書籍『時代遅れの人事評価制度を刷新する』発刊

~そのパフォーマンス・マネジメントは価値を生み出していますか?~

書籍『時代遅れの人事評価制度を刷新する~そのパフォーマンス・マネジメントは価値を生み出していますか?~』が株式会社ヒューマンバリュー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:兼清 俊光)より7月18日(水)に発刊されます。


時代遅れの人事評価制度を刷新する


本書は、3つのパートで構成されており、「パート1:再考する」では、なぜこれまでのパフォーマンス・マネジメントのやり方が成果につながりづらくなってきているのか、8つの「致命的な欠陥」を挙げるとともに、どのようなシフトが求められているのか、これからの方向性を示しています。


本書の中で挙げられている、人と組織の捉え方についての「根本的なシフト」を一部抜粋し、ご紹介します。

・過去ではなく、未来にフォーカスする

私たちは、過去に起こった出来事を見返すことに大半の時間を費やしてきたのです。これは、未来について考えることに十分な時間を割かなかったということも意味しています。過去を振り返るとき、私たちは往々にしてポジティブな出来事よりもネガティブな出来事にフォーカスしてしまいます。

…中略…この素晴らしい成果が、組織内での次のステップを踏む上でどのように役立つのかや、自身が望むキャリアの構築に向けて次にどのようなことを積み上げたらよいのかを考える支援をするために、マネジャーとしての自分がいるのだと彼に思い起こさせたりすることが、未来への前進を生み出すのです。


・コントロールや監視は良いパフォーマンスを生み出さない

マネジャーとして私たちは、多くの場合、メンバーと彼らのパフォーマンスに対するコントロールを維持することに苦心してしまいます。しかし、私たちが本当にしなくてはいけないことは、行うべき仕事を彼らにさせてあげることであり、介入はそれが必要なときにだけ行えばよいのです。


・チームワークを求めるならチームを評価しなければならない

科学的な調査が、これほどまでにモチベーションやチームについての真実を明らかにしてくれているにもかかわらず、個人に焦点を絞って、定められた期待にどれだけ応えられるかというプレッシャーを一人ひとりにかけ続けるというスタイルの、典型的なマネジメントの習慣が依然として横行しています。こういった古いやり方に代わって、チームワークの力をフルに活用できるようなマネジメントを行ったら、どれだけ効果が上がるかを想像してみてください。



本書の「パート2:再設計」では、影響力のあるリーダーや多様な人々を巻き込んで、組織の戦略、文化、従業員に対する取り決めに合わせた独自のフォーマンス・マネジメントの仕組みを設計する具体的方法を提示しています。

また「パート3:再起動する」では、自分の組織に合わせたパフォーマンス・マネジメントの仕組みを従業員が理解し、効果的に活用するために、どのように準備を整えるかといった、運用に関するヒントも得ることができます。

全体を通して、組織やそこで働く人々が実現したいマネジメントのあり方と具体的な制度設計・運用の整合性を取り、周囲の人々を巻き込みながら変革を進めていくための詳細なステップが掲載されており、実践者のためのガイドブックとして活用していただくことができます。


組織のパフォーマンス向上や文化の変革、人材の育成に関心がある方、また、今の評価や組織のあり方に違和感を感じている方など、経営者・企業の人事・人材開発担当者、経営企画、マネジャー、コンサルタントなど、幅広い層を対象としています。



8月22日(水)18:00~20:00 株式会社ヒューマンバリュー半蔵門オフィス(半蔵門駅より徒歩3分)にて、発刊記念イベント(無料)を行います。イベントでは、発刊の経緯や書籍の概要をご紹介させていただきます。参加ご希望の方は、氏名・ご所属を記入のうえ、 book@humanvalue.co.jp までご連絡ください。



<書籍概要>

『時代遅れの人事評価制度を刷新する~そのパフォーマンス・マネジメントは価値を生み出していますか?~』

編著 :タムラ・チャンドラー

訳  :株式会社ヒューマンバリュー

監訳 :阿諏訪 博一

価格 :2,800円+税

出版社:株式会社ヒューマンバリュー

詳細はこちら: http://www.humanvalue.co.jp/hv2/publish/book19.html

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