世界に評価される新しい「メイドインジャパン」を発掘! ハンドメイドインジャパンアワード受賞者決定 グランプリは東京都のカフェスタッフ女性
日本最大級のハンドメイド作品を売買できるオンラインマーケットプレイス「Creema (クリーマ/ http://www.creema.jp )」(運営:赤丸ホールディングス株式会社/東京都渋谷区)では、2010年11月9日から12月30日までの会期にて、日本のクリエイターの作品を世界に向けて発信する「ハンドメイド イン ジャパン アワード by Creema」(以下 HMJ)を開催しました。第1回となる今回は、一次選考を日本の審査委員が行い、二次選考をドイツ・デュッセルドルフのギャラリーにて一般投票の形式で行いました。
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受賞作「銀河の森と 日溜まりの記憶」
審査の結果、グランプリである「ベストクリエイター賞」は都内のカフェスタッフでクレイ作家の安中小織さん(39歳)が受賞。また僅差の二位にはイラストレーターの高部むしゅこさん、三位には陶芸家のsoranoutuwaさん(以上 神奈川県在住)が選ばれました。三名には、5月にベルリンのギャラリーで開催される日独交流150周年認定事業「HANDMADE IN JAPAN EXHIBITION」の出展権が贈呈されます。
約500件の応募作品を一次選考で30点に絞り、ドイツで開催した二次選考には三日間の会期中、現地の市民が約500名参加。日本のハンドメイド文化への高い関心がうかがえました。
本アワードは、ハンドメイド品の個人間売買の場を提供するプラットフォームであるCreema発のイベントとして行ったものです。20世紀の高度経済成長以来、日本が世界に誇るブランドだった「MADE IN JAPAN」の存在感が薄れてきている昨今、様々な文化の影響を受けつつ、手先が器用な国民性が大きく反映されているハンドメイド品こそ次に世界に評価されるべきものなのではないかと考え、HMJはその糸口となるようなイベントとなることを目指して開催しています。
Creemaではサイト開設以来、数ヶ月のうちに1,000名以上のクリエイターが参加し、5,000点以上の作品が出品されています。日本国内におけるハンドメイド製品の購買需要や、クリエイターにとっての出品先の需要が高まっていることがうかがえます。今後も、Creemaでは国内外での「HANDMADE IN JAPAN」の価値化を推進していく予定です。
【グランプリの安中さん コメント】
■「運命の骨折」で、創作の道へ。カフェで働きながら活動
大卒後、2年間勤務した出版社を退職し、転職先が決まっていました。そんな中、不意の転倒で、尾てい骨を骨折してしまったんです。おかげで3ヶ月くらい歩けなくなりました。それが原因で、決まっていた転職先から、お断りを受けたんです。さらなる転職活動ができるわけもなく、実家の茨城で療養しながら、子供のころから好きだった絵を、たまに趣味として描いてました。少し動けるようになって、友達と一緒にフリーマーケットや路上などで絵を販売しました。そうしたら、これが案外売れていったんです。そこでの出会いも魅力的でした。それらがキッカケになって創作の道に進もうと決意しました。すべては、あの骨折のおかげかもしれません。
■幼い頃、自分だけに見えた不思議な世界を表現
幼少時、家族と山に上った時の話です。山小屋の奥に、細くて長い道ががつながっていて、そこを辿ると、一軒の時計の修理小屋がありました。おじさんが時計の修理をしていました。その情景が、私の中でとても鮮明な、素敵な記憶として残っています。でも、家族は口をそろえて「そんなものなかったよ」と言うんですね。私の中の絵本や映画の記憶が入り混じっているのかもしれない。夢に出てきたお話がゴッチャになってるのかもしれない。だけど私にとって、とても素敵な記憶であり体験だったんです。だから、私は思ってるんです。アレは子供にしか見えない世界だったんじゃないかなって。ふとした匂いや、色、手触りで、それを思い出すような感覚・瞬間があります。そういった「子供の頃の記憶」が蘇るような作品を届けたいと思っています。
■CreemaやHMJによってチャンスがとても広がって
