三菱重工機械システム、シンクロンで 製品の稼働時間(アップタイム)を最大化
印刷・紙工機械大手メーカーがサービス部品の在庫管理を最適化し、 製品稼働時間(アップタイム)の最大化を中核としたアフターサービスの基盤を構築
世界の製造業が製品の稼働時間(アップタイム)を最大化し、卓越した顧客体験を提供できるよう支援することにフォーカスした、クラウドベースのアフターサービスソリューションのプロバイダーであるシンクロン・インターナショナルAB(本社:スウェーデン ストックホルム、CEO:アンダース・グルーデン、日本法人:シンクロン・ジャパン株式会社、所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:落合 克人、以下 シンクロン)は、三菱重工機械システム株式会社(本社:兵庫県神戸市、取締役社長:長谷川 守、以下 三菱重工機械システム)が、印刷・紙工機械事業において、シンクロンの保守部品在庫最適化ソリューションである「Syncron Inventory(TM)」※1 を採用したことを発表しました。
最適化された保守部品のサプライチェーンは、製造メーカーにとって重要な差別化要因となり、製品の稼働時間(アップタイム)を最大化するための重要な前提条件となっています。業界や業種を問わず、製造メーカーは問題を効率的かつ迅速に解決する必要があり、複雑なサービス・ネットワーク内に存在する様々な機器に対して、適切なサービスを提供するための保守部品の在庫最適化がますます必要とされております。
三菱重工機械システムの印刷・紙工機械事業における製品ラインナップは、新聞印刷用の新聞輪転機とチラシ・雑誌印刷用の商業印刷機、そして紙工機械においては段ボールシート生産のコルゲーターと段ボールシート印刷および折曲用の製函機です。段ボールは、複合年間成長率(CAGR)3.49%で成長しているグローバルロジスティクスに不可欠な資源であり、この商品のメーカーは需要の増加に対応しなければなりません。段ボールを製造している機械が予想外に故障すると、消費段階まで悪影響を及ぼしかねません。そのため、三菱重工機械システムでは、20年~30年の使用を想定したアフターサービスの最適化を図り、製品の稼働時間(アップタイム)の最大化に注力しています。
今回三菱重工機械システムでは、精巧な保守部品在庫管理ソリューションの導入により、即納率を大幅に向上させることが実現可能であると判断しました。
加えて、三菱重工機械システムが認識しているメリットは以下になります。
・スペアパーツ即納率改善による顧客満足度向上とグローバル在庫の最適化
・過剰在庫・陳腐化在庫の削減
・1つの一元化されたソリューションを使用して、世界中のシステムと統合し、企業レベルでグローバルな可視化の提供
・グローバルに展開できる使いやすいユーザーインターフェイス(UI)
・シンクロンの実践的でお客様第一の製品開発アプローチ
・年2回の製品アップデートによる、シンクロンの革新的な製品の最新情報へのアクセス
三菱重工機械システム 印刷紙工機械事業本部 サービス部 部長 中谷 寿彦氏は次のように述べています。
「当社では、事業の拡大に伴い、アフターサービスのニーズが高度化し、手作業だけでは対応が困難になりつつあります。今回、シンクロンを採用することで、より高度なアプローチが可能になり、グローバルなサービス・ニーズをより明確に把握できるだけでなく、過去の結果に基づく予測精度も向上します。シンクロンチームは、製品の稼働時間(アップタイム)を最大化するための優れたパートナーになると考えています。」
三菱重工機械システムは、短期的には現在のサービス部品在庫水準における最適化に注力し、長期的には、需要予測に基づく仕入先との連携や機械運転性能データの取り込みによる在庫水準の最適化を図り、製品の稼働時間の最大化を図っていくことを目標としています。
シンクロン 代表取締役社長 落合 克人は次のように述べています。
「稼働時間(アップタイム)の最大化を主軸とするサービス組織を成功させるための基盤は、最適化された効率的なサービス部品管理です。この度、三菱重工機械システム様と連携して、サービス保守部品のサプライチェーンをさらに最適化し、製品の稼働時間(アップタイム)を最大化するという当社の取り組みをご支援できることを大変嬉しく思います。」
三菱重工機械システムに採用されたシンクロンのソリューション概要※1
Syncron Inventory(TM)
・需要予測 :保守部品に特化した予測アルゴリズム
・在庫最適化 :各階層に応じた在庫ポリシー設定
・グローバル計画 :グローバル多階層での在庫最適配置
・分析・モニタリング:マネージメントダッシュボード
■三菱重工機械システムについて
三菱重工機械システムは、多種多様な機械装置・システムを設計・製造・販売する総合機械メーカーです。ITS、機械・油圧装置、鉄鋼プラント、立体駐車場、食品包装機械、ゴム・タイヤ機械など、様々な産業への革新的な製品の納入を通じて、社会の発展に貢献しています。その中で紙工機械、輪転機械は、世界中に納入され高いシェアを誇る主要製品であり、長年に渡り包装・物流・新聞・印刷シーンの進歩を支えています。
■シンクロンについて
シンクロンは、世界の主要な製造業が製品の稼働時間(アップタイム)を最大化し、優れたアフターサービス エクスペリエンスを提供できるようにすると同時に、収益性の大幅な改善を支援します。業界をリードする研究開発への投資から、最速のタイム・トゥ・バリューの実現まで、数々の賞に輝いたシンクロンのクラウドベースのサービス部品在庫、価格、稼働時間の最大化(アップタイム)管理ソリューションは、お客様の期待を常に上回るように設計されています。世界各地のトップブランドは、アフターサービス業務を競争上の差別化要因にすべくシンクロンを信頼しています。
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