スキンケアの時間は5分未満、でも79%が「お手入れは大事」 5年間で使用率が伸びたのはオールインワンコスメとオイル 「オールインワンに満足」76.6%、求められるのは「+α」の個性
「オレンジページくらし予報」が、「スキンケア・肌のお手入れ」について調査しました。スキンケアにかけられる時間は大半が5分未満と決して長くはなく、「より簡単で効果のある」コスメが求められていることがわかります。今回の調査で着目したのは、過去の調査と比較して、その使用率が倍以上に伸長している「オールインワンコスメ」。このアイテムの伸長は、正に手軽さや便利さが求められる時代の現れであり、また、多忙な現代女性にとってのスキンケアのあり方の変化などが見てとれるものでありそうです。
【ダイジェスト】
スキンケアにかける時間は朝も夜も「5分以内」、でも79%が「お手入れは欠かせない」
5年前と比較! 「毎日使うスキンケアコスメ」で使用率が伸びたのはオールインワンとオイルだけ
76.6%が「オールインワンコスメに満足」、でも求めるのは「+α」の個性、効果
スキンケアにかける時間は朝も夜も「5分以内」、でも79%が「お手入れは欠かせない」
「肌の美しさ」は、ナチュラルメイク志向であるかどうかに関わらず女性(最近では男性も!?)にとって大切なこと。ただし、現代の女性は家事に仕事に忙しく、特に主婦たちにとっては「自分のための時間」を持つことがなかなか大変な様子。「顔の肌のお手入れ時間」を聞くと、「5分未満」が朝61.9%、夜50.5%と2位以下を大きく引き離して1位に。
一方で約8割の人が「肌のお手入れはどんなに忙しくても欠かせない」と回答しています。
「なぜ忙しくてもお肌のお手入れは欠かせないと感じるのか」に寄せられた声には、「見た目や清潔感に影響しそうなので」(20代・学生)、「ケアをしている時間が癒しの時間で、肌が変わっていくように思うから」(30代・フルタイム)、「肌がきれいだと自分に自信が持てる。肌が荒れると自分のテンションが下がってしまうから」(30代・専業主婦)、「化粧はTPOによって程度が変わるが、肌は、いつでも健全な状態に保っておきたい」(40代・パート)など、さまざまな理由が語られています。
また、「きれいな肌を保ちたいと思うのはなぜか」を問うと「いつまでも女性としてきれいでいたい」61.6%と「心身ともに健やかな印象でありたい」61.6%「身だしなみ、清潔感」59.8%の3項目がほぼ同じ数字で並んでTOP3に。女性にとってスキンケアで肌をきれいに保つことは、「きれいになりたい」のはもちろんですが、「大切な当たり前の身だしなみ」としての意味も強くなっていることがうかがえます。
5年前と比較! 「毎日使うスキンケアコスメ」で使用率が伸びたのはオールインワンとオイルだけ
「毎日使っているスキンケアコスメを教えてください」では「洗顔料」88.6%、「化粧水」81.1%、「クレンジング料」64.1%がTOP3。他のアイテム、乳液や美容液、クリームなども含め、5年前の調査と比較すると軒並みその使用率が下がっている中、数字を上げているアイテムが二つあります。
1つは「オールインワンコスメ」で、5年前の使用率が11.8%に過ぎなかったものが今回の調査では25.3%にアップ。各社の開発競争も激化、商品数も増えて選択の範囲が拡大されたこともあるでしょうが「忙しくて時間がない、でもお手入れは欠かせない」女性たちのマインドに「1本で5役」「時短スキンケア」などの特色が強く刺さったことが大きな要因と考えられます。
さらに、興味深い結果として他のアイテムが使用率を落としているなかで「オイル」の使用率も5年前と比べて、多少とはいえ伸びていることも見逃せません。一般的に日本人女性はスキンケアにおいては「べたつく」という感覚があまり好きでなく、オイルを含むものはあまり使われていません。今回の調査でもオイル使用率は11.3%で全体の9位ですが、5年前は9.7%でした。今回の調査ではなぜこのようになったかは上がっていませんが、考察の参考になる結果はあります。
