“口座維持手数料”は4人に3人が「納得できない」! 逆に“手...

“口座維持手数料”は4人に3人が「納得できない」! 逆に“手数料を取っても良いのでは?”と思うサービスは 「飲食店・ホテルなどの予約/キャンセル」「救急車の出動」を抑えて、 「荷物の再配達」が1位に。

~エアトリが「手数料」に関するアンケート調査を実施~

 総合旅行プラットフォーム「エアトリ」(https://www.airtrip.jp/)を運営する株式会社エアトリ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:吉村 英毅)は、20代~70代の男女1,079名を対象に「手数料」に関する調査を実施しました。

調査背景

 先日、各銀行が口座を持っているだけで預金者に手数料を課す「口座維持手数料」の導入を検討していることがニュースとなりました。銀行に限らず、様々なサービスにおいて導入されている「手数料」。納得のいくものもあれば「どうしてお金を取られるの?」「なぜこんなに高いの?」といったものも。そこで、「納得がいかない手数料」や逆に「手数料を取るべきだと思うサービス」などについて調査しました。

調査結果概要

調査1:「口座維持手数料」についてどう思いますか?

 約3/4が「納得できない」!

―一方で、「納得できる」は1割以下となりました。

調査2:「口座維持手数料」を徴収されるようになった場合、今保有している口座はどうしますか?

 9割超が「解約」あるいは「解約を検討」。

―「解約する」と答えたのは23.5%、「金額や条件によっては解約する」が67.8%となりました。

調査3:多数ある「手数料」の中で納得できないものはありますか?

 約9割が「ある」と回答!

調査4:(納得できない手数料が「ある」と回答した人)納得できない「手数料」は何ですか?(複数回答可)

 「携帯・スマホの契約事務手数料」「銀行窓口における手数料」を抑えて、「ATMにおける手数料」が1位に。

―「窓口と違って手間をかけていないのに手数料を取られるのはおかしい」という意見が多く見受けられました。

調査5:「これは手数料を取っても良いのではないか?」と思うサービスは何ですか?

 「飲食店・ホテルなどの予約/キャンセル」「救急車の出動」を抑えて、「荷物の再配達」が1位に。

調査結果

調査1:「口座維持手数料」についてどう思いますか?

 73.8%もの人が「納得できない」と回答し、「納得できる」と回答したのは8.0%に留まりました。欧米などの銀行では当たり前となっている「口座維持手数料」ですが、増税で家計がひっ迫されている最中であることや、銀行では他のあらゆるサービスに対しても手数料がかかることから否定的な見方をしている人が大半となっているようです。

調査2:「口座維持手数料」を徴収されるようになった場合、今保有している口座はどうしますか?

 「解約する」と答えたのが23.5%、「金額や条件によっては解約する」が67.8%となり、実に9割以上の人が解約の可能性を示唆しました。特に、口座を複数持っているからの「口座維持手数料」が導入されるようになったらメインバンク1社に口座を絞ろうと考えているという意見が多く見受けられました。もしも「口座維持手数料」の導入によって解約や口座の整理が進めば、銀行にとっても改悪となってしまうかもしれません。

●「口座維持手数料」が導入されたら「解約する」「金額や条件によっては解約する」と回答した人の意見

・金利が低いので、防犯以外の理由で預けるメリットは少ない。(60代・女性)
・維持のためのコストがかかるのは理解できるが、維持費を払ってまで維持しないといけない口座は限られる。(40代・男性)
・預けられた金融資産を運用して利益を得ているはずの銀行が、利息という形で顧客に還元しなくなって久しいが、それに飽き足らず預けるなら手数料を貰いますとは本末転倒、図々しいにもほどがあると思う。(50代・女性)
・手数料を取られるなら解約したほうがいいと思ったが、他の口座に移す手間や、口座以外で管理するのが大変そう。(20代・女性)
・時間はかかるがメインバンクに振替業務を集約しその他はバッサリ!(60代・男性)

調査3:多数ある「手数料」の中で納得できないものはありますか?

 銀行に限らず、あらゆるサービスを利用する際に「手数料」が発生します。多数ある「手数料」の中で納得ができないものが「ある」と回答した人は88.3%となりました。

調査4:(納得できない手数料が「ある」と回答した人)納得できない「手数料」は何ですか?(複数回答可)

 納得できない手数料が「ある」と回答した人に対し、どんな手数料に対して納得がいかないかを聞いたところ、「携帯・スマホの契約事務手数料」(58.7%)、「銀行窓口における手数料」(55.9%)に15ポイント以上の差をつけて「ATMにおける手数料」(73.9%)が1位となりました。手数料とは『人』の手が掛かるものに対して付加されるもの、という認識を持っている人が多く、ATMを利用することで人的ソースを削減できているはずなのに手数料がかかることに納得がいかないという意見が多く挙がりました。

●「ATMにおける手数料」を選んだ人の理由

・ATMは客が機械操作をして人件費削減に協力している行為です、無料で当然。(60代・男性)
・ATMの方が手数料安いし、早いですよ。と金融機関で案内されるけど・・・なんで利用者の手を煩わせておいて手数料とるの?(60代・女性)
・時間帯により異なること・金額により異なることが納得できない。(30代・女性)

●「携帯・スマホの契約事務手数料」を選んだ人の理由

・手数料込みで価格設定されていたら納得だが、わざわざ別に取られるとそもそもの利益が上がっているのにと理不尽さを感じる。(40代・女性)
・ネットで手続きが済む事に、手数料を支払うのはおかしいと思う。(40代・女性)
・手数料という言葉に「やってあげている」という、上から目線の態度が見える。(70代・男性)

調査5:「これは手数料を取っても良いのではないか?」と思うサービスは何ですか?

 最も多かったのが「荷物の再配達」、その後に「救急車の出動」、「飲食店・ホテルなどの予約/キャンセル」が続きました。「荷物の再配達」についてはネット通販のアマゾンが「置き配」の普及に向けた実証実験を行い始めたことがニュースとなり、話題を呼びました。「救急車の出動」や「飲食店・ホテルなどの予約/キャンセル」についてもモラルのない人たちによる事件やトラブルが度々報道されており、手数料を設けることでモラルのない行為が減るのではないかと考えた人が多かったようです。

■調査概要

調査タイトル :「手数料」に関するアンケート調査
調査対象 :20代~70代の男女1,079名
調査期間 :2019年11月21日~11月24日
調査方法 :インターネット調査
調査主体 :株式会社エアトリ

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