PGF生命調べ 「60年」を漢字一字で振り返り 男性1位は「忍」、女性1位は「楽」 還暦人が実感する精神年齢は平均46歳、 肉体年齢は平均55歳
~2018年の還暦人(かんれきびと)に関する調査~
PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社、代表取締役社長 兼CEO 添田 毅司)は、2018年4月16日~4月23日の8日間、今年還暦を迎える1958年生まれの男女(以下、還暦人「かんれきびと」と呼称します)を対象に「2018年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」をインターネットリサーチで実施し、2,000名の有効サンプルの集計結果を公開しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)
今年還暦を迎える1958年生まれの男女は、154万人※にのぼります。今年の還暦人に、還暦を迎えることへの意識やこれまでの思い出、ライフスタイル、そして今後の人生への期待や不安を聞いたところ、多様な人生観が垣間見える結果となりました。PGF生命は、還暦を迎える方々が安心して末永くいきいきとした生活をおくれるよう、ひきつづき生命保険ビジネスを通じて応援します。
※出典:総務省統計局「出生年別戌(いぬ)年生まれの人口」より 参考:http://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/topi1071.html
[調査結果]
【第1章:2018年の還暦人の価値観】
■今年還暦を迎える“還暦人(かんれきびと)”の7割強が「還暦を迎える実感がわかない」
今年還暦を迎える1958年生まれの人(以下、還暦人「かんれきびと」)2,000名(全回答者)に、還暦の実感について聞いたところ、「還暦を迎えるという実感がわかない」に「あてはまる」(「非常に」と「やや」の合計、以下同じ)と回答した割合は72.7%となりました。7割強の人は、還暦を迎えるという実感がわかずにいるようです。
男女別に「あてはまる」の割合をみると、男性70.1%、女性75.7%と、女性のほうが5.6ポイント高くなり、還暦を実感していない人は、女性のほうが多い結果となりました。
■体も心も衰え知らず!実感する精神年齢は平均46歳、肉体年齢は平均55歳
では、今年の還暦人は自身の精神年齢(=精神的な若々しさ)と肉体年齢(=身体的な若々しさ)について、どのような実感を抱いているのでしょうか。
全回答者(2,000名)に、精神年齢について、自身は何歳相当だと実感しているかを聞いたところ、「50~54歳相当」(28.2%)に多くの回答が集まったほか、「40~44歳相当」(16.8%)や「55~59歳相当」(14.1%)などにも回答が集まり、平均年齢は45.6歳でした。
肉体年齢についても同様に聞いたところ、「50~54歳相当」(31.0%)に最も多くの回答が集まり、平均年齢は54.5歳となりました。
回答時の実年齢の平均(59.3歳)と比較すると、精神年齢の平均は実年齢より13.7歳若く、肉体年齢の平均は4.8歳若いという結果で、精神的な若々しさを感じている人が多いことがうかがえます。
■還暦祝いに「赤いちゃんちゃんこ」は着たくない!還暦祝い人気トップは「一緒に旅行」
身も心も若いと感じている今年の還暦人には、どのようなお祝いが喜ばれるのでしょうか。
全回答者(2,000名)に、嬉しいと感じる還暦祝いについて聞いたところ、1位「一緒に旅行に行く」(38.1%)、2位「食事会を開く」(32.8%)、3位「旅行券」(26.2%)、4位「プレゼントをもらう」(24.0%)、5位「感謝の言葉をかけてもらう」(23.1%)となりました。還暦祝いでは、旅行や食事を楽しみたい人が多いようです。
男女別にみると、男性では「一緒にお酒を飲む」(24.7%)、女性では「花束」(24.4%)なども、比較的高い割合でした。
反対に、嫌だ・遠慮したいと感じる還暦祝いについても聞いたところ、1位は「赤いちゃんちゃんこを着る」(73.6%)で、7割半の人が回答しました。2位以降もみると、2位「夫婦ペアグッズ(ペア財布・ペア腕時計など)」(28.7%)、3位「記念品(似顔絵・メッセージ入り置き時計・フォトフレームなど)」(26.1%)、4位「マッサージしてもらう」(17.4%)、5位「花束」(16.1%)となりました。伝統的な還暦祝いの風習である“赤いちゃんちゃんこ”ですが、現代の還暦人からは敬遠されてしまうようです。また、ペアや記念品などのグッズも、趣味に合わない場合は使いにくいと感じてしまうのかもしれません。
