「Retrotec社製気密測定器 キャンペーン企画」 2019年7月より通常販売価格85万円を 本体特別価格65万円で販売!
~建物に大切な気密測定を手軽な費用で~
ハイシマ工業株式会社(本社:さいたま市西区)は、2019年7月1日より米国気密測定器メーカー最大手Retrotec社製ブロアードア(玄関ドアやテラスドア、掃き出し部分への設置)タイプの気密測定器を300名様限定の販売記念キャンペーン価格として、通常販売価格85万円(税抜)のところを本体特別価格として、65万円(税抜)で提供する。住宅を高断熱化し快適性の向上や居住者の健康増進を図ろうと、業界団体・研究者有志の組織「HEAT20」のG3規準の決定や改正民法の施行後、施工の内容や品質を巡るトラブルが増える可能性が指摘されているなか、丁寧に時間をかけて建物をチェックすることが求められている。建物にとって大事な気密性能の検査が行えるRetrotec社製ブロアードアタイプの気密測定器の販売を通し、ハイシマ工業では優れた性能と品質を誇る「安心と信頼」の家づくりの普及を目指す。
Retrotec社は建物やダクトの気密測定器を製造し、アメリカやヨーロッパをはじめ、世界50カ国に測定器を輸出している。米国内ではその精度の高さを評価され、各政府系施設やNASA、軍施設においても採用されており、民間では医療施設や金融機関において消火設備に必要な施設検証にも利用されている。
この測定器は住宅の気密測定に際し、既設のドア枠などを利用し簡単に設置でき、Wi-Fiを経由してのスマートフォンやパソコンでの操作も可能だ。測定数値はクラウドに保存することもできるので、測定数値が厳密に保管される※1。また、測定で使用するDM32については、オプション製品(別売)を取り付けることで、ダクト内漏気や空気風量の測定、壁面の空気の流れもチェックできるなど多様性を兼ね備える。
ハイシマ工業では、スウェーデン製第1種顕熱交換換気機器※2RECシリーズの輸入販売店として、高気密・高断熱化した住宅にはきれいで快適な室内温熱空気環境が必須であるとして、フィルター性能において世界最高ランクを備えて、空気清浄機を必要としないほどの高性能、高熱交換率である換気機器の設置を提案し続けてきた。実際に機器の設置が進む中で性能を正しく発揮するには気密が取れたしっかりした建築工事とダクト配管施工が行われていなければならないと判断し、その実証のための気密測定器の選定をする中でその測定精度や設置の簡便さ、耐久性の高さからRetrotec社の製品を選び、輸入を始めた。実際に自社のパッシブモデルハウスや新築物件、既存住宅における実証試験などを経て正式に取扱販売を2017年から始めていた。
※1 Retrotec社が開発したクラウドシステム「rCloud」(有料)。「rCloud」は自動テストアプリでテストの場所を認識し、建物の気密を測定する。測定結果報告は即刻、共有できどこでも見ることができる。
※2 第1種顕熱交換換気機器は、給気にも排気にもファンモーターを備えた強制給排気を行うことで、外の気温と室内の温度を混ぜ、室内に吹き出す新鮮な空気の温度を室内温度に近づけることができる機械。
【気密測定の現状】
住宅の気密測定について現在国内では建築完了時に1回の測定をする例が多いが、C値(相当隙間面積)が悪かった場合、改善するには仕上がった壁面や天井などを剥がして隙間部分を補修することになり、費用も時間も手間もかかってしまう。既存の国内の気密測定器は設置場所の確保が必要な事と設置に時間がかかり、建築中の作業工程において気密測定ができる良いタイミングを現場作業と照らし合わせて予定することが難しい点もあると思われるが、Retrotec社製は設置が簡単でコンパクトなので測定したいタイミングで測定を行いやすくなっている。また、同社製品はISO基準に則り、今までのように減圧しての測定だけではなく、加圧測定も簡単に行えるため、加圧減圧両数値を出すことで気密シートの貼り方やテープの抑え方などについての検討機会を与えてくれるという。減圧時には気密シートが屋内側に引っ張られて数値が良かったが、加圧時には気密シートが屋外側に離れて隙間が増えたなどの例があった。また、建築中の数値は良かったが完工時には気密シートの破損や管工事などによる躯体への影響などで数値が下がってしまった例などがある。同社では建築中と完工時の2回、加圧と減圧両測定をすることが建物の性能を担保するには大切と提言している。
さらに、測定時に漏気箇所を特定するための発煙機も用意することで単なる数値確認だけではなく、どの箇所から漏気しているのかを特定する手段も合わせて提案することで工事における作業注意個所の事例の積み上げにも活用できることも優位点としている。
その他、戸建住宅だけではなく通常のRC建築物や、特に病院や施設などでも気密工事を行うことで冷暖房コストへの影響は大きい点と、大型の建築物になればなるほど空調の効率もランニングコストへの影響が大きいことを考えると、空調ダクトの漏気テストがZEBと共に環境に配慮した建築をする上で重要であるとしている。
測定器の操作方法などについては、ハイシマ工業のホームページで動画を配信している。
【Retrotec社の紹介】
・ Colin Genge氏とBrendan Reid氏により1980年Retrotec社を創設。カナダのオンタリオ州オタワ市で気密測定器を製造。1984年にアメリカワシントン州へ工場を移転
・ 建物の性能診断機器メーカーとしてソフトプログラムの開発、製造基準と製造認定書作成において世界のリーダーとして貢献してきた
【Retrotec社の主な履歴】
・ 1985年: Retrotec社は初版の火災鎮火抑制基準をNFPA(National Fire Protection Association)へ作成提案、以後ISO版としても採用される。この業界において世界のリーダーとして大きく飛躍する
・ 1990年: Retrotec社は100%の生産ラインをアメリカワシントン州へ移転
・ 2015年: Retrotec社は唯一の気密測定器メーカーとして国際基準「ISO 17025認証」を風圧、風量の部門で取得。Retrotec社でのキャリブレーション(計測器調整)は政府、業界団体より認可を受けている
【法人概要】
社名 : ハイシマ工業株式会社
代表者 : 代表取締役 はい島 一弘※
所在地 : 〒331-0065 埼玉県さいたま市西区水判土26-5
URL : http://haishima.co.jp
※「はい」は正しくは草冠に「配」
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