第15回「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」記念式典・...

第15回「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」 記念式典・表彰式を開催

日本損害保険協会(会長:西澤 敬二)では、朝日新聞社と日本災害救援ボランティアネットワークとの共催で、第15回「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」記念式典・表彰式を開催しました。当日は、教育関係者や受賞団体の関係者などを中心に175名が参加しました。


受賞者との記念撮影


日時:2019年1月26日(土)15時00分~17時00分

場所:損保会館2階大会議室

後援:内閣府、文部科学省、警察庁、消防庁、気象庁、UNESCO、日本ユネスコ国内委員会、日本ユネスコ協会連盟、全国都道府県教育委員会連合会、沖縄県、アジア防災センター、児童健全育成推進財団、日本損害保険代理業協会、ボーイスカウト日本連盟、ガールスカウト日本連盟、NHK、福岡県(順不同)


記念式典では、西澤協会長の開会挨拶の後、当協会業務企画部の宇田川 智弘部長による「ぼうさい探検隊のこれまでの取組みと今後の展望」をテーマとした講演、子どもたちの提言が改善事例に結びついた事例を紹介する「ぼうさい探検隊15年の軌跡、そして未来へ」のビデオ上映や第1回から15回連続で応募いただいている足助小学校からのビデオレター、過去に本取組みを実施した指導教諭と生徒による「未来への宣誓」などを実施しました。記念式典の総括では、文部科学省総合教育政策局 安全教育調査官 吉門 尚子氏から、「ぼうさい探検隊は、文部科学省の学習指導要領で示されている「主体的、対話的で深い学び」ができる素晴らしい取組みである」とのコメントがありました。


表彰式では、入賞9作品(※)の学校・団体の代表者をお招きし、表彰式を開催しました。審査総評では、神戸大学名誉教授・兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科長 室崎 益輝氏から「ぼうさい探検隊は、子どもたちの防災力のレベルを上げることと、すそ野を広げることの両立を可能とする素晴らしい取組みである」とのコメントがありました。


当協会では、引き続き防災・減災に関する取組みを実施し、地域防災力向上に努めていきます。


※文部科学大臣賞、防災担当大臣賞、消防庁長官賞、まちのぼうさいキッズ賞(日本ユネスコ国内委員会会長賞)、気象庁長官賞、キッズリスクアドバイザー賞(日本損害保険代理業協会賞)、未来へのまちづくり賞(朝日新聞社賞)、わがまち再発見賞(日本災害救援ボランティアネットワーク賞)、ぼうさい探検隊賞(日本損害保険協会賞)



<記念式典・表彰式概要>

【日時】2019年1月26日(土)15時~17時

【場所】損保会館 2F大会議室

【内容】記念式典:これまでの取組みと今後の展望、

    子どもたちの提言が結びついた改善事例等のビデオ上映、

    15回連続応募の足助小学校ビデオレター、未来への宣誓 など

    表彰式:入賞団体(9団体)の表彰状・副賞授与 記念撮影 など

    主催者代表挨拶:西澤協会長



<開会挨拶・西澤協会長>

・今回の入選作品は、幅広い視点から丹念にまちを調べ、その結果をわかりやすく伝えるため、マップに様々な工夫が凝らされており、児童の皆さんが、もっと安全で安心な街にしていきたいという思いを持って、一生懸命に取り組んできたことがよく伝わる力作ばかりであった。

・「ぼうさい探検隊」をより多くの地域で実施され、より多くの皆さまに参加いただき、安心で安全な社会づくりに繋がればと願っている。



<講演「ぼうさい探検隊のこれまでの取組みと今後の展望について」・宇田川業務企画部長>

・本取り組みのきっかけは、1995年1月17日に発生した「阪神・淡路大震災で、防災教育・地域防災の重要性を踏まえ、NPO法人と連携を開始した。

・「マップコンクール」は2004年度から、2018年度で第15回目を迎えた。第1回から第15回で、応募団体は96団体から566団体に、作品は478マップから2,865マップに、参加児童数は4,832人から17,983人に増加した。

・後援団体も第1回の6団体から17団体に増加した。

・2016年3月には、一般社団法人 レジリエンスジャパン推進協議会の「最優秀レジリエンス(教育・人づくり)」を受賞、2018年10月に日本災害情報学会の「廣井賞」を受賞した。

・マップを活用した行政等への提言により実際に危険個所が改善された事例も年々増えてきている。

・今後の課題としては、(1)指導教諭との連携強化による学校教育への更なる浸透と拡大、(2)IT等活用した取組みの推進、(3)マップを活用した自治体等への要望によるさらなる地域改善を図りながら取り組んでいきたい。



<総括・文部科学省 吉門安全教育調査官>

・ぼうさい探検隊は、実際に自分でまちを探検し、危険な場所の確認や、安全のための施設・設備などを見て回り、災害から生き残るために何をすべきか考えようとする主体性や、調べるうえで周りの人間に様々な話を聞き、みんなで話し合い、マップにまとめた内容を人に伝える対話性が必要となる。

・文部科学省の学習指導要領で示されている「主体的、対話的で深い学び」ができる素晴らしい取組みであると考えている。

・是非、今後も本取組みを続けていってほしい。



<審査総評・室崎審査員長>

・災害に強い人間になるためには「心(防災の意識を磨くこと)・技(防災の能力を磨く)・体(家族や地域とのつながりを磨く)」が欠かせない。

・ぼうさい探検隊は、まち歩きとマップづくりという「簡単な仕掛け」でありながら、防災の「心・技・体」のための「大きな可能性」を持っている。子どもたちの防災力のレベルを上げることと、すそ野を広げることの両立を可能とする素晴らしい取り組みである。それだけに、すべての学校や地域で取り組まれることを期待したい。



<ぼうさい探検隊とは>

・子どもたちがまちを探検し、危険な場所の確認や、安全のための施設・設備などを見て回り、探検の結果を防災・防犯・交通安全マップにまとめて振り返る実践的教育安全プログラムです。

・1995年1月17日に発生した「阪神・淡路大震災」で、防災教育・地域防災の重要性を認識し、NPO法人と連携を開始したのがきっかけで2004年度から始まり、2018年度で15回目となりました。

・マップを活用した行政等への提言により実際に危険個所が改善された事例も年々増えています。



<今年度の入選作品について>

・全国556団体から応募があった2,865作品の中から、入選117作品を決定しました。福島県、東京都、茨城県、奈良県、香川県、愛媛県、高知県、沖縄県の学校や団体の入賞9作品のほか、審査員特別賞8作品、佳作100作品が入選しています。

http://www.sonpo.or.jp/news/release/2018/1812_01.html

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業績報告
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社会(国内) 経済(国内) 教育
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