購入頻度が高いお酒、缶チューハイが第三のビール・発泡酒よりも上回る
~「缶チューハイの購入に関する調査報告」~
[調査結果のポイント]
・自分でもっともよく購入するお酒のジャンルは、「缶チューハイ(19.9%)」が「ビール(25.2%)」に次いで購入頻度が高い。
・缶チューハイの好みの度数は、「4度~7度」が47.3%でもっとも多く、「8度~9度」が25.1%、「1度~3度」が20.3%と続く。飲用歴「3年~10年以上」になると、以前より発売されていた「4度~7度」の缶チューハイを好む方が約半数を占めるが、ストロング系チューハイや、低アルコールの缶チューハイも受け入れられている。
・缶チューハイの好きなフレーバーは、1位が「レモン(53.2%)」、2位が「グレープフルーツ(50.1%)」、3位が「桃(33.7%)」と続き、フルーツ系が人気である。
・POB会員のレシート枚数からみる缶チューハイの売れ筋は、1位が「キリン 氷結」、2位が「サントリー 196℃ストロングゼロ」、3位が「サントリー ほろよい」である。
ビール大手5社発表の2017年のビール系飲料の出荷量は前年比2.6%減の4億407万ケースで、13年連続で減少している中、飲みやすく値段が安価な高アルコールの缶チューハイが好調です。これから需要が高まる夏に向けて、フィールド・クラウドソーシング事業を展開するソフトブレーン・フィールド株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:木名瀬博)は、「マルチプルID-POS購買理由データPoint of Buy(R)」(以下POB)アンケートモニター(n=3627名 男女40代~50代中心)を対象に、「缶チューハイに関する調査」を2018年6月12日(火)~6月13日(水)にかけて実施しましたので、報告いたします。(調査概要は3Pに記載)
まずアンケートでは、「普段お酒を自分で購入して飲む」と回答した、男女1983名を対象に、もっともよく購入するお酒のジャンルについて調査をしました。
もっともよく購入するお酒のジャンルについて、「缶チューハイ」は19.9%(n=395名)で、「ビール」に次いで購入頻度が高く、手頃な価格で購入できる「第三のビール(16.4%)」や「発泡酒(6.5%)」よりも上位となります。
また「缶チューハイもっともよく購入する」と回答した方は、女性の割合が男性よりも高い約6割で、ボリュームゾーンについては、男性が30代~40代、女性が20代~30代でした。
次に、缶チューハイの飲用歴別に、缶チューハイの好みの度数について調査をしました。
缶チューハイの好みの度数の平均は、「4度~7度」が47.3%でもっとも多く、「8度~9度」が25.1%、「1度~3度」が20.3%と続きます。
缶チューハイの飲用歴別でみると、飲用歴の浅い「~1年未満」の方では、「8度~9度」が平均よりも11.3ポイント高い36.4%となります。要因としては、ストロング系缶チューハイの人気を受け、CMや店頭などでも目にする機会が多く、飲料歴の浅い方による“ストロング系缶チューハイのトライアル購入”が多いことが考えられます。次に、「1年以上~3年未満」の方では、「1度~3度」の低アルコール缶チューハイを選ぶ方が平均よりも16.4ポイント高い34.6%となり、「3年以上~10年以上」の方になると、以前より発売されていた「4度~7度」の缶チューハイを選ぶ方が約半数を占めますが、新しいジャンルであるストロング系チューハイや、低アルコールの缶チューハイも受け入れられていることがわかります。(上図)
スーパーやコンビニの店頭でも迷ってしまうほど様々なフレーバーの缶チューハイが各社から発売されています。次は、人気のフレーバーについて調査をしました。
缶チューハイで好きなフレーバーは、1位が「レモン」で53.2%、2位が「グレープフルーツ」の50.1%で、定番人気のフレーバーが半数以上を占める結果となります。3位は、「桃(33.7%)」、4位は「ぶどう(33.2%)」、5位が「オレンジ(28.9%)」と続き、フルーツ系が1位~5位を占めます。
次からは、POB会員の購入レシートから缶チューハイの売れ筋商品を調査します。(調査期間2018年4月~6月)
