エクイニクス、東京IBXデータセンターで Oracle Cloud Infrastructureへのダイレクト接続を提供
高パフォーマンス、低遅延でのプライベート接続を実現
インターコネクション(相互接続)およびデータセンターサービスをグローバルに展開するエクイニクス(Nasdaq:EQIX、日本法人代表取締役 兼 北アジア統括: 古田 敬、以下 エクイニクス)は本日、Oracle PartnerNetwork(OPN)のPlatinum レベル・パートナー企業として、オラクルの第二世代のクラウド・インフラストラクチャーへの専用プライベート接続を、東京のIBX(R)(International Business Exchange(TM))データセンター(以下 IBXデータセンター)に拡張することを発表しました。お客様は、Equinix Metro Connect(TM)の直接専用ネットワークリンクおよびEquinix Cloud Exchange Fabric(TM)(以下 ECX Fabric(TM))を利用し、東京のエクイニクスTY4 IBXデータセンター内のOracle Cloud Infrastructure FastConnectサービスを経由して、Oracle Cloud Infrastructureに簡易かつ迅速にプライベート接続できるようになります。オラクルとエクイニクスのネットワーク接続を東京地区で追加することにより、エクイニクスは世界37(都市)でECX Fabric経由のOracle Cloud Infrastructure FastConnectへの接続性を提供します。
IDCの調査(*1)によると、日本はアジア太平洋地域のクラウド市場をけん引する国の1つであり、2018年のパブリッククラウドサービスの市場規模は前年比30%増の45億ドル(約4,930億円)、プライベートクラウドサービスの市場規模も前年比45%増の28億5,000万ドル(約3,120億円)に達しています。日本においては、今年後半のラグビーワールドカップ2019日本大会や東京2020オリンピック・パラリンピックなど、大規模スポーツイベントの開催も控えています。この規模のイベントでは、参加者と観客にシームレスなデジタルエクスペリエンスを提供するため、クラウドサービスおよび関連インフラストラクチャーの採用が拡大しています。
(注釈)
1. https://www.export.gov/article?id=Japan-Cloud-Computing
ECX Fabricのお客様は、Oracle Cloud Infrastructureとの統合により、自社のプライベートインフラストラクチャーとOracle Cloud環境の間にダイレクト接続を確立できます。これにより、クラウドの近接性のメリットを享受すると同時に、クラウドおよびITプロバイダーやその他のビジネスパートナーとの間でセキュアなインターコネクションにより、高パフォーマンスで信頼性に優れ、低遅延でセキュアな環境下で、お客様のプライベートインフラストラクチャーとOracle Cloudの間で、アプリケーション、ミドルウェア、データベースワークロードを、シームレスに移行することが可能となります。
【発表の主なポイント】
●オラクルの第二世代クラウド・インフラストラクチャーは、パブリッククラウドによるスケーリング、弾力性、コスト削減を提供するだけでなく、エンタープライズデータセンターに求められるパフォーマンス、制御、ガバナンスに対応し、更に高度なインフラストラクチャーを構築できるように設計されています。Oracle Cloud Infrastructureはエンタープライズ向けクラウドとして設計構築されているため、多階層な従来型の企業アプリケーションや、高パフォーマンスのワークロード、サーバーレスなコンテナベースのアーキテクチャを、いずれも等しく実行できます。
●エクイニクスにおけるOracle Cloud Infrastructureへの接続は、インターコネクション戦略の一部としてオラクルへのダイレクト接続を必要とするお客様や、大量データを伴うアプリケーションのクラウド移行を必要とするお客様など、多くの企業ユーザーに拡張性に優れたソリューションを提供します。これにより、日々厳格化しているデータプライバシーその他の法規制への対応、およびデータ主権に関する懸念を持つお客様へのサポート品質をさらに向上させることができます。
●Oracle FastConnectを配備するエクイニクスIBXデータセンターは、アムステルダム、シカゴ、フランクフルト、ロンドン、シドニー、ワシントンDC/北バージニアに東京が加わり、世界7拠点となりました。また、以下の世界30都市のIBXデータセンターにおいて、ECX Fabricを介したOracle Cloud Infrastructure FastConnectへの接続が可能です。
・アジア太平洋5都市:香港、メルボルン、大阪、パース、シンガポール
・アメリカ13都市:アトランタ、ボストン、カルペパー、ダラス、デンバー、ヒューストン、ロサンゼルス、マイアミ、ニューヨーク、サンパウロ、シアトル、シリコンバレー、トロント
・欧州12都市:ダブリン、デュッセルドルフ、ジュネーブ、ヘルシンキ、マドリード、マンチェスター、ミラノ、ミュンヘン、パリ、ストックホルム、ワルシャワ、チューリッヒ
●オラクルとエクイニクスは長期的なパートナー関係を築いています。エクイニクスはOPNパートナーとして最高レベルであるOracle World Wide Platinumレベル・パートナーに認定されています。
●ECX Fabricは、SDNベースでオンデマンド利用可能なインターコネクションサービスです。これにより企業は、自社の分散インフラストラクチャーと世界最大のネットワークサービスおよびクラウドプロバイダーを含む他社の分散インフラストラクチャーをPlatform Equinix(R)上で接続できます。
●現在ECX Fabricが利用できる世界の37都市は、以下の通りです。