■同じく今年還暦を迎える東京タワーに愛着 「東京スカイツリーより東京タワーが好き」6割
今年の還暦人が生まれた1958年に竣工した東京タワーは、2018年に60周年となり“還暦”を迎えます。2012年には新たな電波塔として東京スカイツリーが開業し、東京のシンボルタワーの世代交代が行われた感もありますが、還暦人はどちらのタワーに愛着を感じるのでしょうか。
全回答者(2,000名)に、東京タワーについて聞いたところ、「東京スカイツリーより東京タワーが好きだ」に対して「あてはまる」(「非常に」と「やや」の合計)と回答した割合は60.8%となりました。東京スカイツリーより、ともに60年間を歩んできた東京タワーに愛着を感じる人が多いようです。
男女別に「あてはまる」をみると、男性では63.4%となり、女性(57.5%)と比べて高くなりました。東京タワーに愛着を感じているのは還暦男性に多い様子がうかがえました。
■お手本にしたいと思う同年代 1位「宮崎 美子さん」2位「萬田 久子さん」3位「樋口 可南子さん」
今年の還暦人に対し、同年代の有名人について質問を行いました。
まず、全回答者(2,000名)に、ライフスタイルなどをお手本にしたいと思う同年代の有名人を選んでもらったところ、1位「宮崎 美子さん」、2位「萬田 久子さん」、3位「樋口 可南子さん」となり、クイズ番組などでの博識ぶりが印象的な宮崎さんが支持を集めました。
男女別にみると、男性回答では、2位に「辰巳 琢郎さん」、3位に「原 辰徳さん」がランクインし、女性回答では、4位に「久本 雅美さん」、5位に「安藤 優子さん」「室井 滋さん」がランクインしました。グルメ、ワイン通で知られる辰巳さんに憧れる還暦男性や、明るくパワフルに活躍する久本さんをお手本にしたい還暦女性が少なくないようです。
■還暦に見えない!見た目年齢が若いと思う同年代の有名人 1位「未唯 mieさん」
男性回答1位は「石川 さゆりさん」、女性回答1位は「萬田 久子さん」
また、全回答者(2,000名)に、還暦に見えないくらい見た目年齢が若いと思う同年代の有名人を選んでもらったところ、1位「未唯 mieさん」、2位「石川 さゆりさん」、3位「宮崎 美子さん」となりました。かつてピンク・レディーとして一世を風靡し、現在も若々しく歌い続ける未唯 mieさんがトップとなりました。
男女別にみると、男性回答の1位は「石川 さゆりさん」となり、艶やかな歌声や美貌に若さを感じる還暦男性が多い様子がうかがえました。女性回答の1位は「萬田 久子さん」となり、変わらぬ美しさやファッションが注目される萬田さんが、多くの還暦女性に支持されました。
【第2章:還暦人の仕事とマネー】
■現役志向鮮明!「60歳過ぎても働きたい」還暦人が9割弱、会社役員・経営者では9割強
今年の還暦人は、60歳以降の仕事とお金について、どのような意識を持っているのでしょうか。
まず、仕事に対する意識について、59歳時点で就労をしている・していた人(1,432名)に対し、60歳以降、何歳まで働いていたいか聞いたところ、「60歳まで」は12.8%で、60歳以降も働きたいと思う人の合計が87.2%と9割弱となりました。60歳で一区切りではなく、まだまだ現役志向の還暦人が大半であることがわかります。働き続けたい年齢の詳細をみると、「65~69歳まで」(39.5%)や「70~74歳まで」(25.8%)などに回答が集まり、平均は67.6歳でした。
59歳時点の職業別にみると、会社役員・経営者では、60歳以降も働きたい人が93.2%と、9割強となりました。まだまだ引退には早いと考えている会社役員・経営者が多いことがうかがえます。
■還暦からの生活費、最低限必要なのは平均で月18万円 昨年調査より減少傾向
■ゆとりある生活を送るためにはいくら必要?平均は月28万円
次に、お金に対する意識として、60歳以降の生活費について質問しました。全回答者(2,000名)に、60歳以降の人生で、生活費として最低限必要な金額はどのくらいだと考えているか(配偶者がいる場合は夫婦2人分)聞いたところ、「20~24万円台」(24.3%)に最も多くの回答が集まり、平均額は17.6万円となりました。昨年の調査結果と平均額を比較すると、2017年20.8万円→2018年17.6万円で、3.2万円の減少となっています。昨年の還暦人と比べ、今年の還暦人のほうが、生活費として最低限必要だと思う金額が低くなりました。
