ABB、GMと電気自動車車載用バッテリーの二次利用を共同研究
使用済みの車載用バッテリーを電力貯蔵の用途へ 活用する可能性を調査するプロジェクトです
企業動向
2010年10月1日 09:30チューリッヒ発 2010年9月21日 - 電力とオートメーションで世界をリードするABBと、ゼネラルモーターズ(GM)社は、寿命を迎えた車載用バッテリーの再利用についての共同研究開発プロジェクトの非独占的業務提携の覚書に調印しました。
当該プロジェクトでは、GMの電気自動車、シボレーボルトで使い切ったリチウムイオンバッテリーパックを安価な電力貯蔵装置へ再利用することで、スマートグリッドへと変換し、電力システムの効率を高める可能性を検討するものです。
「将来のスマートグリッドは、より多くの再生可能エネルギー源を取り込むこととなります。加えて、膨大なe-モビリティのためのインフラの供給を要求されます。どちらにも広範なエネルギー貯蔵のソリューションが必要です。」と、ABBのスマートグリッドイニシアチブを率いるバズミ・フセインは述べています。「必要とされている電力貯蔵容量の向上と、広範囲にわたる経済的な、そして環境面での恩恵をもたらすことに寄与できる車載用バッテリーの二次利用の可能性を開くことに、大変興奮しています。」
GM社によると、ボルトのバッテリーは、車載用バッテリーとしての役割を終えても、かなりの電力貯蔵性能を保持しているということです。
「だからこそ、ABBと力をあわせて、ボルトのバッテリーが、ハイウェーを下りたその後も、環境に寄与する方法を見出そうとしているのです。我々とABBとの連携が、ボルトのバッテリーがその寿命をまっとうするためのソリューションの開発に寄与するでしょう。」と語るのは、ミシガン州トロイのEVバッテリーテック会議でこのパートナーシップを発表したGM社エレクトリカルおよびハイブリッドシステム担当エグゼクティブ・ディレクター、ミッキー・ブライ。
この経済的かつ効率的な電力貯蔵は、スマートグリッドの可能性をより大きくする鍵とも呼ばれており、以下のような広範囲なアプリケーションの促進に役立つことでしょう。
○太陽光、風力などのエネルギー源の間欠性の管理
○エネルギー需要の急激な増加の緩和策
○予備電源の供給
○より安価なオフピーク電力をピーク時に利用
ABBは、エネルギー貯蔵、ネットワーク管理、メーターおよびコミュニケーション、配電の自動化、ホームオートメーションシステムなど、スマートグリッドのあらゆる側面を網羅する20以上のプロジェクトを世界中で展開しています。
■ABBについて ( http://www.abb.com/ )
ABBは、世界のおよそ100カ国に117,000人の従業員を擁する電力技術とオートメーション技術のリーディングカンパニーです。環境負荷を最低限に抑えながらお客さまの業務効率を最適化するソリューションの数々を、産業界と公益事業の皆さまに提供しています。
■ABB株式会社について ( http://www.abb.co.jp/ )
ABBの日本法人であるABB株式会社は、国内において電力およびオートメーション事業を、製造、販売、サービス分野にわたって展開しています。
また、ABBの日本国内における活動は、ABB株式会社と3つの合弁事業から構成されており、ABBジャパングループとして約700名の従業員、12都市にわたる販売/サービスネットワークを擁しています。
当該プロジェクトでは、GMの電気自動車、シボレーボルトで使い切ったリチウムイオンバッテリーパックを安価な電力貯蔵装置へ再利用することで、スマートグリッドへと変換し、電力システムの効率を高める可能性を検討するものです。
「将来のスマートグリッドは、より多くの再生可能エネルギー源を取り込むこととなります。加えて、膨大なe-モビリティのためのインフラの供給を要求されます。どちらにも広範なエネルギー貯蔵のソリューションが必要です。」と、ABBのスマートグリッドイニシアチブを率いるバズミ・フセインは述べています。「必要とされている電力貯蔵容量の向上と、広範囲にわたる経済的な、そして環境面での恩恵をもたらすことに寄与できる車載用バッテリーの二次利用の可能性を開くことに、大変興奮しています。」
GM社によると、ボルトのバッテリーは、車載用バッテリーとしての役割を終えても、かなりの電力貯蔵性能を保持しているということです。
「だからこそ、ABBと力をあわせて、ボルトのバッテリーが、ハイウェーを下りたその後も、環境に寄与する方法を見出そうとしているのです。我々とABBとの連携が、ボルトのバッテリーがその寿命をまっとうするためのソリューションの開発に寄与するでしょう。」と語るのは、ミシガン州トロイのEVバッテリーテック会議でこのパートナーシップを発表したGM社エレクトリカルおよびハイブリッドシステム担当エグゼクティブ・ディレクター、ミッキー・ブライ。
この経済的かつ効率的な電力貯蔵は、スマートグリッドの可能性をより大きくする鍵とも呼ばれており、以下のような広範囲なアプリケーションの促進に役立つことでしょう。
○太陽光、風力などのエネルギー源の間欠性の管理
○エネルギー需要の急激な増加の緩和策
○予備電源の供給
○より安価なオフピーク電力をピーク時に利用
ABBは、エネルギー貯蔵、ネットワーク管理、メーターおよびコミュニケーション、配電の自動化、ホームオートメーションシステムなど、スマートグリッドのあらゆる側面を網羅する20以上のプロジェクトを世界中で展開しています。
■ABBについて ( http://www.abb.com/ )
ABBは、世界のおよそ100カ国に117,000人の従業員を擁する電力技術とオートメーション技術のリーディングカンパニーです。環境負荷を最低限に抑えながらお客さまの業務効率を最適化するソリューションの数々を、産業界と公益事業の皆さまに提供しています。
■ABB株式会社について ( http://www.abb.co.jp/ )
ABBの日本法人であるABB株式会社は、国内において電力およびオートメーション事業を、製造、販売、サービス分野にわたって展開しています。
また、ABBの日本国内における活動は、ABB株式会社と3つの合弁事業から構成されており、ABBジャパングループとして約700名の従業員、12都市にわたる販売/サービスネットワークを擁しています。