第3回 浜松市主催 ベンチャーフォーラム START UP CROSSING開催  「仕事と余暇について」浜松での起業の魅力を再発信

10月23日(火)、浜松市は、東京都世田谷区にある新たなイベントスペース&カフェ「BPM」において、首都圏のベンチャー企業関係者に向けた市の情報発信イベント「第3回 ベンチャーフォーラム START UP CROSSING」を開催いたしました。

伊藤忠ファッションシステム株式会社が運営を担い、首都圏のベンチャー企業関係者やファンド・金融機関等の関係者、ベンチャー企業に関心を持つ企業や学生の方々を中心に93名にご参加いただき、盛況のうちに終了しました。



当日は、本フォーラムのファシリテーターであり、ご自身も起業経験があるDr.Frankenコンセプターの外所一石氏の司会進行で進み、終始和やかな雰囲気で行われました。フォーラムの冒頭では浜松市の鈴木康友市長より「起業家応援都市」としての市の取り組みや魅力をお話しいただいた後、首都圏の著名起業家として株式会社TABILABO代表取締役の久志尚太郎氏と、株式会社トイトマ 代表取締役社長の山中哲男氏にご登壇いただきました。久志氏は新しいコンテンツ流通メディアとして様々な情報を発信する「TABILABO(タビラボ)」を立ち上げ、今や日本全国で知られるメディアに成長しており、また、山中氏は民間企業・行政問わず既存事業の事業戦略策定や実行アドバイス、新規事業開発支援やプロジェクト開発支援を中心に取り組んでおられます。そんな現代の著名起業家であるお二方から今回のテーマである『場所、余暇とビジネス』について、ご自身の起業体験談を織り交ぜながら、プレゼンテーションを実施いただきました。

その後、実際に浜松市にて起業をされた経験をお持ちであり、企業経営を手がけられている株式会社SPLYZA代表取締役の土井寛之氏を迎え入れ、市長と起業家の総勢5名でのパネルディスカッションを実施しました。ディスカッションの冒頭では、土井氏より株式会社SPLYZAが“アマチュアスポーツマンの「もっと上手くなりたい」を叶える”をスローガンに取り組む、スポーツの技術力向上に利用できる最新技術とアプリ開発についてご紹介いただき、加えて実際の浜松での起業・設立の想いやビジネスと余暇のバランスについてもお話いただきました。その後も「1. 浜松へ進出することの優位性」「2. 起業に至ったモチベーションや理由」「3. 地方都市で成功を手に入れるためのポイントや課題」「4. 自治体が取り組むべきこと」をテーマにディスカッションが進められました。土井氏は「浜松市での起業の魅力は、自分の趣味や家族との時間も大切にできるところ。」とコメント、鈴木市長からは「浜松市は『最新版20政令指定都市の幸福度ランキング』で1位を獲得するほど、健康づくりや社会参画に対する住民意識の高さがうかがえる街である。また、首都圏、中京圏、関西圏のいずれの都市圏にも近く、80万人超の人口と製造業を中心とする産業を抱えながら、『仕事と自然のレジャーの距離が極めて近い』という豊かな生活環境が特長。日本一の『起業家応援都市』になるべく、制度やベンチャーコミュニティ創出など、多面的な支援を実施していく」とのコメントがありました。浜松市では2017年9月に市内に企業同士の交流を促すサテライトオフィス「はままつトライアルオフィス」、また今年6月には浜松市と大都市圏のベンチャー企業をつなぐ「舞阪サテライトオフィス」が開設されました。このように浜松市ではベンチャー企業向けのイベントや創業支援が頻繁に行われており、都市部からの企業誘致にも積極的で、浜松のベンチャーシーンはますます盛り上がりを見せているのがわかります。