創作に取り組む作家にとって、海外への出展というのは、本当に刺激的な企画だったと思います。そもそも、Creemaによってネットで作品が売れるようになったことも大きいですが、たくさんの人に見てもらえる場ができたことは大きいです。これからも、Creemaで出会いがどんどん生まれて行くことを期待してます。
【プロフィール】Einstein Mobile Car(アインシュタインモービルカー)
本名:安中小織(ヤスナカサオリ)
茨城県生まれ、東京都在住 39歳。1997年より、オリジナルのイラスト、Junk素材オブジェ、アクセサリーの展示販売を始める。その後、粘土による立体作品の制作へ移行。青山・表参道の路上をメインに、オリジナルキャラの粘土フィギュア・雑貨の展示販売をしながら、国内の店舗、ギャラリーにて作品の販売を開始。それを機に、自身の制作活動の総称をEinstein Mobile Car(アインシュタイン・モービル・カー:EMC)と名付け、以降、各種イベントやギャラリー、Creemaでの販売を行う。「愛・平和・自然が ユニバーサル(普遍=宇宙)に続くように」というテーマを作品全般にちりばめていることから、作品の多くは宇宙人や精霊、天使などがモチーフとなっている。
【アワード 開催概要】
名称 :HANDMADE IN JAPAN AWARD by Creema
(ハンドメイド イン ジャパン アワード バイ クリーマ)
会期 :2010年11月9日~2010年12月30日(会期延長)
応募/展示日程 :応募受付 11月 9日~11月29日、
一次審査 11月30日~12月 3日、
二次審査 12月28日~12月30日※
※二次審査は運送遅延により当初予定より10日遅れで開催
審査委員 :大塚いちお(イラストレーター)、ほし★みつき(手芸作家)、
ゲルマー知子(Gallery DEN主宰)、
Ilka Fielder(ファッションデザイナー)、
長谷川浩史・梨沙(COOL JAPAN&BOOM JAPAN)、
丸林耕太郎(Creema代表)
主催 :Creema
協力 :COOL JAPAN&BOOM JAPAN
企画協力 :BAUM PR
【デュッセルドルフでの評価(全体について)】
「日本のクリエイティブは予想以上だ。技術が素晴らしいのは有名だけど、それを裏打ちするクリエイティビティが素晴らしいことがわかった」
「配色が独特で、ドイツでは珍しい色が多い。おもしろい。」
「日本のアートやハンドメイドがこんなにユニークでレベルが高いとは驚いた。ヨーロッパに全く引けをとらない」
【2011年5月、ベスト3のクリエイターの作品を展示する
日独交流150周年認定事業「HANDMADE IN JAPAN EXHIBITION」を
ベルリンで開催】
本アワードの入賞者が特典として出展できるドイツ・ベルリンでの展示会を、2011年5月に開催します。アワード本選では会場や審査の関係上、限られた作品の展示に制約されましたが、ベルリンでの展示は入選した各クリエイターのそれぞれの世界感を現地の人々に体感いただけるような規模で開催します。会場となるGallery DENは、長年の様々なジャンルにおける経験を生かし、個人レベルで素晴らしいものを作っている日本のアーティストをヨーロッパで紹介、応援していくことを目標とし、海外進出支援を積極的に行っているギャラリーで、本展の趣旨に賛同して協力していただきます。多くのバイヤーが集まる場に出て行くことで日本のハンドメイドの評価が高まることが期待されます。
Gallery DEN: http://www.gallery-den.de/
【Creemaとは】
概要:
アートや雑貨、工芸品などの手作りの作品を、登録するクリエイター(出品者)から購入できる個人間売買サイト。出品者は月額328円でCreema内に専用のオンライン個人ギャラリーを作成し、自由な価格設定での展示/販売が可能。名称は「クリエイターズ・ニューマーケット」を略した造語。ハンドメイド品を扱うソーシャルマーケットとしては日本最大級。
運営 :赤丸ホールディングス株式会社(東京都渋谷区)
参加クリエーター数:約1,000名
販売作品点数 :5,171点(2011年1月25日現在)
プレスリリース添付資料
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