まず、POB会員の購入レシート枚数からみる「缶チューハイ」の売れ筋1位は「キリン 氷結」が17.0%で、「フルーツの味が際立っていて美味しい(60代女性)」や「氷結はどれを飲んでも美味しいので、他社製品は手に取らない(50代男性)」など、搾った果実の味と香りを大切につくられたおいしさと、多彩なラインナップで支持を集めました。
2位は、「サントリー -196℃ ストロングゼロ」が15.0%で、「アルコールが強めだが、果汁感もあり飲み応えがある(30代男性)」や「食事と一緒でも、単独でも美味しく飲める缶チューハイ(50代男性)」と、アルコール9%の飲みごたえと、果実を丸ごと使った贅沢な味わいでありながら、甘さ控えめで食事と一緒においしく飲めるという声がありました。
3位は、「サントリー ほろよい」が7.6%となり、「アルコール度数も控えめで、軽く楽しく飲むのに丁度いい(40代女性)」、や「かわいいパッケージと甘くて飲みやすい味が揃っているのでリピートしています(40代女性)」アルコール度数3%の飲みやすさと、かわいいパッケージが女性の支持を集めました。
日本コカ・コーラがアルコール飲料に参入を表明し、先月九州地域限定で、レモン味の缶チューハイ「檸檬堂」が発売され、大きなニュースとなりました。これにより、どう市場が活性化していくか今後の動向が気になります。
【調査概要】
Point of Buy(R)データベースは、全国の消費者から実際に購入/利用したレシートを収集し、ブランドカテゴリや利用サービス、実際の飲食店利用者ごとのレシート(利用証明として)を通して集計したマルチプルリテール購買データです。
同一個人(シングルソース)から「消費行動」に関わる複数種類のデータを収集しており、ショッパーの行動結果からリアルなショッパーの実態に直接迫り、マーケティング戦略に不可欠なデータを、“より精度を高く” 企業・メーカーに提供します。
集計対象は、消費財カテゴリ68種類 約6,000ブランド、飲食利用カテゴリ10種類約200チェーン(2018年1月現在)。全ての利用証明に購入/利用理由(フリーコメント)がデータ化されています。
■当事業の特長:
- 日本初のレシートによる購買証明付き購買理由データ
- 「セゾンポイントモール」会員と、「Ponta Web」会員、「履歴書情報」のある当社登録会員「キャスト」で構成された約20万人のネットワークに基づく本人認証度の高いデータを提供
- 700企業以上のチェーン情報を公開
- ビジネスモデル特許による全チェーン共通オリジナルブランドマスター(※JICFS/IFDBベース)を生成
詳細はこちら https://www.sbfield.co.jp/press/20170222-10722
※JICFS/IFDB:JANコード統合商品データベース (一財)流通システム開発センター
■ サービス詳細参照ページ:
・「マルチプルID-POS購買理由データPoint of Buy(R)」 https://www.sbfield.co.jp/multi-idpos
・レシートで貯める https://aqfpob.com/
・レシート de Ponta https://ponta-receipt.jp/
・レシーポ https://receipo.com/
【ソフトブレーン・フィールド株式会社 会社概要】
ソフトブレーン・フィールド株式会社は、ソフトブレーン株式会社(市場名:東証1部・4779、本社:東京都中央区、設立年月日:1992年6月17日、代表取締役社長:豊田浩文)のグループ会社として、全国の主婦を中心とした登録スタッフ約74,000名のネットワークを活用し、北海道から沖縄まで全国のドラッグストアやスーパー、コンビニ、専門店など140,000店舗以上をカバーし、営業支援(ラウンダー)や市場調査(ミステリーショッパー、店頭調査など)を実施しています。当社代表の木名瀬博は、2004年にアサヒビールの社内独立支援制度に応募し、合格第1号事業として独立しました。
「木名瀬 博のフィールド虎の巻」 URL:https://www.sbfield.co.jp/toranomaki
本社所在地 :東京都港区赤坂3-5-2 サンヨー赤坂ビル5階
設 立 :2004 年7 月 / 資本金 :151,499,329円
代表取締役社長 :木名瀬 博
URL : https://www.sbfield.co.jp/
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