世界初!和歌山南漁業協同組合と富士防災警備株式会社との 南海トラフ地震対策 地震予測システム『S-CAST』導入
南海トラフ地震の地震津波被害から生命・財産・未来を守る防災対策
近い将来の発生が懸念される南海トラフ地震に備え、和歌山南漁業協同組合(本所:田辺市)は令和2年4月1日、富士防災警備株式会社(本社:東京都新宿区)が運用する地震予測システム『S-CAST』および『南海トラフ地震対策UNIT TIMELINE』を導入しました。
『S-CAST』詳細:
http://www.fuji-b-k.co.jp/service/scast.html
S-CAST配信レポート
『S-CAST』は上空にある「電離層」の異常を複合的観測・解析により大規模地震の前兆現象を捉え、大規模地震の発生リスクを約1週間から10日前に事前情報配信する仕組み。富士防災警備が複数の国立大学や天文台の研究者と共同開発しました。2012年から配信を開始し、個人や法人、自治体など1,000件超に導入されています。
地震予測システムの導入は、地震、津波の発生前に避難行動につなげることが目的であり、漁協が導入するのは世界初となります。例えば、漁船を沖へ避難させる「沖出し」は、安全ラインとされる水深50メートル以上の海域まで田辺漁港から約10ノットのスピードで30分以上かかるため、地震発生後では対応が難しくなりますが、予測を基に発生前に行動すれば、港近くに住む家族や高齢者を沖出しの漁船に乗せて、避難することもできます。
南海トラフ地震対策UNIT TIMELINE 新たな防災対策
南海トラフ地震対策UNIT TIMELINE 配信レポート
システム導入日の4月1日には、田辺市江川の和歌山漁協本所で調印式を執り行いました。同漁協の三栖敏一代表理事組合長は「東日本大震災以降、津波対策が大きな課題だった。漁業者の安全確保はもちろん、船が市街地に流されれば二次被害につながる。防災意識を高め、地域の安全にも貢献したい」、富士防災警備の鶴賀孝宏CEOは「発災に備えた事前の防災に役立ててほしい」と話しました。
令和2年4月1日 調印式
富士防災警備株式会社:
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