京都造形芸術大学の学生が 南座に設置される「都をどり」の 一文字看板・桟敷緞帳の制作に参加!
京都造形芸術大学(京都市左京区/学長:尾池和夫)は、本学瓜生山キャンパス内の京都芸術劇場『春秋座』で「都をどりin春秋座」を開催した2017年と2018年に引き続き、南座で開催される今年の「都をどり」でも、祇園甲部歌舞会(京都市東山区)とあゆみを共にします。
2019年は、一文字看板と桟敷緞帳の制作、そして都をどりアーチと雪洞(ぼんぼり)のデザインを本学が手掛けます。また、毎年好評をいただいている学生考案の「都をどりみやげ」の販売も決定。京都の伝統文化を継続的に支え盛り上げる“平成世代”の取り組みに、ぜひご注目ください。
【本件のポイント】
(1) 京都に“春のおとずれ”を知らせる「都をどり」の一文字看板を、京都造形芸術大学の学生が描きます。
(2) 2017年から3年連続、本学が「都をどり」の桟敷緞帳のデザインから制作までを手掛けています。
今年は、本学卒業生で人気テキスタイルブランド「ケイコロール」を主宰する山元桂子さんと、本学の学生6名による作品。南座劇場内に3月末設置。
(3) 祇園・花見小路の、都をどりアーチと雪洞(ぼんぼり)を学生がデザイン。
(4) 観劇の感動を自宅まで。学生考案の「都をどりみやげ」を南座館内で販売します。「都をどり」で誕生し、国内外で話題の「HANAO SHOES」も販売決定!
【作品詳細】
(1) 一文字看板
本学美術工芸学科 山本太郎准教授(日本画家)主導のもと、16名の学生が制作。
看板には「舞台へ向かう芸舞妓さんの後ろ姿」を描きます。後ろ姿の美しさ、凛とした佇まいを感じてもらえるデザイン。看板は南座正面玄関に設置され、ご来場の皆さまを出迎えます。
(2) 桟敷緞帳
本学卒業生で人気テキスタイルブランド「ケイコロール」(京都市中京区)を主宰する、山元桂子さんとともに、6名の学生が制作。
今回のデザインは「都をどり」の伝統的な華やかさと、現代の「京都らしさ」を融合したもの。模様には「祇園小唄」の歌詞より着想を得た、月夜・鴨川の水などの情景を取り入れました。左右の桟敷緞帳で季節の移ろいを表現するため、「春夏」「秋冬」の2枚を制作。
伝統的な型友禅の技法で手染めされた緞帳は、「都をどり」の伝統的な空間に少しのスパイスをもたらします。
(3) 都をどりアーチ・雪洞(ぼんぼり)
学生が考案したデザイン。都をどりの優美さを表現しています。末広がりで縁起が良いといわれている“番傘”をデザインに取り入れ、配色は「春らしさ」「かわいらしさ」を表すため暖色を選択。
アーチと雪洞は、祇園の花見小路に設置され、行き交う人に「都をどり」と春のおとずれを知らせます。
(4) 「都をどりみやげ」
観劇の思い出を自宅まで。毎年好評の学生考案「都をどりみやげ」を、南座でも販売することが決定。
「都をどり」がきっかけで誕生し、スニーカーに鼻緒を取り付けたデザインがメディアでも話題の「HANAO SHOES」や、桟敷緞帳そのままのデザインをあしらった手ぬぐい、都をどりの着物から着想を得た「着物巾着」などを販売します。
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