コミュニケーションが苦手な人におすすめの仕事ランキング!男女...

コミュニケーションが苦手な人におすすめの仕事ランキング! 男女1,000人のアンケート調査結果と専門家の考察を発表

株式会社ビズヒッツ(本社:三重県鈴鹿市、代表取締役:伊藤 陽介)は、心理学・コミュニケーション学の専門家である晴香 葉子氏監修の元、コミュニケーションが苦手な全国の男女1,000人を対象に「おすすめの仕事に関する調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。


詳細はコチラ( https://media.bizhits.co.jp/archives/3663 )


他人とのコミュニケーションが苦手で、「仕事が続かない」「職場での人間関係がつらい」と悩んでいる人はいませんか?

「自分と同じようにコミュニケーションが苦手な人は、いったいどんな仕事をしているんだろう?」と気になる人も多いのではないでしょうか。

そこで今回、株式会社ビズヒッツ( https://bizhits.co.jp/ )が運営するビジネス上の問題解決を考えるメディア「Biz Hits( https://media.bizhits.co.jp/ )は、「コミュニケーションが苦手な人におすすめの仕事」を知るためのアンケート調査を実施しランキングにしました。


調査結果に対して、心理学・コミュニケーション学の専門家である晴香 葉子(はるか ようこ)氏からご考察いただいております。

コミュニケーションが苦手でお仕事選びに困っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。


■調査概要

・調査対象   :全国の男女

・調査期間   :2020年3月

・調査方法   :インターネットによる任意回答

・調査人数   :1,000人(男性331人/女性646人/未回答23人)

・回答者の年齢層:30代(38.1%)/20代(32.8%)/40代(18.0%)/50代(7.2%)/

         10代(2.8%)/60代~(1.1%)



【仕事上のコミュニケーションで苦痛なのは「電話応対」と「世間話」】

まずはコミュニケーションの苦手な人が「仕事上のコミュニケーションにおいてどんなときに苦痛を感じるのか」を聞いてみました。


仕事上のコミュニケーションで苦痛を感じるとき


結果は、「電話の取り次ぎ・応対(258人)」「世間話(244人)」が僅差で1位、2位。次いで、「上司への報告・相談・質問(189人)」「ランチ・休憩時間・飲み会(177人)」「顧客対応・接客(147人)」と続きます。


◆第1位 電話の取り次ぎ・応対

最も多かった「電話の取り次ぎ・応対」は、

・会社名や名前を聞き取れなくて焦る

・言葉遣いや敬語に自信がない

・電話応対しているところを周りの人に聞かれると緊張する

・クレームの電話が怖い

・電話への苦手意識が強くとにかく辛い

など、さまざまな理由から苦手と感じていることがわかります。


◆第2位 世間話

2番目に多かった「世間話」に関しては、仕事の話は何とかなるけど世間話は何を話せばいいか分からなくなる、うまく相槌を打てているか不安になる、プライベートに踏み込まれるのがイヤ、などの回答がありました。


ランキングを見てみると、一口に「コミュニケーションが苦手」と言っても、

・他人との関わり全般が苦手

・初対面の人が苦手

・世間話が苦手

・自分の発言に注目されるのが苦手

・上司が苦手

など、苦痛度合いや苦手に感じる状況は人によって違います。


コミュニケーションの苦手な人は、自分はどんな場面が苦手で、どんな場面なら大丈夫なのかを知っておくと、お仕事が探しやすくなりそうですね。


▼晴香 葉子氏の考察

「仕事で苦痛を感じる瞬間」の1位が「電話対応」、2位が「世間話」という結果になりましたが、共通して「応対力への自信のなさ」に関する声がみられました。

応対力は、企業の新人研修などによく取り入れられていますが、知識だけでなく経験を積むことで高まっていく力でもあります。

そのため、応対力にあまり自信がもてない状態で配属になり、その後、成功体験よりも失敗経験のほうが多く繰り返されてしまうと、ますます自信が低下して、仕事自体が苦痛になってしまうこともあります。

また、仕事そのものの内容とは違って、どうすればいいかを周りに相談し難いという傾向もあり、定着しやすい苦手意識のひとつです。



【コミュニケーションが苦手な人におすすめの仕事ランキング】

それでは、コミュニケーションが苦手な人におすすめの仕事ランキングの発表です。


コミュニケーションが苦手な人におすすめの仕事


コミュニケーションが苦手な人におすすめな仕事は?と質問したところ、最も多かったのは「工場・倉庫での作業(381人)」、次いで「在宅ワーク(210人)」「IT関係(88人)」「データ入力(81人)」「ドライバー(75人)」と続きます。