交流会では、浜松市のご当地グルメとして愛される「遠州焼き」のほか、浜松に由来した本日限りのメニューが提供され、また、浜松市の「花の舞酒造」の協賛により純米吟醸「誉富士」のほか静岡県の地酒も振る舞われました。参加者は鈴木市長や登壇起業家との交流を深め、「浜松のベンチャー企業に対する熱量が想像以上に高く、刺激的であった」、「浜松と東京の環境や働き方の比較が興味深かった」などの声が多数聞かれました。

そして、フォーラムの最後には、本年度から更に新しい取り組みとして実施される、マッチングイベント「第1回 浜松ベンチャーミートアップ」の紹介があり、首都圏で活動するベンチャー企業や起業志望者に向けて、市への拠点誘致等を目的とした浜松の魅力発信を目的とし、11月16日(金)に浜松市内にて開催されます。



■浜松市ベンチャーフォーラム START UP CROSSING 開催概要

主催       :浜松市

本フォーラムの目的:首都圏のベンチャー企業関係者等を対象に、

          浜松市のベンチャー誘致への取組と魅力を発信し、

          進出を喚起・促進する。

日時       :平成30年10月23日(火) 18時~21時00分

場所       :BPM

          (〒154-0001 東京都世田谷区池尻2丁目31-24 信田ビル2F)

当日出席者数   :93人

主な出席者    :首都圏のベンチャー企業関係者、ファンド等の関係者、

          ベンチャー企業に関心を持つ企業関係者や学生

式次第      :ファシリテーター/有限会社トリプルイー企画 代表 外所一石氏

          1. 浜松市長 鈴木康友氏/

            あいさつ・イノベーション都市浜松の

            ベンチャー企業支援の取組と展望の紹介

          2. 首都圏著名起業家講演1

            株式会社TABILABO 代表取締役 久志尚太郎氏

          3. 首都圏著名起業家講演2

            株式会社トイトマ 代表取締役社長 山中哲男氏 

          4. 在浜松起業家×首都圏側登壇者によるパネルディスカッション

            『場所、余暇とビジネス』

            株式会社SPLYZA 代表取締役 土井寛之氏 

          5. 交流会

            『良いビジネスは、いい食事から。いい食事には浜松食材!』


パネルディスカッションの様子(左から 久志尚太郎氏、山中哲男氏、土井寛之市長、鈴木市長、外所一石氏)


■プロジェクト紹介

<タイトル>

浜松市ベンチャーフォーラム START UP CROSSING


<ロゴ>


<サブタイトル>

産業イノベーション都市・はままつ


<メッセージ>

やってみよう!

新しい挑戦はいつだって、情熱が原動力です。


浜松の積極果敢な進取の気性を表す『やらまいか精神』

それは、この街から世界に革新を起こした多くの起業家も持つ熱き魂。


浜松市は、そんな情熱を持った次世代を探しています。

世界に誇る産業都市である浜松を、新たな交流により、一緒に盛り上げていきましょう。



■登壇者紹介

1. 鈴木康友氏/浜松市市長

1957年静岡県浜松市生まれ。1980年慶應義塾大学法学部を卒業後、松下政経塾に入塾(第1期生)し1985年に同塾卒塾。ステラプランニング代表取締役を経て、2000年6月に衆議院議員に初当選(2期)。この間、経済産業委員会理事等を歴任。2007年5月浜松市長に就任(現在3期目)し、2008年マニフェスト大賞受賞。現在、三遠南信地域(愛知県東三河地域、静岡県遠州地域、長野県南信州地域)連携ビジョン推進会議(SENA)会長。2011年12月から指定都市市長会副会長。


2. 久志尚太郎氏/株式会社TABILABO 代表取締役

1984年生まれ、株式会社TABILABO 代表取締役。中学卒業後、単身渡米。16歳の時に飛び級で高校を卒業後、起業。帰国後は19歳でDELLに入社、20歳で法人営業部のトップセールスマンに。21歳から23歳までの2年間は同社を退職し、世界25ヶ国をまわる。復職後は25歳でサービスセールス部門のマネージャーに就任。同社退職後、宮崎県でソーシャルビジネスに従事。2013年より東京に拠点を移し、2014年2月TABILABO創業。クリエイティブディレクターとしてヤマハ発動機「サウナとトリシティでととのった」やUltra Japan「OFFICIAL AFTER MOVIE2016」を手掛ける。