「<若々しい肌>を印象づけるのに必要なことを、ひとつだけ選ぶならどれですか?」でTOPになったのは「肌のハリ、ツヤ」32.0%。これは2番目の「フェイスラインやほうれい線がたるんでいない」21.9%を大きく上回っています。これも一般的な説としてですが「ハリ、ツヤ」をもたらすスキンケア成分としてはオイルが代表的なもの。美肌を保つノウハウのなかでオイルの重要性が語られる機会が多くなり、しかも種類・テクスチャーや使い心地のよいオイルも増えてきたことが原因の一つであることは十分に考えうるでしょう。
76.6%が「オールインワンコスメに満足」、でも求めるのは「+α」の個性、効果
5年前に比べて使う人が多くなった「オールインワンコスメ」ですが、使ったことがない人にその理由を問うと、最多だったのが「1アイテムだけでの効果に不安があるから」53.1%、次いで「自分に合うオールインワンコスメがわからないから」33.1%でした。実際、今回の調査で明らかになった使用実態を見てみると、多くの使用者がオールインワンコスメを季節や自分の肌状態に合わせて使い方をカスタマイズしていることがわかります。「オールインワンの使い方としてはどれに近いですか?」では「オールインワン1つだけで完了している」が50.2%、これは当然としても「化粧水の後で、乳液やクリーム代わりに使う」34.5%、「オールインワン化粧品のあとで、乳液やクリームをプラスする」12.3%と、自分なりに使い方を工夫している様子がうかがえます。それでも、あれこれと使い分ける手間がなく、一つで何役もこなすオールインワンに対しての満足度は高く「オールインワン化粧品に満足していますか?」では76.6%が「そう思う」(そう思う23.8%+ややそう思う52.8%)と回答しています。また、「オールインワン化粧品を選ぶとき、どんなことを重視していますか?」では、「うるおい」58.3%、「肌への浸透」57.0%、「コストパフォーマンスのよさ」49.8%が上位にランクインしました。
手軽、時短、便利は当たり前、そこに+αの、今までになかった効果を求めるのが、忙しい日常を「効率よくていねいに」暮らしたいと願う今の女性たち。
「今後、オールインワン化粧品に期待するのはどんなことですか?」という、自由回答の質問に集まった声にもそれは表れます。
「適度な油分があり、保湿力の高いものが欲しいです」(40代・家事手伝い)、「たっぷり時間をかけてケアしたときと変わらない肌への効果」(50代・フルタイム)、「どの商品も似ているので、もっと特徴があると選びやすい。得意分野とか」(50代・パート)など、 自分の肌悩みを解決し、さらに商品としての個性を求める声が多くなっています。
「美しい肌」を求め、それを保つことの目的の多様化など、女性のスキンケア行為の背景となるマインドの確認ができ、さらにはオールインワンコスメ市場のますますの活性化が予測される調査でした。
sponsored by株式会社資生堂
アンケート概要
●調査対象:オレンジページメンバーズ・国内在住の成人女性(有効回答数831人)
●調査方法:インターネット調査 ●調査期間:2018年1月11日〜1月15日
●「オレンジページくらし予報」について
読者モニター「オレンジページメンバーズ」には、さまざまなくらし情報・くらし体験によってはぐくまれた“くらしの目利き”たちが数多く所属しています。そんなメンバーたちの声を集めて<次のくらし>を読み解いていくのが「オレンジページくらし予報」です。WEB上でのアンケート調査、座談会など、ご相談に応じて展開いたします。
●『オレンジページ』について
失敗なくおいしく作れるレシピ情報が支持され、今年創刊33周年を迎える生活情報誌。30~40代の主婦を中心に幅広い読者層を誇ります。発行部数=314,050部(2017年印刷証明付発行部数)。
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