ランキング入りした仕事について、具体的にどんなところがおすすめなのか、生の声を聞いてみました。


◆第1位 工場・倉庫での作業

・会話は朝の挨拶程度で、作業も覚えたら一人で黙々とできる。電話対応や外出がない職場で働くのが一番続く(30代 男性)

・人とのやり取りよりも、仕事の正確さや丁寧さが評価される(30代 女性)


「最低限の会話で仕事が成り立つ」「チームワークが不要」というのが大半の理由となっています。

食品工場の場合、帽子やマスクを着用して表情が見えないため「相手の顔色を気にする必要もなく気がラク」との声もありました。


◆第2位 在宅ワーク

・人に直接会わずに仕事ができる。文字の会話なら返答に時間をかけられるので、自分のペースで会話が成り立つ(20代 女性)

・コミュニケーションはスカイプとメールがメインで言葉を発することがない(20代 男性)

・他人との会話で落ち込んだり変な神経を使うことがなく、ストレスがない(30代 女性)


「直接人と関わらずに仕事ができるから」というのが理由となっています。

特に人気だったのはWEBライター。コミュニケーションが苦手な人のなかには、瞬発力の必要な会話は苦手でも、文章を書くことは得意な人も多いようです。


◆第3位 IT関係(エンジニア・プログラマー・システム開発)

・与えられた仕様通りにプログラミングすることが主な業務で、パソコンに向かう時間が大半なので、コミュニケーションが苦手でもやりやすい(40代 男性)

・男性が多い職種なのでコミュニケーションの取り方が面倒でない。また、システムエンジニアの人はコミュニケーションを取るのが苦手・嫌いな方も多いので、同じような感覚の人と仕事ができる(20代 女性)


パソコンに向かって黙々と行う仕事なので、コミュニケーション能力をさほど重視されないことが理由となっています。

業界の特徴として、「男性の割合が多く、女性特有のウエットな付き合いがない」「コミュニケーションの不得意な人が多いので気がラク」といった傾向もあるようです。

「専門職なので自分の好きな仕事だけに没頭できる」といった点を挙げる人もいました。


◆第4位 データ入力

・データ入力の仕事は精神的にとても楽だった。自分のやるべき業務が明確で、不要な会話が必要ない仕事は本当に心が休まる(30代 女性)

・あまりコミュニケーションを取らなくてすみ、経験を積めばコツを覚えて仕事の効率もあがり評価があがる。それにより自分に自信もつく(50代 女性)


やはり、パソコン相手に黙々とできる仕事は人気となっていますね。自分のやるべき仕事が明確、与えられた仕事以外(電話応対など)はする必要がない、チームワークが不要な点も、コミュ障の人が働きやすいポイントとなっています。

入力スピードや正確さなど、コミュニケーション以外の部分で評価されるため、自己肯定感が上がる、やりがいがあるといった声も聞かれました。


◆第5位 ドライバー(宅配業や長距離トラック)

・他の仕事に比べて圧倒的に人と接する機会が少なく一人の時間を多く取れる(20代 女性 長距離ドライバー)

・運転中は好きな音楽を流したりできるので、ストレスなく仕事ができる(20代男性 宅配業)

・仕事が始まってしまえば、挨拶程度のコミュニケーションで済む(30代 女性 運送業)


一人で車内にいる時間が多く、他者と関わる時間が少ないことが人気の理由です。宅配業の場合も、挨拶や印鑑をもらうといった定型化された会話のみなので意外と平気、と感じる人が多いようです。

昼食を一人でとれて、帰社時間がバラバラで仕事終わりに飲みに行くこともないため、同僚や上司との付き合いが面倒な人にもおすすめです。


◆第6位 清掃

・誰かと一緒にいるのは最初だけで、ひととおり仕事を覚えたら後は一人でやることが多いから(30代 女性)

・誰ともチームを組まなくてもでき、変な気を遣う事もなく快適。自分の良さ(仕事だけに集中する、真面目にやる)を活かせることで、貴方は評判が良いと言われとても嬉しい(40代 女性)


