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PGF生命調べ  時代を漢字一字で振り返り 「平成」を表す漢字  男性回答1位「平」、女性回答1位「苦」

~人生の満足度に関する調査2018~

PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社、代表取締役社長 兼CEO 阪本 浩明)は、2018年10月9日~10月11日の3日間、20~79歳の男女を対象に「人生の満足度に関する調査2018」をインターネットリサーチで実施し、2,000名の有効サンプルの集計結果を公開しました。

2015年に開始した「人生の満足度に関する調査」は、今年で4年目の実施となります。PGF生命は、すべての人々が安心していきいきとした生活をおくれるよう、生命保険ビジネスを通じて応援します。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)


[調査結果]

第1章:数字で見る人生の満足度

■「これまでの人生に満足」45%、昨年調査よりシニア世代の「人生不満足度」が上昇傾向


20~79歳の男女2,000名(全回答者)に、これまでの人生について、どの程度満足しているかを聞きました。


まず、≪これまでの人生の総合的な満足度≫を聞いたところ、『満足している』(「非常に」と「やや」の合計、以下同じ)は44.8%、『満足していない』(「全く」と「あまり」の合計、以下同じ)は26.8%、「どちらともいえない」は28.6%となりました。これまでの自身の人生を振り返ったとき、満足のいくものだったと感じている人が多いようです。

性年代別にみると、『満足している』の割合は20代から50代までは男性よりも女性のほうが高い傾向がみられ、20代(男性37.5%、女性51.0%)や40代(男性32.5%、女性46.5%)、50代(男性36.0%、女性50.0%)では女性のほうが10ポイント以上高くなりました。


昨年の調査結果と比較すると、『満足していない』の割合が60代・70代男性では2017年10.5%→2018年18.5%と8.0ポイントの上昇、60代・70代女性では2017年7.5%→2018年18.5%と11.0ポイントの上昇となり、シニア世代の「人生不満足度」の上昇傾向がみられました。


■働いている人の「仕事満足度」は42% 若い世代ほど満足度は低い傾向に

■景気回復は未だ実感できず 「報酬に満足していない」49%、昨年比6ポイント上昇

■労働環境の満足度は高め 「休暇の取りやすさ」「労働時間」には働く人の半数以上が満足


次に、就業者(1,255名)に対し、仕事に関する満足度を聞きました。


≪仕事・職業についての総合的な満足度≫を聞いたところ、『満足している』は42.0%、『満足していない』は28.1%、「どちらともいえない」は30.0%となりました。

年代別にみると、『満足している』の割合が最も低かったのは20代(34.2%)で、30代(38.2%)、40代(39.3%)、50代(43.6%)、60代・70代(61.6%)と世代が上がるにつれ高くなる傾向がみられました。仕事での経験を重ねている人が多い世代ほど、満足度が高くなっているようです。


では、具体的にはどのような点に満足を感じているのでしょうか。

≪報酬≫に現時点でどの程度満足しているか聞いたところ、『満足している』は25.4%、『満足していない』は48.7%、「どちらともいえない」は26.0%となり、満足していないという人が多い結果となりました。

昨年の調査結果と比較すると、『満足していない』の割合は2017年42.3%→2018年48.7%と、6.4ポイントの上昇となりました。景気の回復を未だ実感できていない人が多いようです。


性年代別に『満足していない』をみると、50代男性では2017年41.9%→2018年55.9%と14.0ポイントの上昇、20代女性では2017年38.3%→2018年48.6%と10.3ポイントの上昇となりました。


また、≪職場での休暇の取りやすさ≫については、『満足している』が52.0%、『満足していない』が21.6%となり、≪労働時間≫については『満足している』が50.0%、『満足していない』が21.5%となりました。休暇の取りやすさや労働時間といった労働環境については、満足できているという人が多いようです。

そのほか、≪職場での人間関係≫についても聞いたところ、『満足している』は42.5%、『満足していない』は24.6%となりました。


■老後への備えの満足度 約6割が「満足していない」、50代では7割近くに


続いて、全回答者(2,000名)に、お金の使い方や老後への備えなど、自身の経済状況に関する満足度を聞きました。


≪マネーについての総合的な満足度≫を聞いたところ、『満足している』は17.8%、『満足していない』は51.9%となり、満足していない人が半数以上という結果でした。

年代別にみると、『満足していない』の割合は50代(57.3%)が最も高くなりました。


また、≪老後への備え(公的年金、個人年金保険など)≫については、『満足している』が12.4%、『満足していない』が61.9%となりました。

年代別にみると、『満足していない』の割合が最も高かったのは50代(67.1%)でした。50代はシニア予備軍といわれる年代ですが、老後資金のための準備が満足にできていないと感じる人が多く、マネーについての総合的な満足度の低さにも繋がっているのかもしれません。


■パートナーへの満足度ではシニア世代の男女間ギャップが鮮明に!

