全日本エスニックグランプリ金賞店27店が決定! 2018年“この夏絶対流行する!エスニック食”ランキングも発表
日本国内においてエスニック文化や食の普及活動を行う「一般社団法人 日本エスニック協会」(所在地:東京都千代田区、理事長:伊藤 光、以下「日本エスニック協会」)は、深く広いエスニック料理の魅力を多くの人に訴求する事を目的に、日本全国に存在する美味しい“エスニック店”を表彰する「第1回 全日本エスニックグランプリ」を実施。第1回目となる今回は関東のエスニック料理店限定で、587店舗の応募があり、その中から一般投票で選ばれた「金賞エスニック店」全27店舗を部門別に発表しました。
また、昨年に引き続き、5月29日(S29)エスニックの日に合わせて、日本エスニック協会員100名に調査した「日本エスニック協会が予測する“この夏絶対流行する!エスニック食”ランキング」も発表。昨年は「ビリヤニ」「フムス」「バクテー」が上位となりましたが、今年は第1位が米粉麺「ラクサ」、第2位はパン「ロティ」、第3位はサンドウィッチ「バインミー」に決定。昨今、特定メニューの専門店が登場したり、エスニック各国のイベントが増えたこともあり、エスニック圏各地で広く食べられる主食料理がランクインとなりました。
“この夏絶対流行する!エスニック食”に選ばれたラクサ(左)、ロティ(中)、バインミー(右)。
■全日本エスニックグランプリ 金賞27店 結果発表!
URL: https://ethnic-as.net/info/update/2018_ethnic_grandprix_results/
・タイ料理部門
Gin Khao CAFE CALOFORNIA THAI(溜池山王)、ライカノ(北千住)、サイフォン(小岩)、ロムアロイ(東中野)、マンゴーツリー東京(丸の内)、いなかむら(新御徒町)、サイアムヘリテイジ東京(丸の内)、モンティー(浅草)
・ベトナム料理部門
ニャー・ヴェトナム 本店(恵比寿)、恵比寿バインミーベーカリー(恵比寿)、ベトナムちゃん(大久保)、バインセオサイゴン有楽町(有楽町)
・その他東南アジア部門
楽堂/シンガポール料理(表参道)、エビス新東記/シンガポール料理(恵比寿)、マレーチャン/マレーシア料理(池袋)
・インド・ネパール料理部門
ケララの風II(大森)、エリックサウス 八重洲店(八重洲)、スパイスカフェ(押上)、カーン・ケバブ・ビリヤニ(新橋)、想いの木(神楽坂)、ナイルレストラン(東銀座)、ネパリコ(渋谷)
・その他南アジア部門
マルハバ/パキスタン料理(池袋)、アプサラ レストラン&バー/スリランカ料理(高田馬場)、ガテモタブン/南アジア料理(代々木上原)
・西アジア部門
イスタンブール銀座店/トルコ料理(銀座)、TA-IM/西アジア料理(広尾)
*第1回 全日本エスニックグランプリ(関東編)概要
https://www.atpress.ne.jp/news/148351
■日本エスニック協会の会員100人が大予測!
2018年“この夏絶対流行する!エスニック食”ランキング 結果発表!