清掃は基本的に一人で行い、周りに監視する人はいないため、緊張や焦りを感じることなく、のびのびと働けるのが人気の理由です。

また、多少コミュニケーション能力に難があっても、丁寧な仕事をすれば評価される点も、コミュ障の人にとっては嬉しいポイントとなっています。

掃除した場所がキレイになるというわかりやすい成果が得られるため、仕事にやりがいを感じるという人もいました。


◆第7位 一般事務

・最低限の会話をしておけば、あとはパソコンを使用するだけで大丈夫だから(20代 男性)

・私もコミュ障だけど、事務の仕事し出すと集中して気がついたら就業時間になっているのでやりやすい(20代 女性)

仕事中の会話がほとんどないのでラクとの声が多かった一般事務。黙々とできるルーティンワークが多く、イレギュラーな仕事が少ないことも働きやすい理由となっています。


▼晴香 葉子氏の考察

今回のランキングに関するコメントには、貢献意識や勤労意欲の高さが伝わってくるものが沢山ありました。

つまり、コミュニケーションに苦手意識があっても、仕事や職種を選ぶことで、過度なストレスもなく、自分らしく、やりがいをもって働くことは十分に可能なのだと思います。

特に“やりがい”というのは、人生そのものの幸福感や満足感に大きく影響します。働くうえでとても重要なポイントなのですが、今回の結果から見えてきた“やりがい”につながるキーワードとして「コミュニケーション力以外の評価」があります。

「丁寧さ」「正確さ」「スピード」など、コミュニケーション力以前にもっと重視され、評価が得られる面があり、それが自分にとっても好ましいものであれば、日々やりがいを感じながら、自分らしく働き続けることができます。

転職も当たり前になった今、「コミュニケーションが苦手」というところも、大切な自分のパーソナリティのひとつと捉えて、前向きに、“だからこそ合う仕事や職種”を探してみるというのも、健全なワークライフを可能にする良い方法だと思います。



【コミュニケーションの苦手な人に「意外に向いている仕事」3つ】

一見コミュニケーションの苦手な人には不向きに見えて、実は意外に向いているとの声も多かった仕事を3つ紹介します。


◆コールセンター:マニュアルがあるので意外にできる

コミュニケーションが苦手な人にとって最も向いていなそうに思えるコールセンターですが、「マニュアルに従って話せばよいので失敗が少ない」「対面は苦手でも声だけなら大丈夫」といった理由でおすすめする人が18人いました。

また、「同じ会話を何度も繰り返すため、自然とコミュニケーションスキルが身につく」と回答した人もいました。

荒治療ではありますが、コミュ障を克服したいと考えている人は挑戦してみる価値がありそうですね。


◆接客業:あえての接客業でコミュニケーションに慣れる

お客さまとの会話がある程度決まっていて、仕事内容もルーティンな飲食店やコンビニ店員なら、コミュニケーションが苦手な人でもできるという声が聞かれました。

コミュニケーションに慣れるためにあえて接客の仕事をしてみようと思う人は、まずは難易度の低い飲食店やコンビニからはじめてみましょう。


◆経理事務:コミュ力よりスキルがものを言う仕事

「数字を扱うため、みんな黙々と自分の作業をしていて不要な会話がない」「雑務がなく自分の仕事だけに専念できる」というのがおすすめの理由です。

コミュニケーション能力がいまいちでも、経理の知識やスキルがあったり作業スピードが速かったりすれば、「仕事ができる人」として評価されます。

人付きあいが苦手だけれども、安定した仕事に就きたいという人にはマッチした仕事と言えそうですね。



【まとめ】

コミュニケーションが苦手だと、たしかにできる仕事は限られます。

しかし、自分が具体的に「どんなコミュニケーションを苦手と感じるか」「どんな環境ならストレスを感じにくいか」を理解していれば、仕事はぐんと探しやすくなります。

アンケート結果を参考に、あなたができる限り負担を感じずにできる仕事を見つけてみてくださいね。



■監修者紹介


晴香 葉子氏


晴香 葉子(はるか ようこ)

心理学・コミュニケーション学の専門家。東京都出身。企業での就労経験を経て心理学の道へ。研究を続けながら、執筆・解説・講演などの活動を続けている。

URL: https://www.harukayoko.com/



■会社概要

社名  : 株式会社ビズヒッツ

所在地 : 〒510-0218 三重県鈴鹿市野町西3-1-1

代表者 : 代表取締役 伊藤 陽介

設立  : 2009年1月19日

資本金 : 300万円

事業内容: WEBメディアの運営・コンサルティング

URL   : https://bizhits.co.jp/

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