同様に、60歳以降の人生で、ゆとりのある生活を送るために必要な金額について聞いたところ、「30~34万円台」(24.6%)に多くの回答が集まり、平均額は27.9万円となりました。最低限の金額(17.6万円)プラス10万円ほどで、ゆとりのある生活が送れると考えている還暦人が多いようです。昨年の調査結果と比較すると、平均額は2017年30.1万円→2018年27.9万円で、2.2万円の減少となりました。
■還暦人の現時点の貯蓄額実態 平均は2,725万円 一都三県と二府一県では平均3,000万円超
でも、5人に1人は「100万円未満」と回答
また、全回答者(2,000名)に、現段階の貯蓄金額(配偶者がいる場合は夫婦2人分)を聞いたところ、「100万円未満」(20.6%)に最も多くの回答が集まり、「100~300万円未満」(11.5%)や「500~1,000万円未満」(13.3%)などにも回答が集まりました。また、「3,000~5,000万円未満」(9.8%)や「5,000万円~1億円未満」(8.8%)、「1億円以上」(6.4%)にも一定数の回答がみられ、平均貯蓄額は2,725万円でした。
地域別に平均貯蓄額をみると、一都三県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の居住者では3,022万円、二府一県(大阪府、京都府、兵庫県)の居住者では3,027万円で、どちらも3,000万円を超えました。それ以外の地域の居住者の平均貯蓄額(2,373万円)と比較すると、約650万円高い金額となっており、大都市圏在住の還暦人は、多くの金額を貯蓄していることがわかりました。
また、世帯構成別に平均貯蓄額をみると、おひとりさま世帯では2,460万円、夫婦2人世帯では2,806万円、子育て世帯では3,237万円、子どもと同居世帯では2,548万円となっています。
※世帯構成の分類は以下のとおり。
「おひとりさま世帯」:子どもがいないか子どもと別居しており、配偶者がいない層
「夫婦2人世帯」:子どもがいないか子どもと別居しており、配偶者がいる層
「子育て世帯」:未成年、または就業していない20代の子どもと同居をしている層
「子どもと同居世帯」:就業している20代、または30歳以上の子どもと同居をしている層
【第3章:還暦人の人生を振り返る】
■「60年」を漢字一字で振り返り 男性の1位は「忍」、女性の1位は「楽」
今年の還暦人は、これまでの60年間の人生をどのように感じているのでしょうか。
全回答者(2,000名)に、「今までの60年」を漢字一字で表してもらったところ、1位「忍」、2位「楽」、3位「幸」、4位「無」、5位「苦」となりました。
男女別にみると、男性の1位は「忍」で、選んだ理由としては「いつも仕事優先で我慢していた」「サラリーマンは『忍』の一文字に尽きる」など、忍耐強く生きてきた還暦男性の姿が垣間見られる結果となりました。他方、女性の1位は「楽」と、男性とは対照的でした。「色々あっても、今は孫に囲まれ家族親戚とも仲良く、楽しい」「ずっと友達に恵まれ、楽しい瞬間を生きさせてもらって来た」などのコメントがみられました。
■還暦人が一番輝き、幸せ絶頂だった時期 バブル真っ只中の「30~34歳」が最多
還暦人は、何歳頃の自分が“輝いている”“幸せだ”と感じているのでしょうか。
まず、一番輝いていた(または輝いている)黄金期は何歳くらいの頃だと思うかを聞きました。黄金期を感じる時期がある人(1,792名)の回答をみると、「30~34歳」(19.5%)に最も多くの回答が集まり、平均は33.2歳でした。「30~34歳」というと1990年前後でまさにバブルの真っ只中となりますが、その時期に黄金期を謳歌していたという人が多いことがわかりました。
男女別にみると、男性では「30~34歳」(20.9%)や「40~44歳」(21.9%)に回答が集まり、平均は34.7歳、女性では「20~24歳」(21.2%)に最も多くの回答が集まり、平均は31.5歳でした。女性のほうが、男性よりもやや若い時期の自分を黄金期と感じる傾向があるようです。
次に、幸せの絶頂だと感じた(または感じる)のは何歳くらいの頃だと思うかを聞きました。幸せの絶頂だと感じる時期がある人(1,620名)の回答をみると、最も多くの回答が集まったのは「30~34歳」(21.5%)で、平均は36.7歳となりました。
男女別にみると、男女とも「30~34歳」(男性22.8%、女性19.9%)に多くの回答が集まり、平均は男性37.3歳、女性35.9歳でした。
■アンビリーバブル!還暦人のバブル体験とは?
