消防本部と複数市町村の防災情報ネットワークに業務用IP無線および動態管理システムを導入

グループ設定ネットワーク構築＆情報の一元管理　効率的で迅速な災害対応を可能に

2019.06.03 15:00

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FIG株式会社(本社：大分県大分市、代表取締役社長：村井雄司)は、当社グループ会社のモバイルクリエイト株式会社(以下モバイルクリエイト)の業務用IP無線および動態管理システムが、熊本県下球磨地区の人吉下球磨消防本部および6市町村(人吉市、錦町、相良村、五木村、山江村、球磨村)の防災行政無線に採用され、広域災害発生時には消防本部と6市町村を共通グループとして防災情報ネットワークを構築する新たな試みを開始しましたので、お知らせいたします。

通信ネットワーク【導入後】1

従来、大規模な自然災害時などの広域災害時には、災害対策本部が設置され消防本部などから各自治体が所有している無線機へ連絡を行っていました。しかし、各自治体が所有している無線システムが異なるため、消防本部から各自治体への連絡はできても、他の自治体への無線連絡ができずに情報共有が十分ではありませんでした。

今回、モバイルクリエイトの業務用IP無線導入により、通常時は各自治体単独グループ、一部地域災害時には関連する自治体でのグループ、大規模災害時には今回導入した全ての自治体でのグループ設定によるネットワークを構築するとともに動態管理システムにより各自治体が所有する移動系無線の位置情報を把握することで情報の一元管理が可能となり、より効率的で迅速な災害対応が可能となります。

また、市町村防災行政無線はデジタル化が推進されているものの、コスト面の課題があり移動系のデジタル整備率は2018年3月時点で22.9％(総務省調べ)とデジタル化が普及していない現状がありますが、業務用IP無線を活用することでコスト面の課題をクリアして防災情報ネットワークを構築することができました。

モバイルクリエイトでは、引き続き業務用IP無線を活用した防災情報ネットワークの構築で災害対策の強化に貢献してまいります。

【ポイント】

・災害に強いIP無線で状況を把握

・GPS位置情報を活用し的確な指示

・免許不要で、利用者を選ばない

・通信距離及びチャンネル制限がない(NTTドコモ携帯通話圏内であれば全国で利用可能)

・一斉通話、個別通話の選択が可能(同報通話と個別通話が簡単操作で利用可能)

・片方向通話の為、通話の混信が無い

業務用IP無線システム： https://www.mcinc-products.jp/vpt/

動態管理システム　　： https://www.mcinc-products.jp/mobaloca/

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