日常生活のさまざまな疑問を算数・数学を活用して探究 自由研究作品コンクール「MATHコン2019」に協賛 ~2019年8月20日(火)に応募受付開始~
公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:清水静海)は、一般財団法人理数教育研究所が主催している「塩野直道記念『算数・数学の自由研究』作品コンクール」(通称「MATH(マス)コン」)の第7回(2019年度)に協賛いたします。また、同コンクールのすべての応募作品のなかからとくに優れた作品には、優秀賞として「日本数学検定協会賞」を授与いたします。なお、今年度の同コンクールの応募作品の受付は、2019年8月20日(火)に開始されます。
塩野直道記念「算数・数学の自由研究」作品コンクール公式ホームページ
http://www.rimse.or.jp/research/
■「なぜ?」「本当?」「どうなる?」からはじまる算数・数学の自由研究
今年2019年で第7回の開催となる塩野直道記念「算数・数学の自由研究」作品コンクールは、全国の小学生・中学生・高校生を対象に、日常生活や社会で感じたさまざまな疑問を算数・数学の力を活用して解決する、あるいは、算数・数学の学びを発展させて新たな数理的課題を探究するなかで気づいたことやわかったこと、自らの解決の方法などをレポートにまとめ、作品として応募するコンクールです。テーマは自由で、毎年さまざまなテーマの自由研究作品が集まります。
■全応募作品のなかからとくに優れた作品に「日本数学検定協会賞」を授与
当協会は、すべての応募作品のなかから、とくに算数・数学の研究として優れた1作品に優秀賞として「日本数学検定協会賞」を授与いたします。今年度は、2019年8月20日(火)に応募受付を開始し、2019年9月5日(木)に締め切ります。また、2019年12月15日(日)に最優秀賞・優秀賞の受賞者および保護者を招いて表彰式が開催される予定です。なお、同コンクールへの協賛ならびに「日本数学検定協会賞」の授与は、昨年2018年度にひきつづき4年連続4回めです。
■2018年度の「日本数学検定協会賞」受賞作品は、伊能忠敬の測量方法で地図を自製し考察したレポート
昨年2018年度の「日本数学検定協会賞」は、江戸時代に日本全国を測量して「大日本沿海輿地全図」を完成させた伊能忠敬の測量方法をもとに自分で地図を作り考察した研究レポート「伊能忠敬の測量方法をもとに自分で地図を作る」を応募した大阪府在住の田中莉穂さん(応募当時13歳、中学校1年)が受賞いたしました。なお、田中さんの受賞コメントと応募作品への審査委員の講評は以下のとおりです。
<田中さんの受賞コメント>
今までのなかでもっとも時間をかけ、たいへん思い入れの深い作品でしたので、喜びもひとしおです。今後も楽しみながら数学と向き合っていけたらと思っています。
<中央審査委員会の講評>
伊能忠敬の測量法をもとにして、実際に測量をして身近な公園の地図を作製した研究です。当時使われていた測量器具についても調べ、現代のもので代用をしています。いくつかの器具については自作のものも利用しています。測量では、「導線法」を基礎としながら、「交会法」を用いた誤差の修正もされています。評価、改善の視点が取り入れられた優れた研究です。
当協会は、主たる公益事業である「実用数学技能検定(数学検定・算数検定)」の実施のほかに、今後も広く国民のみなさまに算数・数学を学習する大切さや、楽しさを伝える普及啓発事業を充実させていく所存です。
【塩野直道記念「算数・数学の自由研究」作品コンクール概要】
名称 :塩野直道記念 第7回「算数・数学の自由研究」作品コンクール(2019年度)
主催 :一般財団法人 理数教育研究所
協賛 :株式会社 内田洋行/株式会社 学研ホールディングス/
公益財団法人 日本数学検定協会/カシオ計算機株式会社
応募資格:小学生、中学生、高校生
※海外の日本人学校も含む。
※グループで応募する場合は、同じ学校の同学年の応募に限る。
審査 :1.小学校の部…低学年の部(1~3年)、高学年の部(4~6年)に分けて審査。
2.中学校の部
3.高等学校の部(高等専門学校3年次までを含む)
応募期間:2019年8月20日(火)~9月5日(木)(当日消印有効)
結果発表:2019年12月末 公式ホームページ上で発表
公式ホームページ: http://www.rimse.or.jp/research/
※くわしくは、公式ホームページをご覧ください。
【本コンクールに関するお問い合わせ先】
一般財団法人 理数教育研究所 「算数・数学の自由研究」係
<大阪オフィス>
〒543-0052 大阪市天王寺区大道4丁目3番23号
TEL:06-6775-6538
FAX:06-6775-6515
<東京オフィス>
〒113-0023 東京都文京区向丘2丁目3番10号
TEL : 03-3814-5204
FAX : 03-3814-2156
E-mail: mathcon@rimse.or.jp
URL : http://www.rimse.or.jp/research/
【実用数学技能検定について】
「実用数学技能検定」(後援=文部科学省)は、数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測る記述式の検定で、公益財団法人日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システムです。おもに、数学領域である1級から5級までを「数学検定」と呼び、算数領域である6級から11級、かず・かたち検定までを「算数検定」と呼びます。第1回を実施した1992年には5,500人だった年間志願者数は、2015年以降は35万人を超え、また、2016年以降は実用数学技能検定を実施する学校や教育機関も17,000団体を超えました。以来、累計志願者数は600万人を突破しており、いまや数学・算数に関する検定のスタンダードとして進学・就職に必須の検定となっています。日本国内はもちろん、フィリピンやカンボジア、インドネシア、タイなどでも実施され(累計志願者数は30,000人以上)、海外でも高い評価を得ています。※志願者数・実施校数はのべ数です。
【ビジネス数学検定について】(当協会の行うその他のおもな公益事業)
「ビジネス数学検定」は、ビジネスの現場で必要となる実用的な数学力・数学技能を測定する検定です。実務に即した数学力を5つの力(把握力・分析力・選択力・予測力・表現力)に分類し、ビジネスのシチュエーションを想定した問題で、これらの力の習熟度を測定します。インターネット上で受検できるWBT(Web Based Testing)方式を採用。2006年に第1回を実施し、現在では企業の採用試験や新人研修、管理職登用試験などに活用する事例も増加しています。
【法人概要】
法人名 : 公益財団法人 日本数学検定協会
所在地 : 〒110-0005 東京都台東区上野5-1-1 文昌堂ビル6階
理事長 : 清水静海
(帝京大学大学院 教職研究科長・教授、公益社団法人日本数学教育学会名誉会長)
会長 : 甘利俊一
(理化学研究所 栄誉研究員、東京大学名誉教授)
設立 : 1999年7月15日
事業内容: (1)数学に関する技能検定の実施、技能度の顕彰及びその証明書の発行
(2)ビジネスにおける数学の検定及び研修等の実施
(3)数学に関する出版物の刊行及び情報の提供
(4)数学の普及啓発に関する事業
(5)数学や学習数学に関する学術研究
(6)その他この法人の目的を達成するために必要な事業
URL : https://www.su-gaku.net/
※「数検」「数検/数学検定」「数検/Suken」は当協会に専用使用権が認められています。
※「ビジネス数学検定」は当協会の登録商標です。
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