「ボーナスが10カ月分」「会社の経費で豪遊、ハイヤーで帰宅」「10年で預金が倍に」
今年の還暦人が30代前半を過ごした1980年代末から90年代初頭にかけては、バブル経済の真っ只中でした。日本中が好景気に踊っていたこの時期を、どのように過ごしていたのでしょうか。全回答者(2,000名)に、自分自身で経験した、“バブル時代ならでは”と思えるようなエピソードを聞きました。
まず、職場・仕事に関するエピソードについて聞いたところ、「とにかく仕事が忙しい時期が多かった」「0時帰宅は当たり前だった」など【激務・多忙だった】といった回答が多く挙げられました。また、「販売の仕事をしていたときは、価格が高いものがバンバン売れた」「仕事依頼がひっきりなし。言い値で請求できた」など【仕事が順調だった】といった景気の良いエピソード、「仕事が終わったら、フィーバーだぜ!といって六本木に繰り出した」など【飲み会や仕事後の遊びが多かった】といった当時の流行語“5時から男”を地で行くような生活をあらわすようなエピソードが挙げられました。そのほか、「会社の経費で銀座や赤坂で豪遊し、ハイヤーで帰宅していた」など【経費(交際費・接待費など)を多く使えた】といった回答もみられました。
次に、マネー・不動産に関するエピソードについて聞いたところ、「10年で預金が倍になった」「預けるだけでいつの間にかお金が増えていた」など【預金の金利が高かった・預金が増えた】といったエピソードが多く寄せられました。そのほか、「別荘を購入」「融資を受けて不動産をたくさん買った」などの【不動産を購入した】といった回答や、「年収が100万円単位で増加」など【給料・ボーナスが高額だった】といった回答が多く挙げられました。
また、恋愛・結婚に関するエピソードについて聞いたところ、「1度の結婚で、国内と海外で2度式をあげた」「友達の結婚式で、ゴンドラ、煙の中から新郎新婦が登場した」など【結婚式が豪華・派手だった】といった回答や、「お付き合いをしていた相手が、同時に6人いた」など【モテた・たくさんの人と交際した】といった回答、「誕生日に100本のバラが届いた」「クリスマスといえば、ホテルのレストランが当たり前だった」など【デートやプレゼントが豪華だった】といったトレンディドラマさながらの回答が挙げられました。
【第4章:今後の人生への期待と不安】
■還暦人が抱える将来への不安 3大不安は「収入の減少」「年金制度崩壊」「身体能力の低下」
■還暦人の8割以上がお金に関する不安を回答 3人に1人以上が自分や親の介護を不安視
還暦人は、日本の将来や今後の人生について、どのように考えているのでしょうか。
全回答者(2,000名)に、60歳以降の自分の人生で不安に思うことを聞いたところ、1位「収入の減少(60歳以降の雇用形態の変更など)」(57.9%)、2位「年金制度の崩壊」(54.7%)、3位「身体能力の低下(体の病気や寝たきりなど)」(53.8%)、4位「老後貧困・老後破産(老後の資金不安)」(42.0%)、5位「判断能力の低下(認知症等脳の病気や車の運転など)」(40.2%)となりました。収入や年金制度、貧困など、お金に関する不安を挙げた人の割合が高くなっています。また、健康面についても不安を持つ人が多いようです。そのほか、「自分の介護」(38.0%)、「親の介護」(33.9%)もそれぞれ3人に1人以上となり、介護の問題を不安視する人も少なくないことがわかりました。
ここで、上記の項目のうち、「収入の減少」「失業・失職」「年金制度の崩壊」「老後貧困・老後破産」「争続」の5項目を<お金に関する不安>として、それらのお金に関する不安を挙げた人の割合をみると、81.1%となりました。還暦以降の人生のことを考えた際、還暦人の8割以上がお金について不安を感じているようです。
世帯構成別にお金に関する不安を挙げた人の割合をみると、子育て世帯では84.8%となったのに対し、おひとりさま世帯では74.4%と、10ポイント以上低くなりました。
また、60歳以降の人生で不安に思うことについて、世帯構成別に差がみられた項目をみると、子育て世帯、子どもと同居世帯では「子ども・孫の将来」(子育て世帯32.6%、子どもと同居世帯31.4%)がほかの層より高く、おひとりさま世帯では「社会的孤立(孤独死など)」(18.3%)がほかの層より高くなりました。今後社会的に孤立してしまうことを不安視しているのはおひとりさまに多い様子がうかがえました。
さらに、「収入の減少」について、不安に感じている人の割合を勤務先定年制別にみると、勤務先に60歳定年制がある人では74.3%、65歳定年制がある人では62.0%といずれも半数以上となったのに対し、勤務先に定年制がない人では49.5%と半数以下になりました。
また、60歳以降の人生で不安に思うことがあるかどうかについて、不安はないという人(「特になし」と回答した人)の割合を勤務先定年制別にみると、勤務先に60歳定年制がある人(4.9%)や65歳定年制がある人(5.4%)ではいずれも約5%に留まっていますが、勤務先に定年制がない人では12.1%と1割強となりました。
65歳までの継続雇用制度の導入が進んだ現在でも、還暦人の意識としては60歳以降も年齢を気にせず働けるということが、収入の不安をはじめとして、これからの人生の不安を和らげることにつながると感じられているのかもしれません。
■人生100年時代!「叶えたい夢や目標ある」還暦人の7割
人生100年時代の到来で、これまでの“現役”“老後”といったライフステージの捉え方が大きく変化しつつあります。
