育児放棄されたワオキツネザルの赤ちゃん『ちとせ』が 仲間の群れ入りに向けて“顔合わせ”訓練を開始! 伊豆シャボテン動物公園にて7月中旬頃まで実施予定
伊豆シャボテン動物公園では、人工哺育中のワオキツネザルの赤ちゃん『ちとせ』(2018年3月11日生、メス)の群れ入りに向け、アニマルボートツアーズの「ワオキツネザルの島」にて、島の“住人たち”との“顔合わせ”訓練を行っています。
訓練は約3ヶ月間を予定しており、2018年7月中旬頃まで毎日14時~15時頃(予定)に行います。なお、天候や動物の体調により中止する場合があります。
ワオキツネザルの赤ちゃん『ちとせ』 2018年4月18日撮影
■ワオキツネザル
【学名】 Lemur catta
【英名】 Ring-tailed lemur
【分布域】 マダガスカル島南部
【分類】 霊長目 キツネザル科
【体長】 頭胴長:約42cm、尾長:約60cm
【体重】 2~3kg
※「ちとせ」の頭胴長・尾長はともに約15cm、体重は150~160グラム。
【生態】
メスが優位で20頭近くの群れを作り、日中は主に地上で生活をしている。昼行性で朝は日光浴を行う習性があり、気温の高い昼は木陰で休み、朝と夕方は活発に活動する。食性は木の実・果実・昆虫などを食べる雑食性。
当園における繁殖期は4~5月で、妊娠期間は約135日、一度に1~2頭の子供を産み、赤ちゃんは1ヶ月ほどで大人と同じものを口にするようになる。
身体的に最も特徴のある長い尾は、黒と白の帯が交互に重なり輪状に見えることから輪尾(ワオ)キツネザルと呼ばれている。
■ワオキツネザルの赤ちゃん『ちとせ』について
人工哺育中のワオキツネザルの赤ちゃん『ちとせ』は、2018年3月11日(日)に誕生しました。しかし母親 『チェント』(3歳)が群れの階級闘争の中で育児を放棄してしまい、親から離れて床に落下し衰弱しているところを4月7日(土)の朝、飼育員が保護しました。以降、飼育担当者が親代わりとなり保育器に入れて人工哺育を開始、保護当初は体重142グラムほどで1日6回約3時間おきに授乳をしていましたが、現在は160グラムまで成長したため少しずつ離乳食に慣らしています。
“顔合わせ”訓練は、毎日14時~15時頃に「ワオキツネザルの島」で、飼育員が抱っこして群れのワオキツネザルに近づけたり、人のいない状態でケージ越しに対面したりと『ちとせ』の成長に合わせて様々な方法で行います。今後は3ヶ月ほどを目途に元のワオキツネザルの群に戻れるようにしていきたいと考えています。
■伊豆シャボテン動物公園 概要
所在地 : 〒413-0231 静岡県伊東市富戸1317-13
TEL : 0557-51-1111(代)
URL : http://izushaboten.com/
営業時間: 〈3月~10月〉9:00~17:00、〈11月~2月〉9:00~16:00、年中無休
入園料金: 中学生以上2,300円、小学生1,100円、幼児(4歳以上)400円
※ 天候、動物の体調により“顔合わせ”は中止する場合があります。
プレスリリース動画
プレスリリース添付資料
- カテゴリ:
- その他
- ジャンル:
- ペット-その他 その他ライフスタイル 経済(国内)
記事掲載数No.1!「@Press(アットプレス)」は2001年に開設されたプレスリリース配信サービスです。専任スタッフのサポート&充実したSNS拡散機能により、効果的な情報発信をサポートします。(運営:ソーシャルワイヤー株式会社)