東京、大阪、アムステルダム、アトランタ、ボストン、シカゴ、カルペパー、ダラス、デンバー、ダブリン、デュッセルドルフ、フランクフルト、ジュネーブ、ヘルシンキ、香港、ヒューストン、ロンドン、ロサンゼルス、マドリード、マンチェスター、メルボルン、マイアミ、ミラノ、ミュンヘン、ニューヨーク、パリ、パース、サンパウロ、シアトル、シリコンバレー、シンガポール、ストックホルム、シドニー、トロント、ワルシャワ、ワシントンDC、チューリッヒ
【コメント】
Oracle Cloud Infrastructure プロダクトマネジメント担当バイスプレジデント ヴィナイ・クマー(Vinay Kumar)氏
「もっとも要求レベルが高いワークロードとアプリケーションにおいては、お客様は自社のデータセンターおよびネットワークからシームレスにOracle Cloud Infrastructureへ接続する必要があります。Oracle Cloud Infrastructureに接続することで、お客様は必要なプライベート接続を配備し、ビジネスニーズの増加に合わせて簡単に拡張が可能です。Oracle Cloud Infrastructure FastConnectはポートごとのシンプルな価格モデルで、上り/下りの帯域幅による追加料金がないため、データセントリックなワークロードにおいて驚くほどの価値をもたらします。より多くの市場の、より多くのお客様がFastConnectとECX Fabricを利用してOracle Cloudに接続できるようになることを楽しみにしています」
エクイニクス日本法人代表取締役 兼 北アジア統括 古田 敬
「クラウドは主要なビジネス・イネーブラーですが、そこには課題もあります。企業は、マルチクラウドインフラストラクチャー、分散データ、セキュリティ脅威、コンプライアンスリスク管理に関する懸念と、パブリックインターネット経由でのパフォーマンス低下に対応する必要があります。Oracle Cloud Infrastructure FastConnectとECX Fabricは、東京、大阪、そして世界中のお客様が超高速、低遅延の高品質なインターコネクションによりこれらの課題に対応することを可能にします」
【関連資料】
●Equinix Cloud Exchange Fabricデータシート [Webサイト](日本語)
●エクイニクスとオラクル:クラウドの近接性によって未来を切り開く[ブログ](英語)
●アジア太平洋地域のエクイニクスIBXデータセンター [Webサイト](日本語)
●エクイニクス上のOracle Cloud [Webサイト](日本語)
【エクイニクスについて】
Equinix, Inc.(Nasdaq:EQIX)は、世界で最も相互接続密度の高いデータセンターにおいて、世界中のトップ企業をそのお客様、従業員、パートナーに接続しています。世界5大陸、50以上の市場をつなぐデジタルビジネスのためのグローバルプラットフォームとして、企業の皆様があらゆる場所で、あらゆる人やモノとつながり、デジタル化された未来を実現していくことを支援しています。
【Oracle PartnerNetworkについて】
Oracle PartnerNetwork(OPN)は、パートナー企業にOracleソリューションの開発、販売、導入の優先的な支援を提供するOracleのパートナー・プログラムです。OPNではOracleの製品やソリューションに関し、専門領域におけるトレーニングや専門知識をサポートするための リソースを提供するほか、拡大するOracleの製品ポートフォリオやパートナー、ビジネス機会の評価まで、支援を拡大させています。最新の改定ではパートナーの認定制度や「Oracle Cloud」への投資に対する報奨制度の強化を中核に据えています。パートナー企業はOracleとの取り組みを強化することによって、「Oracle Cloud」に関する専門的なノウハウを得て差別化できるだけでなく、「OPN Cloud Program」を通じて顧客に成功をもたらします。「OPN Cloud Program」は、既存のOPNプログラムを補完し、「Oracle Cloud」の推進に取り組むパートナーの認定とそれぞれの段階に応じて特典が用意された、革新的なプログラムです。Oracle PartnerNetworkの詳細については、https://www.oracle.com/partners/ja/index.html をご覧ください。
【商標について】
OracleとJavaはOracle Corporation およびその子会社もしくは関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
【将来の見通しに関する記述について】
本ニュースリリースには、リスクおよび不確実性を伴う将来の見通しに関する記述が含まれております。こうした将来の見通しに関する記述において言及されている予測と実際にもたらされる結果との間には、大幅な相違が生じる場合があります。そのような相違を生じさせる要因としては、Equinixの製品およびソリューションに関する開発、設置、および提供上の問題、エクイニクスがすでに買収した、もしくは今後買収する企業との統合に関連して発生する想定外の費用または問題、最近建設したもしくは取得したデータセンターにおけるお客様からの収益の大幅な欠如、適宜計画される資金調達の未完遂、既存の競合先ないし新規競合先との競争、キャッシュフロー余力の十分性あるいは未払負債ないし新規の負債を返済するための資金調達能力、主要なお客様とのビジネスにおける損失あるいは減退、REIT(不動産投資信託)としての税制に関連するリスク、Equinix, Inc.が米国証券取引委員会に適宜提出する資料に記載されているその他のリスクが含まれますが、これらに限定されません。詳細については、Equinix, Inc.が米国証券取引委員会に提出した直近の四半期報告書および年次報告書をご参照ください(ご要望に応じ、Equinix, Inc.より入手可能です)。エクイニクスは、このニュースリリースに含まれる将来の見通しに関する情報を更新するいかなる義務も負いません。
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