そこで、全回答者(2,000名)に、今後の人生について、まだまだやりたいこと(叶えたい夢や目標)があるかどうか聞いたところ、「あてはまる」が70.7%でした。7割の還暦人が、今後の人生に対する夢や目標を持っており、これからの人生計画をポジティブに考えていることがうかがえます。
また、第二の人生について考える機会が増えたかどうかについては、「あてはまる」が59.8%で、約6割の人は、還暦を機に新たな気持ちで、今後の人生設計を考えているようです。
■還暦を機にやりたいことTOP3 「不用品処分」「新しい趣味」「家のリフォーム」
投資にも意欲的「資産運用」も上位に 男性では8人に1人
次に、全回答者(2,000名)に、還暦を機にやりたい・チャレンジしたいと思っていることや、計画していることを聞いたところ、1位「不用品を処分する」(37.6%)、2位「新しい趣味を始める」(22.9%)、3位「家のリフォームをする」(13.5%)、4位「資産運用をする」(10.9%)、5位「ボランティア活動や地域の活動に参加する」(9.4%)となりました。
男女別にみると、「不用品を処分する」は女性回答では50.3%と半数を超えており、還暦を機に断捨離に取り組みたいという還暦女性が多いことがわかりました。また、「資産運用をする」は男性回答では13.0%と、女性(8.4%)よりもやや高く、投資に意欲を持っている還暦男性が約8人に1人の割合となりました。
60歳を一つの通過点として、心機一転、新たな生活を始めようと考えている、今年の還暦人の姿が垣間見られる結果となりました。
■おひとりさまの半数以上が熟年婚希望 魅力に感じる相手1位は「優しさ・思いやりがある」
おひとりさまの還暦人は、結婚に対して、どのように考えているのでしょうか。おひとりさま(399名)の、今後の結婚・再婚の意向をみると、「結婚・再婚をするつもりがある」が50.9%、「結婚・再婚をするつもりはない」が49.1%で、自身の結婚・再婚に前向きな人とそうでない人が拮抗していることがわかりました。
また、結婚・再婚をするつもりがある人(203名)に、もし結婚・再婚するとしたら、どのような相手を魅力に感じるかを聞いたところ、男女とも、「優しさ・思いやりがある」(男性69.0%、女性72.2%)が1位となりました。男女でランキングに違いがみられた項目についてみると、男性の回答では、2位に「趣味が合う」(41.6%、女性8位)、4位に「容姿が好み」(34.5%、女性上位10位圏外)がランクインし、女性の回答では、3位に「食の好みが合う」(61.1%、男性5位)、4位に「収入が安定している」(60.0%、男性上位10位圏外)、5位に「金銭感覚が合う」(57.8%、男性7位)がランクインしています。男性と女性とでパートナー選びの基準に違いがみられる結果となりました。
バブルを謳歌し、バブル崩壊後を耐え忍び乗り越えてきた2018年の還暦人ですが、60歳以降も仕事や目標に前向きな姿が今回の調査から浮かび上がりました。
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自身の今までの60年を表す漢字
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還暦を迎えるという実感
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自身は何歳相当だと実感しているか
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嬉しいと感じる還暦祝い
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東京スカイツリーより東京タワーが好きだ
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ライフスタイルなどをお手本にしたいと思う同年代の有名人
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還暦に見えないくらい見た目年齢が若いと思う同年代の有名人
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60歳以降、何歳まで働いていたいか
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60歳以降の生活費はどのくらい必要か
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現段階の貯蓄金額
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現段階の貯蓄金額の平均
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60歳以降の人生で不安に思うこと
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今後の人生についてどの程度あてはまるか
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還暦を機にやりたい・チャレンジしたいと思う・計画していること
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結婚・再婚をするとしたら魅力に感じる相手
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