JRC、インテグラル株式会社へ保有株式の一部を譲渡　協力体制のもと、さらなる経営強化・企業価値向上へ

2020.01.22 11:00

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ベルトコンベア部品の国内トップシェアメーカーである株式会社JRC(本社：大阪市西区、代表取締役社長：浜口稔、以下、JRC)は、2020年1月17日付にて、インテグラル株式会社(所在地：東京都千代田区、佐山展生・山本礼二郎両代表取締役)及びその関連ファンド(以下、インテグラル)に対し、JRCが保有する株式の一部を譲渡する旨にて合意し、契約の締結に至りましたのでお知らせいたします。

関係者(JRC及びインテグラル)の集合写真

1．株式譲渡の背景と目的

JRCは、1961年の創業より、主に屋外向けの重量物搬送用ベルトコンベア設備の構成に欠かせないローラ・スタンド及びプーリといった部品を設計・製造・販売するメーカーです。高品質な製品の幅広いラインアップ、日本全国に張り巡らされた代理店網と4つの自社工場・8つの営業拠点・東西2つの物流センターからなるデリバリー体制、自動化された工場での生産により低減されたコストを強みとし、ローラ・スタンドでは市場シェア約50％を有し、業界のリーディングカンパニーとしての地位を確立しております。加えて、搬送物の落鉱・ベルト蛇行、安全環境整備、メンテナンスの手間といったベルトコンベアに関する顧客の課題を解決するソリューション製品を提供し、新たなソリューション市場を創出することで事業成長を続けてまいりました。

さらに、これまで培ってきた自社工場の自動化ノウハウを活かし、主に中小製造業及び再生医療分野等ライフサイエンス関連の研究施設における人手不足の課題を、産業用ロボットや協働ロボットの導入・活用によって解決するロボットシステムインテグレータ事業・ALFIS(Automation for Lab and Factory Integrated Systemの略、以下、アルフィス)を、新規事業として開始しております。

このような背景のもと、JRCでは、これまで幅広い企業への投資・経営支援実績を有するインテグラルに対し、この度、保有株式の一部を譲渡する契約を締結するに至りました。今後、安定した資金調達をもとに、既存事業の強化、新規事業の開発及び経営・財務体制の強化、ひいては更なる企業価値向上・社会貢献を目的に、インテグラルとの協力体制を推進してまいります。この株式譲渡は、顧客・取引先・金融機関・株主・役職員またその家族等、すべてのステークホルダーの利益につながるものと確信しております。

2．両社の特長

＜JRCの特長＞

●ベルトコンベア部品における高い製造・販売能力

・ローラ・スタンドは国内トップシェア(約50％)

・全国4工場、8営業拠点、2物流拠点のネットワークで迅速かつ安定的な製品供給体制を確立

●日本全国の幅広い業界・業種に製品の納入実績あり

・製鉄所・発電所・セメント工場・砕石・生コン・製紙・港湾・下水処理・リサイクル関連・他多数

●近年、ソリューション事業を推進

・ベルトコンベアの安全性・生産性・コスト効果を高めるための現場の点検・改善活動を事業として展開

●ロボットシステムインテグレータ事業(新規事業)にも注力

・中小製造業やライフサイエンス研究施設向けのロボットを活用した自動化事業「アルフィス」を展開

＜インテグラルの特長＞