「下絵と素描から知る上村(うえむら)松園(しょうえん) ~絵師としての気概~」を開催します
『夏休みこどもキャンペーン』期間中は、小・中学生の入館料を無料にします
近鉄グループの文化事業である松伯美術館では、令和元年7月13日(土)から10月6日(日)まで、「下絵と素描から知る上村松園 ~絵師としての気概~」を開催します。
当館には、松園が残した「下絵」や「素描」が多数収蔵されています。松園の写生からは、人物だけでなく花や鳥、風景など様々な対象に関心を寄せていたことがわかります。また古画などを小さく模写した「縮図」からは、勤勉で熱心な姿勢が伝わってきます。そして線や形の描写・構図が完成する「大下絵」を含め、これらの簡潔な画面からは、「美」を生み出そうとじっくり取り組んだ松園の「絵師」としての試行錯誤の跡を確認できると共に、松園の製作意図も鮮明に伝わってきます。
本展覧会では、上村松園の作品、初期から晩年までの「下絵や素描」を中心に紹介します。松園がどのように思索を重ね、理想の絵画世界を創造していったのか。生涯、「絵師」として最高のものを生み出そうと制作に打込んだ心意気を明確に感じ取って頂く貴重な機会となります。
なお、本展覧会の会期中に期間限定(7月13日(土)~9月1日(日))で『夏休みこどもキャンペーン』として、小・中学生の入館料を無料にします。さらに本展覧会をより楽しみながら鑑賞し、美術に親しんでいただけるよう、体験コーナーも設けました。この機会に気軽に親子で美術鑑賞を楽しんでいただき、また夏休みの宿題・課題に活用いただければと考えています。
【概要】
1. 名 称 下絵と素描から知る上村松園 ~絵師としての気概~
2. 開催期間 令和元年7月13日(土)~10月6日(日)
※会期中、前期・後期で一部展示替えをいたします。
●前期:7月13日(土)~8月18日(日)
●後期:8月20日(火)~10月6日(日)
3. 美術講演会 館長 上村淳之による「美術講演会」を開催
●日時:9月7日(土)14:00~(1時間程度)
●場所:松伯美術館 展示室
●聴講無料(但し入館券が必要)。座席自由
(50席程度。立席の場合あり)。
4. 主 催 公益財団法人 松伯美術館、毎日新聞社
5. 会 場 松伯美術館
6. 休 館 日 月曜日(但し7月15日、8月12日、9月16日、23日(月・祝)は
開館し、それぞれ翌日7月16日、8月13日、9月17日、24日(火)が 休館)
7. 開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)
8. 入 館 料 大人(高校生・大学生を含む):820円
小学生・中学生:410円
(※但し『夏休みこどもキャンペーン』期間は、無料)
* 20名以上は団体割引1割引
* 障がい者手帳のご提示によりご本人と同伴者1名まで2割引
9. 展示作品数 約60点(下絵、素描が主要展示。本画も含む)
≪主な展示作品≫
・上村松園 本画:「虫の音」、「唐美人」、「美人納涼」(後期のみ展示) 他
下絵:「虫の音(下絵)」、「序の舞(下絵)」、「草紙洗小町(下絵)」、「母子(下絵・初公開)」他
* 出品作品については、都合により変更する場合があります。
★「夏休みこどもキャンペーン」の実施!
キャンペーン期間:7月13日(土)~9月1日(日)
◇小学生、中学生は「入館無料」 ※通常410円→無料に。
◇楽しみながら美術に親しめる「体験コーナー」も設置。
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