モンタビスタ、グラフィックス ツールの新バージョンをリリース
報道関係各位
プレスリリース 2004年6月9日
モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社
モンタビスタがMontaVista Linux Professional Edition 3.1対応
グラフィックス ツールの新バージョンをリリース
~モンタビスタの開発プラットフォーム、最新バージョンで
すぐに利用可能なツールをリリース~
2004年6月8日(現地時間)米カリフォルニア州サニーベール発―
革新的な組込みソリューションを展開するMontaVista Software Inc.(以下、
モンタビスタ)は、本日、同社のグラフィックス開発環境―MontaVista Linux
Professional Edition 3.1対応MontaVista Graphicsのアップグレードを発表
しました。MontaVista Graphicsは、MontaVista Linuxの利用者向けにGUI
(グラフィカル ユーザ インターフェイス)開発環境を提供し、先進のグラフィッ
クス ベースのアプリケーション開発を支援します。
MontaVista Graphicsは、最先端のグラフィックス機能を備えた包括的なグラ
フィックス開発環境で、MontaVista Graphicsによるグラフィックス ソリュー
ションは、広範囲な製品セグメントに対応します。モンタビスタは、現在、利
用可能な最新のオープンソース テクノロジを活用し、多数のコンポーネント
から単一のグラフィカル開発ツールキットを構築しました。
MontaVista Graphics 3.1は、X Windowシステムベースで、ネットワークにも
対応するグラフィックス環境を提供します。過去15年にわたり使い続けられて
いるX Windowは、幅広いプラットフォームで動作するように設計され、高度な
グラフィックス機能をモジュラー パッケージにより提供します。
MontaVista Graphicsは、また、Gtk+ 2ツールキットを包含し、洗練されたグ
ラフィックス アプリケーションを構築するために必要なウィジェットとツー
ルを提供します。フリースタイル フォントのサポート、フォント レンダリン
グ用Pango、2種類のウィンドウ マネージャ―IceWM、Matchboxを選択可能―も
利用することができます。
この最新版では、すべてのターゲット コンポーネントがアップデートされ、
さらに、メモリー フットプリントをより小さくするウィンドウ マネージャ、
Matchboxを新たにサポートします。また、サポートするCPUアーキテクチャに
ARMとSHアーキテクチャが加わります。
サポートするアーキテクチャは以下のとおりです。
*ARMベース アーキテクチャ ―ARM7、ARM9、TI-OMAP、XScale
*PowerPC アーキテクチャ ―IBM、Motorola
*MIPSアーキテクチャ ―MIPS 2K、3K、4K
*SuperHアーキテクチャ ―SH3、SH4
*X86アーキテクチャ ―486、586、IA32
「組込み機器アプリケーションでのグラフィックスの使用は、着実に増加して
います。特にコンスーマ エレクトロニクス、テレマティクス インフォテイメ
ント、産業コントロールの分野で、こうした傾向は顕著に見られます。様々な
組込み機器向けにグラフィックスを設計するには、柔軟なグラフィックス機能、
使用するアーキテクチャやプラットフォームへの対応が必要です。」と、モン
タビスタのシニア プロダクト マーケティングマネージャ、マイケル マシュー
(Michael Mathews)は述べています。
「アップデート版のMontaVista Graphicsは、こうした様々なニーズに対応し、
定評のある業界標準のオープン ソース テクノロジをベースとした豊富なGUI
開発ツールを提供します。」
MontaVista Linux Professional Edition 3.1について
業界をリードする包括的な組込みOSとクロス開発環境をパッケージ化したモン
タビスタの主力製品です。広範なプロセッサ アーキテクチャに対し共通のソー
スとバイナリ プラットフォームを提供します。Professional Editionは、リ
アルタイム機能、マルチプロセス、マルチスレッドを特長とし、さらに豊富な
ネットワーキング機能を含む多数のソフトウェア コンポーネントがハンドル
された最新のOSです。
リリース
MontaVista Linux Professional Edition 3.1対応MontaVista Graphicsは、
現在入手可能です。
MontaVista Professional Edition 3.0対応MontaVista Graphicsのプロダクト
サブスクリプションをご契約期間中のお客様は、3.1に無償でアップグレード
できます。
すべてのモンタビスタ製品は、プロダクトサブスクリプション契約の下に、
モンタビスタから入手可能です。
モンタビスタソフトウエアについて
MontaVista Software, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サニーベール)は、
インテリジェントな接続機器や関連するインフラストラクチャ向けのシステム
ソフトウェア、開発ツールの市場をリードするグローバル・サプライヤです。
モンタビスタは、オープンソースGNU/Linuxベースのソフトウェア ソリュー
ションを提供することで組込みソリューションの革新を推し進めます。リアル
タイム オペレーティング・システムの先駆者ジェームス・レディ
(James Ready)により 1999年に設立されました。通信インフラからコンスーマ
機器分野に至るアプリケーションにおいて、開発者のニーズに対応するべく製
品を提供しています。MontaVista 製品には、MontaVista Linuxの
Professional Edition、 Consumer Electronics Edition、
Carrier Grade Editionがラインアップされています。また、パワフルな統合
開発環境であるMontaVista DevRocketが、これらMontaVista Linux の各
Editionに対応する優れた開発ツールを提供します。
また、MontaVista Graphicsは、豊富なGUI開発ツール プラットフォームです。
モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社は、MontaVista Software Inc.の
100%日本法人として2000年7月に設立され、日本市場に対して組込みLinux、
およびそれに関わるあらゆるサービスを提供しています。
米カリフォルニア州サニーベールに本社を置くMontaVista Softwareは、Alloy
Ventures、China Development Bank、RRE Ventures、US Venture Partners、
WR Hambrecht+Co.、IBM、Infineon、Intel Capital、Panasonic、Samsung
Ventures、Siemens Venture Capital、Sony、Toshiba AmericaおよびYamaha
Corporationなどの主要投資企業より出資を受けた株式非公開企業です。
MontaVista Softwareの詳細情報は、同社のWebサイト
http://www.mvista.com/ (英語)、 http://www.montavista.co.jp/ (日本語)
をご覧ください。
LinuxはLinus Torvaldsの登録商標です。
MontaVistaはMontaVista Software, Inc.の登録商標です。
その他のすべての名称は、各社の商標、登録商標、またはサービスマークです。
【問い合わせ先】
モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社
マーケティング部:安田 佳世子
TEL: 03-5469-8840 FAX: 03-5469-8801
Email: kayoko_yasuda@montavista.co.jp
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