【2018年アルバイト採用ブランド力調査】 人手不足に打ち勝つヒントが見える 採用ブランド力1位のアルバイト先は「スターバックス コーヒー」
多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所(株式会社ツナグ・ソリューションズ/本社:東京都千代田区/代表取締役社長:米田 光宏、証券コード:6551/ https://tsuna-ken.com/ )」は、求職者を対象としたサービス業の【2018年アルバイト採用ブランド力調査】を実施し、結果についてとりまとめましたので、ご報告いたします。
■調査結果 概要
1.アルバイト採用ブランド力総合第1位はスターバックス コーヒー
2.仕事探しの際に、最も重視する項目は、「通いやすい場所にある」で79.8%
3.学生第1位はコメダ珈琲店。主婦第1位は総合1位と同じくスターバックス コーヒー
■調査結果 詳細
パートの有効求人倍率が1.82倍(2018年7月)と、空前の人手不足と言われる状況が続いている日本。給与も高騰、待遇も改善され、条件面での差別化が難しくなっている中で、求職者は「職場の魅力」を応募の判断基準にする傾向が強くなってきました。
加えて、日本の求人業界へindeedに次ぐ黒船として新規参入が噂され始めたGoogleの求人サービス“Google For Jobs”も「職場の魅力」を応募判断基準の柱において展開し、現在海外14か国にまで広げています。このサービスは、GoogleのAIが求職者の意思決定に必要と考える「口コミ」「第三者機関の評価」「給与相場」など、従来の求人情報以外の判断材料をクロール(※)することで、再編集して提供しています。まさに各職場の職場力がものをいう「採用ブランド力」がこれからの求人効果を左右すると言っても過言ではないでしょう。
そこで今回ツナグ働き方研究所では、単なる人気ランキングではなく、求職者がアルバイトを探すときに重視する項目をベースに【アルバイト採用ブランド力調査】としてランキング化しました。人手不足に悩むアルバイト採用の現場に対して、「採用ブランド力」向上に向けた何らかの示唆につながれば幸いです。
※クロール:ソフトウェアなどによるWebページデータの自動収集作業。
<1.アルバイト採用ブランド力総合1位はスターバックス コーヒー>
今回の調査で最も採用ブランド力が高いと評価されたのは、スターバックス コーヒーという結果になりました。2位は僅差でDEAN&DELUCAが獲得。次いで3位にマクドナルド・4位東京ディズニーリゾート・5位スープストックトーキョーがランクインしました。
アルバイト採用ブランド力ランキングTOP10
<2.仕事探しの際に、最も重視する項目は、「通いやすい場所にある」で79.8%>
求職者がアルバイト先を探すときに重視する項目を聞くと、最も高いスコアだったのは「通いやすい場所にある」で79.8%という結果でした。
次いで「仕事内容に興味がある・自分でも働くことができそう」73.3%。さらに、「安心して働けそう」67.3%・「給与・待遇が良さそう」64.9%となっています。
アルバイトを探すときの重視項目
アルバイトを探すうえでは、やはり勤務する「場所」が重視されるようです。ただし、「仕事内容」や「安全」といった項目が仕事探しの上位にきているということは、仕事内容や職場環境の打ち出し方をどう工夫するのかによって、応募者を増やす余地が残されているとも言えるのかもしれません。
<3.学生第1位はコメダ珈琲店。主婦第1位は総合1位と同じくスターバックス コーヒー>
学生では、第1位はコメダ珈琲店となりました。2位はスープストックトーキョー・3位は東京ディズニーリゾート。上位5位は比較的僅差の結果となっています。
アルバイト採用ブランド力ランキングTOP10-学生編
アルバイト先を探すときに最も重視する項目は、「仕事内容に興味がある・自分でも働くことができそう」で65.9%でした。総合重視度が最も高かった「場所」よりも、「仕事内容」が上位にきています。
次いで「安心して働けそう」「給与・待遇が良さそう」となっています。上位5つまではあまり重視の度合いに差が大きくなく、バランスのとれたバイト先を探している様子がうかがえます。
アルバイトを探すときの重視項目-学生編
主婦において採用ブランド力が最も高いと評価されたのは、総合編同様スターバックス コーヒーという結果でした。2位はザ・ダイソー。次いで3位に東京ディズニーリゾート・4位マクドナルド・5位無印良品がランクインしています。
アルバイト採用ブランド力ランキングTOP10-主婦編
アルバイト先を探すときに最も重視する項目は、「通いやすい場所にある」ことで94.5%。これは、全体の79.8%と比べて14.7ポイントも高く、家事育児に追われる主婦にとって、働く場所の重要性が際立つ結果となりました。