<第1位:スパイスやハーブを多用した米粉麺料理「ラクサ」>
マレーシアとシンガポールで食べられているスパイスやハーブを多用した米粉麺。現地にはラクサ専門店があるほど、頻繁に食べられており、日本のラーメンのような存在。味や具材は地域によって異なり、特にマレーシアは種類が豊富。北部ペナン島の「アッサムラクサ」は、青魚出汁のクリアなスープに、酸味、辛味などが加わり、隣国タイの味覚の特徴にも似ています。一方、シンガポールに近いマレーシアの南部マラッカでは、ココナッツミルクのカレー麺「ニョニャラクサ」が名物。また、シンガポールでは海老出汁の効いたココナッツミルクの「カトンラクサ」を専門店で味わうことができます。日本でもご当地ラーメンがあるように、ラクサも地域によって独自に発展しています。アメリカCNNが行なった「世界で最も美味しい料理50」(2011年)調査で「アッサムラクサ」が7位にランクインことから、ラクサの認知度は世界的に一気に高まりました。日本でもインスタント麺や冷凍食品にも「シンガポール風ラクサ」が登場したり、「アッサムラクサスープの素」が発売されたりと、人気麺へと成長しています。
<第2位:南アジアなどで広く食べられる全粒粉などを使ったパン「ロティ」>
全粒粉や小麦粉を使ったパンの一種であるロティは、東南アジア、南アジアなど広い範囲で食べられています。インドレストランで提供される丸く薄く焼いたロティは定番のひとつ。国によってはクレープのように薄くして折り重ねるように焼くこともあれば、パリパリの円錐形に焼き上げる場合もあり、その形状はさまざま。東南アジアでは、「ロティプラタ」や「ロティチャナイ」と、焼き方や形状によって名称が変わります。食べ方としては、カレーにつけたり、炒め物に挟んだり、食事系パンとして味わうのが主流。他にもチョコレートや練乳、フルーツなどを飾りつけて、スイーツ系として食べられるなど、アレンジも豊富です。日本では食の細分化が進み、南インドレストランではナンやチャパティだけではなく、食事系のロティを提供する店舗も増え、スイーツ系では、ロティ専門店がオープンし、SNS映えするようなその見た目に注目が集まっています。また、マレーシアや韓国の影響で、ふっくらと焼き上げたロティパンを提供する店もあり、身近な存在として食べる機会が増えました。食事としてもおやつとしても楽しめるロティは、今後さらに需要が増えそうです。
<第3位:フランスパンに野菜やパテなどを挟んだ具沢山のサンドウィッチ「バインミー」>
フランスパンに野菜やパテなどを挟んだ具沢山のサンドウィッチ。バインミーという名前自体に「フランスパン」という意味があります。元々、フランス植民地時代の影響でパン文化が根付いたベトナムや、カンボジア、ラオスではファストフード的存在として、屋台でバインミーを売る光景が見られます。朝食やランチ用に買い求める人も多いです。ニンジンやダイコンの甘酢漬けや豚肉のパテ、パクチーなどのハーブが入って、魚醤のヌクマムのソースをたっぷりかけてあるので、ボリュームがありながらもさっぱりと味わえます。また、ベトナム南部ではフランスパンを蒸した「バインミーハップ」というものもあります。近年、日本ではバインミー専門店が続々とオープン。具のバリエーションの多さから、飽きることなく食べることができ、見た目もおしゃれ。昨今、日本には外国人労働者や留学生が多く滞在していますが、特にベトナム人が急増しています。その在留ベトナム人の需要により、バインミー専門店が急増したとも言われています。オーナーがベトナム人という店もあり、コミュニティーの場にもなっています。
【上記解説者:日本エスニック協会アンバサダー 伊能 すみ子】
舞台制作や民放気象番組ディレクターを経て、食の世界へ。調理師専門学校で調理を学びながら、食の専門家であるフードアナリストとして活動を開始。メディアを中心に飲食情報の提案やアジア各国料理の執筆、講演、講師、レシピ制作などを行う。「ASEAN食のコンシェルジュ」、「タイフードコンシェルジュ」、「カンボジア旅のリポーター」などの肩書を持ち、食と旅の提案も手がける。
<日本エスニック協会概要>
●商号 :一般社団法人 日本エスニック協会 http://ethnic-as.net/
●理事長:伊藤 光
●事務局:〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町1-8-4
●設立日:2014年10月29日
●日本エスニック協会アンバサダー(50音順)
伊能 すみ子(アジア/スパイス/シンガポール)、氏家 アマラー 昭子(タイ料理)、おきよし(汎地中海料理)、佐藤 わか子(各国料理)、下関 崇子(タイ屋台料理、お惣菜)、シャンカール・ノグチ(インド)、白石 路以(タイ料理ライター)、高岡 朋子(タイ/アジアのホテル)、長澤 恵(タイ料理)、古川 音(マレーシア料理全般)、渡辺 玲(インド/スパイス/カレー)
2014年10月に日本国内においてエスニック文化や食の普及活動を行っているメンバーを中心に結成された団体。エスニック文化や食の魅力を普及させるとともに、日本の伝統的な料理とエスニック文化が融合した新しい食文化「エスニック×日本」を通じた地域活性や、企業・自治体とコラボレートした商品開発・プロデュースなど、様々な文化創造をすることをめざしています。
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