3. 山中哲男氏/株式会社トイトマ 代表取締役社長

1982年兵庫生まれ。高校卒業後大手電機メーカーに就職する。約1年間働くが、何も考えずに飛び込んだ会社ではやりがいをもつことができず、自ら多くの実務を経験できることから飲食店を開業することを決意し起業。2007年、米国ハワイ州にてコンサルティング会社を設立しCEOに就任。日本企業の海外進出支援、M&A仲介、事業開発支援を行い、中小企業から東証一部上場まで幅広く支援する。約5年後、全ての株式を売却。2008年、株式会社インプレス(現:トイトマ)を設立し、代表取締役社長に就任。ビジョンや想いに共感し、経済合理性だけを追及するのではなく社会的な価値を見いだす事業に絞り込み、民間企業、行政問わず既存事業の事業戦略策定や実行アドバイス、新規事業開発支援やプロジェクト開発支援を中心に活動中。

2018年3月、株式会社トイトマ代表取締役会長に就任。


4. 土井寛之氏/株式会社SPLYZA 代表取締役

学生時代は数学や物理にはまり、大学卒業後ソフトウェア開発を行う。浜名湖でウインドサーフィンに出会い、「正解の無い問題」を解いていく面白さにはまる。30歳で仕事を辞めてオーストラリアで1年間ウインドサーフィンに明け暮れる。帰国後、“アマチュアスポーツマンの「もっと上手くなりたい」を叶える”をスローガンに2011年株式会社SPLYZA設立。スポーツの教育的価値を向上すべく、中高生部活向けに選手自ら考える映像分析ツールSPLYZA Teamsを提供中。

経済産業省「始動 Next Innovator 2016」シリコンバレー派遣メンバー、

KDDI無限Labo10期採択、

TEDxHamamatsu 2017スピーカー


5. 外所一石氏/有限会社トリプルイー企画 代表

プロデューサー・コンセプター 1979年東京都生まれ。幼少期をペルー・グァテマラ・ヨルダンで過ごす。2003年青山学院大学卒業後、同年に人間・時間・空間の「間(マ)」を演出・プランニングする有限会社トリプルイー企画設立。Dr.FrankenやFUGAHUMなどのアパレルブランドのプロデュース。大手メーカブランドへのブランディングやJAXAやCool Japanなど公的機関、タイ政府など国内外のファッション・アート業界のイベントのディレクションなどマーケティングから商品開発、WEB、内装まで手掛ける。

社会福祉法人加寿美園 顧問(本妙寺保育園・かすみ保育園)

一般社団法人Smart Survival Project 副代表理事

株式会社メルカリ アドバイザリー

株式会社マッシュホールディングス アドバイザリー



■マッチングイベント

<主催>

浜松市


<本フォーラムの目的>

首都圏ベンチャー企業等と浜松市企業のマッチング機会を提供することにより、首都圏ベンチャー企業の浜松市への誘致及び浜松市企業の新事業展開の支援に繋げる


<開催概要>

日時     :平成30年11月16日(金)

        15:30開場、16:00~19:00実施(*交流会を含む)

会場     :TKP浜松アクトタワーカンファレンスセンター

会場場所   :〒430-7725 静岡県浜松市中区板屋町111−2 浜松アクトタワー25F

参加企業数  :7社(※浜松市ビジネスフォーラムに参加いただき、

        事前申し込みいただいたうえ、

        事務局にて企業選定させていただく予定です。)

浜松市側参加者:約100名

実施内容   :1. 主催者あいさつ

        2. 首都圏等ベンチャー企業によるピッチ

        3. 交流会

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