次いで「仕事内容に興味がある・自分でも働くことができそう」80.4%、「安心して働けそう」71.5%となっています。
アルバイトを探すときの重視項目-主婦編
■アルバイト採用ブランド力ランキングについて
●今回のランキングは、下記のプロセスによって編成されています。
・対象は、アルバイト先として代表的なサービス業40ブランド。
・「アルバイトを探すときの重視項目」を調査したうえで、その重視項目を『仕事』『時間』『安全』『場所』『給与』『仲間』『成長』『環境』という8つの因子としてグルーピング。
・8因子の重視度に応じて加重値を算出。
・上記40ブランドの8因子ごとの評価をスコア化、加重値を掛け合わせランキング化。
・評価ポイントの合計値が高いブランド=採用ブランド力が高い=人材調達力が高いと認定。
●今回、単なる人気ランキングではなく【アルバイト採用ブランド力調査】としてランキング化をするアプローチとしたのは、人材調達力とその要因を可視化することで、人手不足に悩むアルバイト採用の現場に対して、採用ブランド力向上に向けた何らかの示唆につながらないかという想いからです。
●今後も、求職者や就業中のスタッフへの意識調査等により、「採用ブランド力向上」に向けた知見を提供していきます。
※なお、2017年5月リリースの調査から、対象ブランド・重視項目・因子について、現状を鑑みブラッシュアップを図っています。
■調査概要
調査期間:2018年4月20日~2018年4月24日
調査対象:業種を問わずアルバイト・パートとして求職経験が2年以内にある求職者または現就業者、全国の18~66歳までの1,082人
調査方法:インターネットによるアンケート
■ツナグ働き方研究所とは...
アルバイト・パート専門の人材コンサルティング会社、株式会社ツナグ・ソリューションズを母体とする「多様な働き方」の調査研究機関。少子高齢化による労働力人口の構造変化やIT技術の進化、グローバル化による産業構造変化が加速する中、ますます広がりを見せるアルバイト・パートを中心とした多様な労働市場において、「個人の価値観が尊重される働き方」「現場の人材が最も輝く働き方」「21世紀をリードする多様な働き方」をテーマに、調査・研究・開発に取り組む。
所長である平賀 充記(ひらが あつのり)は、リクルートフロムエー(現リクルートジョブズ)にて、FromA、タウンワーク、とらばーゆ、ガテン、はたらいくなど、リクルートの主要求人メディア編集長を歴任した「アルバイトの専門家」として活動している。
■過去の調査、リリースは以下に公開しております。
【飲食店店長・意識調査】飲食店店長が選ぶアルバイト求人媒体ベストテン発表!
https://tsuna-ken.com/report/20171120_1591.html
【2017年アルバイト採用力調査】
・主婦編 時間・場所を重視 主婦人気バイトはセブン-イレブン!
https://tsuna-ken.com/report/20170522_1499.html
・学生編 給与・仲間・仕事がポイント 1位はスターバックス!
https://tsuna-ken.com/report/20170516_1500.html
【アルバイト&パート職場コミュニケーション調査2016】
・応募者が【ブラックバイト判定する】3つの鬼門とは!?
https://tsuna-ken.com/report/20160603_1534.html
・『“ゆとり”から“団塊”まで...世代入り乱れるカオスな職場で上司・店長が身を守るための3つの「境界線」!』
https://tsuna-ken.com/report/20160629_1532.html
【株式会社ツナグ・ソリューションズ 会社概要】
●社名 : 株式会社ツナグ・ソリューションズ
●所在地 : 〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-1-3 東京宝塚ビル7F
●代表者 : 代表取締役社長 米田 光宏
●設立年月日: 2007年2月28日
●資本金 : 516,012千円(2018年6月30日現在)
●従業員数 : 202名/単体 362名/グループ合計
(2018年6月30日現在※アルバイト・派遣社員除く)
●URL : http://www.tsunagu.co.jp/
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- 調査・報告
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