【クレジットカード利用調査】1,000人に聞いた 1番利用しているクレジットカードはどれ?(まねーぶ調べ)
回答者の3人に1人以上が使っているカード、利用の決め手は「ポイント還元率」
株式会社GV(本社:東京都港区/代表取締役社長:肥田木 和弘)が運営する、お金の情報サイト「まねーぶ」は、株式会社Money&You取締役の高山 一惠氏監修のもと、全国20代~60代のクレジットカード保有者1,000人を対象にクレジットカード利用調査を実施しました。
■調査背景
昨年10月から今年6月まで実施の「キャッシュレス・消費者還元事業」の影響等により、ますますキャッシュレス決済が普及し、クレジットカードの発行枚数も増加傾向にあります。
お金の情報サイト「まねーぶ」では、全国1,000人にクレジットカードの利用調査を実施し、最も利用されているカードと支持される理由を明らかにし、株式会社Money&You取締役の高山 一惠氏に考察していただきました。
■調査回答者の属性(n=1,000)※全国20代~60代クレジットカード保有者対象
性別 :男性33.1%/女性66.9%
年代 :20代29.4%/30代35.4%/40代26.3%/50代7.0%/60代1.9%
婚姻・子供:未婚・子なし36.5%/未婚・子あり1.4%/
既婚・子なし15.9%/既婚・子あり46.2%
職業 :正社員34.0%/契約社員・嘱託社員4.9%/
派遣社員4.2%/パートタイマー・アルバイト16.1%/
業務委託契約0.4%/自営業・自由業8.8%/専業主婦24.5%/
学生2.5%/無職4.6%
個人年収 :100万円未満38.5%/100万円以上~150万円未満9.1%/
150万円以上~300万円未満21.4%/
300万円以上~500万円未満19.6%/
500万円以上~700万円未満6.4%/
700万円以上~1,000万円未満4.3%/
1,000万円以上0.7%
■調査サマリー
1. クレジットカード平均保有枚数は1人あたり2.4枚
2. 最も利用されているクレジットカードは「楽天カード」378件、国際ブランドは「VISA」55.6%
3. 最も利用するクレジットカード月利用額の平均値は58,934円、中央値は40,000円
4. クレジットカード利用で最も多い支払先は「オンラインショッピング」
5. クレジットカード利用で最も重視されるのは「ポイントまたはマイルの還元率」
本調査集計結果は以下から閲覧できます。
URL: https://www.money-book.jp/money-research9
調査1:クレジットカード保有枚数
●クレジットカード平均保有枚数は1人あたり2.4枚
自分(回答者)名義のクレジットカード保有枚数について、最も割合の多い回答が「2枚」38.5%、次いで「3枚」が24.6%と続き、1人あたりの平均は2.4枚という結果でした。
<クレジットカード保有枚数>
1枚 :23.1%
2枚 :38.5%
3枚 :24.6%
4枚 :5.4%
5枚以上:8.4%
調査2-1:1番利用するクレジットカード
●最も利用されているクレジットカードは「楽天カード」378件
1番利用している(利用金額が多い)クレジットカードについては、「楽天カード」が378件と最も多く、回答者の3人に1人以上が選んでいます。
次いで、「JCBカード」105件、「イオンカード」67件、「セゾンカード」56件と続き、1位の楽天カードと大きく差をつけるも上位4種で全体の6割を占める結果でした。
<1番利用するクレジットカード 上位10種>
楽天カード :378件
JCBカード :105件
イオンカード :67件
セゾンカード :56件
エポスカード :49件
オリコカード :42件
dカード :39件
Yahoo!JAPANカード:38件
JALカード :28件
三井住友カード :28件
▼Money&You高山 一惠氏 考察
全体的に、クレジットカードの枚数を絞り込んで利用していると思います。この背景には、ご自身の日常の行動範囲を考えてライフスタイルに合ったカードを選ぶことでポイントを集中して貯めている様子が伺えます。それだけ、「ポイントを貯めること」がクレジットカードを利用する上での大きな目的になっている人が多いのでしょう。また、1番利用しているカードが楽天カードとなっていますが、楽天カードは年会費が無料のカードの割に還元率は1%とお得度が高いカードとしても知られています。
2位以下のカードを見ても、日常の買い物でポイントが貯まりやすくかつ、還元率が高いカードが多く、クレジットカードを選ぶ際に、「ライフスタイル」や「還元率」に注目して選んでいる人が多い様子が伺えます。
調査2-2:1番利用するクレジットカードの国際ブランド
●最も利用されているクレジットカードの国際ブランドは「VISA」55.6%
1番利用している(利用金額が多い)クレジットカードの国際ブランドについては、「VISA」が56.6%と最も多く、回答者の半数以上が利用しています。
次いで、「JCB」31.0%、「Mastercard」10.8%と続き、上位3ブランドだけで97%以上を占める結果となりました。
<1番利用するクレジットカードの国際ブランド>
VISA :55.6%
JCB :31.0%
Mastercard :10.8%