 男性では60代・70代の満足度が1位も、女性では60代・70代の満足度がワースト1位


次に、恋人や配偶者に対する満足度について質問を行いました。


パートナーがいる人(1,291名)に、パートナーに対して、現時点でどの程度満足しているか聞いたところ、『満足している』(「満足している」と「どちらかといえば満足している」の合計、以下同じ)は64.3%、『満足していない』(「満足していない」と「どちらかといえば満足していない」の合計、以下同じ)は14.8%、「どちらともいえない」は20.9%となりました。今のパートナーに満足しているという人が多数派となりました。

性年代別に『満足している』の割合をみると、男性では60代・70代が79.5%で最も高くなりましたが、女性では60代・70代が53.2%で最も低いという真逆の結果となりました。


■どんな夫・妻でありたい? 男性回答1位「頼れる夫」女性回答1位「優しい妻」


また、パートナー(恋人・配偶者)から見て、自分自身がどのような夫・妻でありたいと思うかを聞いたところ、「優しさ・思いやりがある」が最も多く52.3%、次いで、「家族を大切にする」が43.2%、「頼りがいがある」が32.1%、「相談できる」が26.3%、「聞き上手である」が24.0%となりました。

男女別にみると、男性では「頼りがいがある」が52.3%で最も高く、女性では「優しさ・思いやりがある」が54.9%で最も高くなりました。頼れる夫でありたいと考える男性や、優しい妻でありたいと考える女性が多いようです。


■イマドキ男子はパートナー選びで「収入の安定」を重視?20代男性では昨年比14ポイント上昇


続いて、パートナー(恋人・配偶者)がいる人(1,291名)に、パートナー選びで失敗しないためには、どのような点が絶対に欠かせないポイントだと思うかを聞きました。

最も多かったのは「優しさ・思いやりがある」(56.4%)、次いで、「家族を大切にする」(40.7%)、「金銭感覚が合う」(32.6%)、「収入が安定している」(27.7%)、「食の好みが合う」(22.8%)となりました。人柄がポイントだと考える人が多くなったほか、金銭感覚や収入などお金に関する点を重視する人も少なくないことがわかりました。


昨年の調査結果と比較し、「収入が安定している」を回答した割合の変化を男女別にみると、男性では2017年3.9%→2018年11.0%と7.1ポイントの上昇となりました。

性年代別にみると、20代男性では2017年0.0%→2018年14.3%と14.3ポイント上昇しました。共働き夫婦の増加や働き方改革の推進を背景に、男性が抱く家庭での役割意識に変化が生まれているようです。


第2章:2018年、人生の満足度を上げてくれたモノ・コト

■2018年を振り返った満足度 「今年一年の生活に満足」39%、生活満足度は西高東低の傾向


今年(2018年)の1年間を振り返った満足度について質問を行いました。

≪今年の生活満足度≫について聞いたところ、『満足している』は39.1%、『満足していない』は30.8%、「どちらともいえない」は30.2%となり、『満足している』の割合は人生の総合的な満足度(44.8%)よりも低くなりました。

性年代別にみると、『満足している』の割合は20代から50代までは男性よりも女性のほうが高くなっており、なかでも20代(男性33.5%、女性49.0%)と40代(男性31.0%、女性43.5%)では10ポイント以上の差がみられました。


地域別に『満足している』の割合をみると、北海道・東北28.7%、関東38.4%、中部41.6%、近畿40.7%、中国・四国40.9%、九州・沖縄45.3%と、今年の人生満足度については西高東低の傾向がみられました。


■今年、人生の満足度を上げてくれた趣味・レジャー 「旅行」がダントツ


人生を豊かにしてくれる趣味や娯楽・レジャーについて、質問を行いました。

まず、全回答者(2,000名)に、今年、自身の人生の満足度を向上させたと思う趣味・レジャーは何か聞いたところ、「旅行」が最も多く45.7%、次いで、「グルメ」(26.1%)、「音楽」(21.0%)、「ドラマ・映画」(18.7%)、「スポーツ」(15.4%)となりました。

性年代別にみると、20代男女では「SNS」(20代男性18.5%、20代女性19.0%)が他の性年代層より高くなりました。TwitterやInstagramのほか、今年話題になったTikTokなどのSNSを介した、人との繋がりによって人生満足度が高まったという20代が多いのではないでしょうか。また、20代男性では「漫画・アニメ」(34.0%)や「ゲーム」(36.5%)、20代女性では「アイドル・イケメン俳優・美人女優」(18.5%)が他の性年代層より高くなりました。好きなキャラクターやイケメン芸能人から人生の潤いをもらったという人が20代男女には少なくないようです。


