京都精華大学が2021年4月に新学部を設置 「メディア表現学部」「国際文化学部」 「学部横断型学位プログラム人間環境デザインプログラム」 設置予定
京都精華大学(所在地:京都市左京区、学長:ウスビ・サコ)は、2021年4月に新学部、「メディア表現学部」「国際文化学部」と、学部横断型学位プログラム「人間環境デザインプログラム」の開設を予定しています。現行の芸術学部、デザイン学部、マンガ学部と併せて5学部体制となります。文部科学省への事前相談は済ませており、2020年4月下旬に設置の届出を行う予定です。
(新学部特設サイト http://www.kyoto-seika.ac.jp/newseika2021 )
■新学部設置構想の経緯
本学では、1968年の開学以来、理念「人間尊重」「自由自治」を基盤とし、新しい人類史の展開に対して責任を負い、世界に尽力する人材の育成を使命としてきました。一方で現代社会では技術革新がすすみ、社会構造や生活文化が日々変化しています。そんななか、大学に期待される教育も変化しています。
2018年、ウスビ・サコ学長と石田涼理事長が就任したタイミングで、現代と未来の社会において大学の使命を果たすために、教学に関する「表現」「リベラルアーツ」「グローバル」という3つのビジョン(あるべき姿)を掲げました。
3つのビジョンを実現するための一環として、既存学部のカリキュラムを強化し、2021年の新学部・新プログラムの設置を計画しました。
■新学部の概要
<メディア表現学部>
ポップカルチャー×テクノロジー×ビジネスで多くの人に幸せを届ける
メディアとコンテンツに関する広い知識とビジネス感覚を身につけた、新しい価値を創造するクリエイターを育てます。最先端の表現に不可欠なプログラミングやテクノロジーのスキルを学べることも特徴です。
・音楽表現専攻…音楽・音響制作を軸に専門的な表現技法と、伝達手段の知識を身につけます。
・イメージ表現専攻…動画などの視覚的コンテンツ制作の表現技術と、多様化するコンテンツ配信の手段と技法を身につけます。
・メディア情報専攻…これからの人と情報のつながりを学び、Webやアプリ、IoTなど新しいメディアを制作します。
【想定される進路】
●IT関連企業 ●コンテンツ制作企業 ●メディア関連企業 ●広告関連企業 ●イベント運営関連企業 ●一般企業の企画/広報/情報部門 ●起業 ●メディアクリエイター ●映像クリエイター ●音響デザイナー ●CGデザイナー ●プログラマーなど
<国際文化学部>
グローバルとローカルの視点から、多様な人々が暮らす社会のより良い姿を追究する
国際文化学部では、30年前(1989年)に設置された、現・人文学部の学びの領域を拡大します。人文学部の「人間と人間を取り巻く物事を研究する」という大方針はそのままに、グローバル化する社会の現状に対応するため、研究対象を世界に広げます。
人文学科
グローバル化する社会のなかで世界に向き合うために日本の「文学」「歴史」「社会」「文化」を研究対象とし、体験的な学修を通して日本や京都の文化と理解を深めます。
・文学専攻…日本独自のことばを通して文学の世界を切り拓き、人間について深く考察します。
・歴史専攻…歴史史料を読み解き、物事を多角的にとらえ、これからの人類史のあり方を学びます。
・社会専攻…社会を多様な側面からとらえ、社会学の理論や方法論を歴史的背景とともに学びます。
・日本文化専攻…日本の有形無形の伝統文化を知り、現代までの日本社会の変遷と今後について考察します。
【想定される進路】
●日本の文化を広く伝える企業(イベント企画、旅行・観光) ●伝統産業に携わる企業(地域産業、伝統産業) ●出版・広告・マスコミ業界 ●教育関連(中学校・高校教員) ●NGO・NPO・ソーシャルビジネス関連企業 ●研究者など
グローバルスタディーズ学科
土地の文化や暮らしに大きな影響を与える「グローバル化」について多様な側面から考察し、これからの世界を見通す力を養う学科です。
・グローバル関係専攻…グローバル化する社会のなかで「国」とは何かを考え、国と国との関係性のあり方を考察します。
・グローバル共生社会専攻…異なる言語や暮らしを営む人々がともに生きるために、社会はどうあるべきなのかを探究します。
・アフリカ・アジア文化専攻…アフリカとアジアの文化や社会、歴史などを起点に、これからの時代のグローバル社会を考察し、理解を深めていきます。
【想定される進路】
●国際展開する企業(商社、メーカー、外資系企業) ●国内外の文化を広く伝える企業(イベント企画、旅行・観光) ●出版・広告・マスコミ業界 ●教育関連(中学校・高校教員) ●NGO・NPO・ソーシャルビジネス関連企業 ●研究者など
<人間環境デザインプログラム[学部横断型学位プログラム]>
5学部の専門分野を融合的に学びながら人々が求めるライフスタイル、生活環境、地域計画を提案する
このプログラムは学部横断型の教育プログラムです。従来の学問分野に捉われず、5学部の学びの領域を横断的に学び、現代社会の諸問題の解決に、建築・都市研究の面から取り組みます。
【特色カリキュラム】
全員が数ヶ月にわたってキャンパス外で学ぶ現地調査(フィールドワーク)を国内外で実施。人間が暮らす様々な環境を体感し、体験に基づいた提案力を養います。
【想定される進路】
●まちづくり組織・機関 ●建築設計事務所 ●都市計画コンサルタント事務所 ●文化財関連事務所 ●建築士として起業 ●公務員 ●地域関連企業 ●国内外の文化を広く伝える企業(イベント企画、旅行・観光) ●NGO・NPO・ソーシャルビジネス関連企業 ●研究者など
※就任予定教員につきましては、文部科学省への届出後(2020年5月)に発表いたします。
■京都精華大学について
京都精華大学は、1968年、「人間尊重」「自由自治」の精神に貫かれたまったく新しい大学を創造するため、京都・岩倉の地に短期大学として開学しました。以降、1973年の世界初のマンガクラスの開設にはじまり、2006年のマンガ学部の開設、2013年にはポピュラーカルチャー学部を開設するなど、既存の枠組みにとらわれることなく、つねに新しい学問領域を切り拓いてきました。
現在は、芸術学部、デザイン学部、マンガ学部、ポピュラーカルチャー学部、人文学部の5学部、芸術研究科、デザイン研究科、マンガ研究科、人文学研究科のあわせて約3,000人の学生が、自由で自然豊かな環境のなか、世界に向けて発信するカルチャーとアートを学んでいます。
■VISION 2024SEIKA
京都精華大学は2018年春、2018~2020年度の3ヶ年の中期計画[2020SEIKA]と、2024年度を到達点とするビジョン[2024SEIKA]を定めました。
ビジョンでは、京都精華大学の理念と使命、そして歴史的蓄積を踏まえて、教学面において(1)表現の大学、(2)リベラルアーツの大学、(3)グローバルな大学の3つが立体的に結合した大学像を構想しています。
中期計画では、未来の可能性の開拓をめざし、次の50年を展望した大きな再編を計画に盛り込んでいます。2021年度から新たな教育体制を始動させると完成年次が2024年となるため、ビジョンを達成する目標年度を2024年においています。いま、京都精華大学は新たなステージへ飛躍しようとしています。
「VISION 2024SEIKA」の詳細はホームページをご覧ください。
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