脳科学を活用したスマホ動画広告の新ソリューションを開発

～脳科学に基づき効果的なCMダイジェストを編集・配信　スマホCM　更なる効果を～

2018.10.11 10:00

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株式会社CMerTV(本社：東京都千代田区、代表取締役社長：五十嵐彰、以下、CMerTV)と、株式会社NeU(本社：東京都千代田区、代表取締役：長谷川清、以下、NeU)は、スマホ動画広告効果を最大化する新ソリューションとして、脳活動計測に基づく新しいCM編集・配信手法を開発しました。

本手法は、1.脳科学に基づいたCMの事前検証、2.カスタマイズ編集、3.動画配信の3つのフェーズより構成しております(図1)。事前検証で脳活動が高かった部分を繋ぎ合わせたダイジェスト動画を作成し、CM終了後にリピート配信することで商品の印象を強く残すことを狙ったもので、特許を共同で申請しております。

(図1)新ソリューション手法

HOT-1000を付けてテレビを視聴する被験者

本ソリューションでは、TV用の動画広告を事前検証し、脳活動の高かった部分を抽出したダイジェスト動画を作成します。通常のCM終了後にダイジェスト動画をリピートすることで、通常のCMのみを視聴した場合よりも高い脳活動を促し、動画広告の効果を高めることを目的としております。

効果については以下の通り検証を実施し、脳科学の観点から確認を行いました。

(図2)　HOT-1000を付けてテレビを視聴する被験者

検証では、まず、通常のCMを視聴いただき、その際の脳活動を計測しました。この時の脳活動は、(図3)のようになりました。

(図3)　事前検証での脳活動

次に脳活動の上昇値が高かった部分を抽出し、この部分をリピートする動画を作成しました。作成した動画を属性の同じ別の被験者に視聴頂いた際の結果が(図4)です。

(図4)　編集後の動画を見た時の脳活動

リピート部分の脳活動は興味・関心、記憶ともに上昇傾向が確認できました。特に、記憶に関する脳活動の上昇値はCMのみを視聴した場合と比べて全体で約1.6倍となりました。

本ソリューションで作成したダイジェスト動画については、主にCMerTVのスマートフォン動画広告ネットワークであるPerfect View(TM)Network(以下、PVN)で配信することを想定しております。PVNの完全再生率は、一般的なインストリーム動画広告と比較すると高く、平均52％となっています。本ソリューションをPVNと組み合わせて活用することで、動画のリピート部分の視聴が促され、より高い広告効果が期待できるといえます。

従来、CMといえばTVが中心でしたが、近年はスマートフォンなどの台頭によりTVの視聴時間が大きく変化しており、クロスメディアでの露出が非常に重要となってきております。スマートフォン動画広告の効果を高めることのできる本ソリューションは昨今の動画広告市場において画期的な開発といえるでしょう。

CMerTVおよびNeUは、今後も動画を活用した広告効果について、脳科学の知見を活用することで、新しい切り口から企業の広告活動に役立つサービスを展開して参ります。

■HOT-1000(携帯型脳機能計測装置)とは

微弱な近赤外光を用いて大脳皮質部分を計測し時系列信号にて出力することにより、様々な場面における脳の活動を簡単な装着で「見える化」。身体への負担が少なくより日常に近い環境で計測ができる点が特徴となります。

■Perfect View(TM)Networkとは

国内の主要なプレミアムメディア全般に動画広告を配信するプラットフォームで、ユーザーがサイトを訪れるとオーバーレイの動画広告が流れるフォーマット。100％のインビュー率や高い完全再生率(52％)が特徴で、近年話題となっているデジタル広告の品質課題に貢献しております。

＜株式会社CMerTV について＞

会社名　：株式会社CMerTV(シーマーティービー)

所在地　：東京都千代田区有楽町2-2-1 X-PRESS 有楽町11階

代表者　：代表取締役社長　五十嵐彰

資本金　： 5億450万円(資本準備金含む)

事業内容：動画広告のプラットフォーム事業