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ABB、クウェート最大の揚水プラントを1億4,800万米ドルで受注

クウェートの真水供給量が従来に比べて2倍以上に

企業動向
2010年11月5日 10:00
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チューリッヒ発 2010年10月25日 - 電力技術とオートメーション技術のリーディングカンパニーであるABBは、クウェートの電気水道省から、ミーナ・アブドッラー揚水プラントの建設および修復プロジェクトの契約を獲得しました。コンソーシアムパートナーである現地のアーマディアグループが土木工事を担当します。ABBの管轄は1億4,800万米ドル相当で、これは第4四半期の業績に計上されます。

当プラントは、2基の海水淡水化設備から1日に150万立方メートルの水を汲み上げ、クウェートの真水供給量を従来の2倍以上に増量し、都市開発および大都市圏の需要に応えます。

「ミーナ・アブドッラー揚水プラントはクウェートのインフラ整備計画において不可欠で、同地域で増加する水需要に貢献します。ABBの幅広い電力およびオートメーションの技術と、水産業における専門知識と経験で、プロジェクトは円滑に遂行すると確信しています。」と、パワーシステム事業部責任者、ピーター・ロイプは述べています。

ABBは、新規揚水プラントの電気機械パッケージのエンジニアリング、機器の供給、設置、調整および試運転を担当し、2013年の完工を予定しています。制御計装システム、モーター、低圧および高圧スイッチギヤ、変圧器、光ファイバー通信装置の主要機器を供給するほか、既存の23施設を、新たに設置された国営の管理センターと統合します。
ABBの水ビジネスのソリューションは、統合および最適化したICE(計装、制御、電気)システムだけではなく、水道施設、海水淡水化および水処理プラントのエネルギー効率と生産性および信頼性を向上させる、電力およびオートメーション機器を網羅しています。

■ABBについて ( http://www.abb.com/ )
ABBは、世界のおよそ100カ国に117,000人の従業員を擁する電力技術とオートメーション技術のリーディングカンパニーです。環境負荷を最低限に抑えながらお客さまの業務効率を最適化するソリューションの数々を、産業界と公益事業の皆さまに提供しています。

■ABB株式会社について ( http://www.abb.co.jp/ )
ABBの日本法人であるABB株式会社は、国内において電力およびオートメーション事業を、製造、販売、サービス分野にわたって展開しています。
また、ABBの日本国内における活動は、ABB株式会社と3つの合弁事業から構成されており、ABBジャパングループとして約700名の従業員、12都市にわたる販売/サービスネットワークを擁しています。