を決定いたしました。
昨年12月の予選に参加した約1,086名から、本選、春季トレーニング合宿(3月19日~25日)と選考を重ね、3月24日、NTT DATA 駒場研修センターにおいて第31回国際情報オリンピックの日本代表選手4名を決定いたしました。
選抜結果は以下のとおりです。
<日本代表選手>
・戸高 空(※)(とだか そら) 宮崎県立宮崎西高等学校 2年
・行方 光一(なめかた こういち) 筑波大学附属駒場高等学校 2年
・平木 康傑(ひらき やすたか) 灘高等学校 1年
・米田 優峻(よねだ まさたか) 筑波大学附属駒場高等学校 1年
(学年は2019年3月24日 代表発表会時点)
(※) 正しくは「はしご高」です
この4名は、来る2019年8月4日~11日 アゼルバイジャン共和国 バクーにて行われる第31回国際情報オリンピックに日本代表選手として参加いたします。併せて、下記の通り日本代表選手団の団長・副団長を発表いたしました。
<日本代表選手団役員>
・団長 井上 卓哉(いのうえ たくや) 東京大学 2年 IOI2015・2016選手
・副団長 伊佐 碩恭(いさ ひろたか) 東京大学 2年 IOI2014選手
・随行員 清水 郁実(しみず いくみ) N高等学校 3年 IOI2018選手
(所属・学年は2019年3月24日 代表発表会時点)
【国際情報オリンピックとは】
1987年10月にパリで開催された第24回UNESCO[the United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization/国際連合教育科学文化機関]総会において、中等教育段階の生徒たちを対象に情報科学分野の国際科学オリンピックを開始すべきであるという建議が、ブルガリア代表のブラゴベスト センドフ教授[Professor Blagovest Sendov]により提案されました。その建議は採択され、UNESCOの1988~1989年次計画の主プログラムV「教育と養成・訓練と社会」の「V.2 科学・技術教育」に組み込まれました。
そして、UNESCOの支援の下で第1回のIOI[International Olympiad in Informatics/国際情報オリンピック]が1989年にブルガリアで開かれたのです。IOIは、こうしてIMO(数学,1959)、IPhO(物理,1967)、IChO(化学,1968)に続き4番目に国際科学オリンピックとしての歩みを始めました。
科学分野のオリンピックは現在、数学、物理、化学など7種ありますが、国際情報オリンピック(IOI)は、情報科学(informatics)を対象とするものであり、毎年、ホスト国を変えながら1週間にわたり開催され、中高生がその力を競うイベントです。80を超える国・地域から4人ずつ選抜された中高生選手を集めて、情報科学の力を競う競技と相互の親睦を深める行事が繰り広げられます。競技では与えられた現実の問題をモデルにした課題を解くアルゴリズムを考案し、プログラムに仕立ててその効率の良さを競います。まさに21世紀の高度IT社会を支える根幹の力を競います。昨年は30年目にして初めての日本開催となりました。
昨年9月に開催した「IOI2018JAPAN」では、選手の生徒に加え、多くの学生・大学院生・若手教員がその運営に参画しました。彼らが世界中から集まる同世代の若者と交流することを通じて、国内外にネットワークを持った人材として育ち、今後の高度IT社会・超スマート社会を担っていく中核となることが期待されます。
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