American Express:1.9%
Diners Club :0.6%
中国銀聯 :0.1%
調査3:1番利用するクレジットカードの月利用額
●最も利用するクレジットカード月利用額の平均値は58,934円、中央値は40,000円
1番利用するクレジットカードの月利用額については、「1万円以上~3万円未満」が27.3%と最も多く、次いで「3万円以上~5万円未満」16.6%、「5万円以上~7万円未満」15.4%と続き、平均値58,934円、中央値40,000円という結果でした。
<1番利用するクレジットカード 月利用額>
1万円未満 :9.1%
1万円以上~3万円未満 :27.3%
3万円以上~5万円未満 :16.6%
5万円以上~7万円未満 :15.4%
7万円以上~10万円未満 :10.5%
10万円以上~15万円未満:12.6%
15万円以上~20万円未満:6.0%
20万円以上~30万円未満:1.1%
30万円以上 :1.4%
調査4:1番利用するクレジットカードの支払先
●クレジットカード利用で最も多い支払先は「オンラインショッピング」
※利用金額の多い順に1位~3位を選択・・・1位3ポイント、2位2ポイント、3位1ポイントとして算出
※1位および2位以外に利用支払先が無い場合は無回答
1番利用するクレジットカードの支払先については、「オンラインショッピング(通販・フリマアプリ 等)」1,328ポイントと最も多く、次いで、「スーパー・コンビニ(食品・日用品 等)」1,144ポイント、「ショッピング(実店舗)」1,068ポイントと、上位3項目の支払先はすべて買い物利用でした。
<クレジットカードの支払先 上位5項目>
オンラインショッピング(通販・フリマアプリ 等):1,328ポイント
スーパー・コンビニ(食品・日用品 等) :1,144ポイント
ショッピング(実店舗) :1,068ポイント
通信費(スマホ料金・ネット回線 等) :557ポイント
ガソリン・ETC :415ポイント
▼Money&You高山 一惠氏 考察
カードの毎月の利用額が「1万円以上~3万円未満」が27.3%と最も多いところを見ると、日常の買い物などを中心に利用している様子が伺えます。利用先を見ても通信販売での洋服などの買い物や食品、日用品に使っていることが多いことから、日常での買い物を少しでもお得にして、消費税で増えた負担分を削減したいという傾向が見てとれます。これは、昨年10月に消費税増税と同時に開始したキャッシュレスによるポイント還元政策も後押ししているのでしょう。
調査5:1番利用するクレジットカードの利用理由
●クレジットカード利用で最も重視されるのは「ポイント・マイルの還元率」
※利用理由の重視する順に1位~3位を選択・・・1位3ポイント、2位2ポイント、3位1ポイントとして算出
※1位および2位以外に利用理由が無い場合は無回答
1番利用するクレジットカードの利用理由については、「ポイントまたはマイルの還元率が高い」2,163ポイントが最も多く、次いで「入会金・年会費が無料または安い」1,182ポイントと続くも、その差は倍近いポイントを付ける結果でした。
3位以下の項目「利用できる店が多い」以降は大きな差もなく、クレジットカード利用の決め手として“ポイント還元率”が大きく影響していることが明らかになりました。
<クレジットカードの利用理由 上位5項目>
ポイントまたはマイルの還元率が高い :2,163ポイント
入会金・年会費が無料または安い :1,182ポイント
利用できる店が多い :282ポイント
利用先の割引サービスやキャンペーン内容が良い:268ポイント
常用している銀行または郵便口座と連携しやすい:207ポイント
▼Money&You高山 一惠氏 考察
クレジットカードを使う理由の最大の目的は「ポイントを貯める」ことと、目的を明確にして使っている人が多いことが見てとれます。というのも、よく使っているカードの上位銘柄を見ると「楽天カード」、「イオンカード」「セゾンカード」、「エポスカード」などの流通系カードが上位銘柄にきており、これらのカードは、特定の店舗でよく利用することによってポイントの優待や割引などが受けられることから、よく利用する人はお得に買い物できる上に、ポイントが貯まりやすいからです。自分のライフスタイルを考えてクレジットカートを選んでいることがわかります。特に消費税増税で日常生活費の家計負担が増えた分を、キャッシュレス還元を上手に活用して家計負担を減らそうという傾向が見てとれます。
■調査概要
調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年1月31日~2020年2月5日
調査対象:全国20代~60代クレジットカード保有者1,000人
調査監修:株式会社Money&You取締役 高山 一惠
■会社概要
会社名:株式会社GV( https://www.money-book.jp/company/ )
代表者:肥田木 和弘
所在地:〒108-0071 東京都港区白金台5-11-3
設立日:2008年3月17日
- カテゴリ:
- 調査・報告
- タグ:
- 金融 その他ライフスタイル 経済(国内)
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