■熱中しすぎも要注意!?今年、ハマりすぎて人生の満足度がダウンしたもの

 20代女性では「SNS」が2年連続ワースト1位に


次に、今年、実際にハマりすぎて人生の満足度を低下させたと思う趣味・レジャーは何かを聞きました。

ハマりすぎて人生の満足度を低下させた趣味・レジャーがある人(391名)の回答をみると、「ゲーム」が最も多く27.4%、次いで、「ネットサーフィン」が22.3%、「SNS」が14.6%で続きました。

性年代別にみると、20代女性では「SNS」(36.2%)が他の性年代層より高くなりました。“SNS疲れ”を感じている20代女性も多いようです。そのほか、50代男性では「自動車・バイク」(20.0%)が他の性年代層より高くなりました。クルマやバイクにこだわりすぎて後悔している50代男性は少なくないようです。


昨年の調査結果と合わせてみると、20代女性では「SNS」が2年連続1位(2017年38.8%→2018年36.2%)となりました。毎年さまざまなSNSが誕生していますが、次々と試すうちに疲れてしまったという20代女性は多いのではないでしょうか。


■2018年の人生満足度を上げてくれたニュースは「スポーツ」関係がトップに

 1位「大坂なおみさん全米オープン優勝」、2位「サッカーワールドカップでの日本代表の躍進」


2018年には、政治・経済・スポーツ・芸能などの分野で、さまざまな出来事が話題になりましたが、どのようなニュースが人生の満足度に影響を与えたのでしょうか。全回答者(2,000名)に、今年のニュースについて質問を行いました。


≪今年、人生の満足度を上げてくれたニュース≫は何かを聞いたところ、1位は「大坂なおみさんの全米オープン優勝」となりました。理由をみると、「元気をもらえたから」や「日本人の誇りだと思うから」などのコメントが目立ったほか、「人柄の良さに好感を持ったから」といった回答もみられました。インタビューで垣間見られる素朴なキャラクターが多くの人を惹きつけたようです。2位は「サッカーワールドカップでの日本代表の躍進」で、理由としては「期待を裏切り好成績を上げてくれたから」などの回答がみられました。下馬評を覆し健闘した日本代表の姿に、勇気をもらった人が多いのではないでしょうか。

そのほか、3位は「本庶佑さんのノーベル医学生理学賞受賞」で、「日本の学問の価値を向上させたと思うから」や「ガン免疫療法の凄さを知ったから」といったコメントが挙げられました。また、5位は「ボランティア尾畠春夫さんによる行方不明2歳児発見」で、「お金ではない、人生の価値を感じたから」や「心温まる希望を与えてくれたから」といった回答がみられました。


第3章:平成の時代を振り返る

■さよなら平成!平成時代の満足度を点数化すると? 平均点は「61点」

 最も高かったのは平成生まれの20代女性「70点」、低かったのは40代男性「53点」


2019年5月の改元で、1989年に始まった平成時代が終わり、新しい時代を迎えます。そこで、全回答者(2,000名)に、平成時代について質問を行いました。


まず、自身の平成時代に対する満足度を点数で表すとしたら、100点満点中、何点になるかを聞いたところ、「50点台」(26.4%)や「80点台」(19.4%)に回答が集まり、平均点は61.3点となりました。

性年代別にみると、最も平均点が高かったのは20代女性の69.6点で、最も低くなったのは40代男性の53.3点でした。

点数区分ごとに、つけた点数の理由をみると、【100点】では「満足した生活ができているから」や「結婚して、子どもが産まれて幸せだから」といった回答が挙げられました。また、【90点台】では「自分が今まで見て感じて生きてきた人生は素晴らしいものだと感じるから」、【80点台】では「非常に幸せだが、収入がもう少し欲しいから」、【70点台】では「ネットワーク技術の向上で便利になった反面、人と人との繋がりが希薄になった気がするから」、【60点台】では「就職氷河期にあたったから」、【50点台】では「何の変革もなかった。予想の出来ない災害の多い時代だったから」、【50点未満】では「何も成し遂げていないから」といったコメントがそれぞれみられました。


■時代を漢字一字で振り返り 「平成」を表す漢字 男性回答1位「平」、女性回答1位「苦」


では、自身が生きてきた平成時代を“漢字一字”で表すとしたら、どのような漢字を選ぶ人が多いのでしょうか。


全回答者(2,000名)に、自身が生きてきた平成時代を表す漢字を聞いたところ、「平」と「苦」が同数で1位となりました。「平」を選んだ理由としては、「平凡だと思ったから」や「平和だったから」、「良いことも悪いこともない平穏な感じだったから」などが挙げられました。「苦」を選んだ理由としては、「就職難で大変だったから」や「苦しいデフレだったから」といったコメントがみられました。

