新刊『新・仮説の検証沈黙のジャーナリズムに告ぐ』発売のお知らせ

2010.05.10 12:30

株式会社水曜社(所在地：東京都新宿区)は、新刊『新・仮説の検証沈黙のジャーナリズムに告ぐ』を2010年5月22日に刊行いたします。

■著書内容
　田中正造、荒畑寒村、小野崎一徳……彼等が追求した正義、報道とはなんだったのか？八ッ場ダム取材の過程で甦ってきたのは利根川水系上流の足尾銅山を舞台にした鉱毒事件だった。
　鉱毒被害を天皇に直訴しようとした義憤の人・田中正造。誰知らぬまま忘れ去られようとしていた一村の消滅を『谷中村滅亡記』に著した弱冠二十歳のジャーナリスト荒畑寒村。淡々と足尾銅山の盛衰を記録し続けた在野の写真家・小野崎一徳。
　彼らの事蹟を追うごとに、記者クラブにすがり検察のリークにもたれる現代ジャーナリズムの脆弱性が浮き彫りになる。真実を明らかにする報道の良心とは何か。
　マスメディアを救うのは「発表ジャーナリズム」から「調査ジャーナリズム」への回帰だ。

足尾開山400年の今年、元NHK解説主幹渾身の書き下ろしで描く日本ジャーナリズム再生へのロードマップ。

■著者略歴
小出五郎(こいでごろう)
科学ジャーナリスト。元NHK解説主幹。日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)前会長。1964年東京大学卒業。同年NHKに入局。科学番組ディレクターとしてNHK特集「核戦争後の地球」で芸術祭大賞イタリア賞受賞、「驚異の小宇宙・人体」で日本賞受賞。1989年NHK解説委員、主として科学技術の分野を担当。2010年、第55回前島賞受賞。著書に『仮説の検証科学ジャーナリストの仕事』(2007年)『戦争する国、平和する国』(2007年)ほか。

■書籍情報
四六判／並製／326頁／1,890円(税込)／2010年5月22日発売
詳しい内容はWebサイトをご参照下さい。
http://www.bookdom.net/suiyosha/1300shakai/1340shin_kasetsu.html
発売：株式会社水曜社　東京都新宿区新宿1-14-12-2F
URL ： http://www.bookdom.net/suiyosha/