バルコ　大型サイネージ向けLED製品ラインナップを拡充　～5種類の新モデルを日本市場で販売開始～

2020.03.31 13:00

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ディスプレイなどのビジュアライゼーション(視覚化)ソリューションのグローバルマーケットリーダーであるバルコ株式会社(東京都大田区、加藤浩典社長)は、2020年4月より大型サイネージや屋内設備向けLED製品ラインナップを拡充し、5種類の新モデルを日本市場で販売開始いたします。

ロビー／ショールーム

監視ルーム

バルコは昨年、中国のLEDメーカーであるUniluminとの戦略的パートナーシップを発表し、高解像度LEDの新機種となるXTシリーズをマーケットへ投入いたしました。XTシリーズはアスペクト比16：9の1枚27インチのLEDタイルで、0.9～1.9mmの4種類のピクセルピッチから選択可能な製品です。従来よりバルコのLED製品は、デイリーの生放送TV番組で使用してもトラブルがないという信頼性が市場から高く評価されており、TV番組の背景などにも広く用いられております。XTシリーズは、高い信頼性・性能はそのままで、市場要求に応えて低コストを実現したLED製品となっています。

URL： https://www.barco.com/ja/page/xtseries

近年、大型LEDディスプレイ(LEDウォール)は、あらゆる分野でますます需要が増えていますが、XTシリーズは27インチのLEDタイルを任意に組み合わせて小規模から大規模まで自在に構成可能です。カメラによりモジュールごとの物理的な継ぎ目が目立たないように電気的に補正する機能(シームコンペンセーション機能)を備えたXTシリーズでは、複数のモジュールで構成された画面をシームレスな1枚のキャンバスとして表現できます。

XTシリーズ

また、LEDウォールのパフォーマンスは、処理をするプロセッサーの性能にも大きく依存しますが、XTシリーズに実装されているInfinipix LEDプロセッサーは、極めて高い処理能力が備わっており、全ての輝度領域で色とコントラストを良好に再現し、動きの速いコンテンツでもスムーズな映像をお届けします。

Infinipix LEDプロセッサー

スタンダードモデルであるXTシリーズ(輝度：800nit)に加え、4月から販売開始される新モデルは、限られた機能のみ必要なお客様向けのエントリーモデルのXT-Eシリーズ(輝度：600nit)と、ロビーやショールームなど広くて明るいスペースでも極めて鮮明な映像を実現する高輝度ハイエンドモデルのXT-HBシリーズ(輝度：1,500nit)です。

XT-Eシリーズには1.2、1.5、1.9mmの3種類のピクセルピッチがあり、高度な機能を必要としないLEDプロジェクトなどに、費用対効果の高いソリューションとして提供できるエントリーモデルとなっています。XT-HBシリーズには1.9と2.5mmの2種類のピクセルピッチがあり、いずれも最大1,500nitという高い輝度を誇っているため、外光が多く明るい環境での使用が求められる場合や、比較的離れた距離からの視聴が求められる用途に最適です。

XTシリーズラインナップ

バルコは、輝度とピクセルピッチの異なる9種類のLEDモデルに拡充したことで、多様化する屋内向けアプリケーションや大型サイネージの市場からのご要求に広く対応できるものと考えております。

尚、バルコ株式会社東京本社(大田区平和島)のビジターセンターでは、実物をご覧いただくことが可能です。ご希望はウェブサイトのお問い合わせフォームからお願いいたします。

■バルコについて

バルコは1934年にベルギーに創業(日本法人のバルコ株式会社は1995年設立)しました。その歴史はラジオの製造から始まり、現在ではディスプレイ技術、プロジェクション技術、コラボレーション技術を核に、主にエンターテイメント、ヘルスケア、エンタープライズ向けに可視化ソリューションを開発、設計しているグローバルなテクノロジー企業です。、現在では90か国以上に販売拠点を持ち、2018年の連結総売上げは1,000Mユーロを超え、従業員約3,500名、400を超える特許を取得しています。