3位以下をみると、3位は「変」、4位は「生」、5位は「災」となりました。

男女別にみると、男性回答では1位「平」、2位「苦」、3位「生」、女性回答では1位「苦」、2位「変」、3位「平」となりました。男女で平成時代に対する捉え方に違いがあるようです。


■人生の満足度を上げてくれた平成生まれのもの 1位「スマートフォン」

 ユーチューバーのおかげ?20代女性の4割半が「動画サイト」で人生満足度アップ


全回答者(2,000名)に、≪人生の満足度を上げてくれた、平成生まれのもの≫を聞いたところ、1位「スマートフォン」(57.4%)、2位「ノートパソコン」(37.2%)、3位「動画サイト(YouTubeなど)」(27.7%)、4位「検索ポータルサイト(Yahoo!、Googleなど)」(21.5%)、5位「ECサイト(ネットショップ)」(20.5%)となりました。2010年代に急速に普及したスマートフォンによって、人生の満足度が向上したと感じる人が多いようです。

性年代別にみると、20代男性と20代女性では「動画サイト(YouTubeなど)」(20代男性42.5%、20代女性46.5%)が他の性年代層より高くなりました。“ユーチューバー”と称される職業が平成時代に誕生し、若者の間で人気を集めていますが、ユーチューバーに人生の満足度を上げてもらったという20代が少なくないようです。また、60代・70代男性では「ノートパソコン」(49.5%)や「薄型テレビ」(34.5%)が他の性年代層より高くなりました。


■感動を与えてくれた平成のアスリート 1位「羽生結弦さん」 あの野球選手も上位にランクイン


全回答者(2,000名)に、≪感動を与えてくれた、「平成のアスリート」≫を聞いたところ、1位「羽生結弦さん」、2位「イチローさん」、3位「浅田真央さん」、4位「大谷翔平さん」、5位「大坂なおみさん」となりました。2018年(平成30年)に開催された平昌五輪で、2連覇を達成した羽生結弦さんに感動をもらったという人が多いようです。

男女別にみると、男性の回答では、1位「イチローさん」、2位「大谷翔平さん」とプロ野球選手が上位2位でしたが、女性の回答では、1位「羽生結弦さん」、2位「浅田真央さん」とフィギュアスケート選手が上位2位となりました。また、女性の回答では、3位に、日本人初となる4大大会のシングルス優勝という快挙を成し遂げた「大坂なおみさん」がランクインしました。


■平成を代表する歌手 男性歌手は1位「Mr.Children」、女性歌手は「安室奈美恵さん」がダントツ


次に、≪「平成を代表する歌手」≫を聞いたところ、男性歌手では1位「Mr.Children」、2位が僅差で「平井堅さん」、3位「SMAP」、4位「米津玄師さん」、5位「嵐」となりました。

男女別にみると、男性の回答では1位「Mr.Children」、2位「平井堅さん」、女性の回答では1位「平井堅さん」、2位「Mr.Children」と男女で順位が逆転する結果となりました。


また、女性歌手では、「安室奈美恵さん」がダントツとなり、2位「宇多田ヒカルさん」、3位「MISIAさん」、4位「Superfly」、5位「浜崎あゆみさん」となりました。2018年(平成30年)9月に引退した安室奈美恵さんの歌声が忘れられないという人が多いようです。


■心に刻みたい、平成の名言 1位は「チョー気持ちいい」(北島康介さん:平成16年)


最後に、全回答者(2,000名)に、≪心に刻みたい「平成の名言」≫を聞いたところ、1位は、2004年(平成16年)アテネ五輪水泳で金メダルを獲得した時の北島康介さんの言葉「チョー気持ちいい」となりました。2位は、2001年(平成13年)大相撲夏場所で優勝した貴乃花に、当時の小泉純一郎首相がかけた言葉「痛みに耐えてよく頑張った!感動した!」でした。3位は、2008年(平成20年)の二度目の金メダル獲得の際に北島康介さんが発した「何も言えねえ」、4位は1996年(平成8年)アトランタ五輪女子マラソンで銅メダルを獲得した有森裕子さんの言葉「自分で自分をほめたい」、5位は、予備校の人気講師である林修さんの言葉「いつやるか?今でしょ!」、人気タレントのマツコ・デラックスさんの言葉「自分が幸せかどうかは、自分で決めるしかないのよ」となりました。

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