プロ棋士がうつ病になり、将棋を指せなくなって……。 先崎学のベストセラー手記『うつ病九段』を漫画化! 電子版と紙が同時発売、4月24日(金)より配信開始
株式会社文藝春秋電子書籍編集部は、原作・先崎学、漫画・河井克夫の『うつ病九段』を電子書籍と単行本で同時刊行します。各電子書店にて、4月24日(金)より配信を開始します。
人気プロ棋士の先崎学九段を“うつ”が襲ったのは、47歳の誕生日の翌日でした。頭がどんよりと重く、将棋を指しても対局にまったく集中できない。1日のうち、何度も電車に飛び込む自分の姿が脳裏をよぎるようになります。
「学、入院するんだ。このままでは自殺の恐れがある」
精神科医の兄からのアドバイスによって、先崎さんは精神病棟への入院を決意します。
本書は、うつ病で1年間の休場を余儀なくされた先崎さんの闘病エッセイを、気鋭の漫画家・河井克夫さんが漫画化したもの。文藝春秋のニュースサイト「文春オンライン」で連載され、累計564万PVを記録するなど、大きな反響を呼びました。
( https://bunshun.jp/category/utsubyou-kudan )
朝起き上がれない。活字が頭に入らない。詰将棋も解けない……。そんなドン底の状態から、いかにして先崎さんは自分と将棋を取り戻していったのか。現役復帰を果たすまでの軌跡が、ユーモラスかつ繊細なタッチで描かれます。
○規則正しい日課で生活リズムを取り戻す
○うつ病患者に多い「貧困妄想」に要注意
○散歩は“うつ”にとって何よりのクスリ
○「必ず治ります」短いメッセージほど効果的
○お見舞いには「みんな待ってますよ」の一言を
等々、”うつヌケ”のための実用的なヒントも満載です。
■刊行にあたり、漫画家の西原理恵子さんから、暖かいメッセージが届きました。
「頑張らないで、先ちゃん!」
■漫画家・河井克夫さんのコメント
先崎さんの原作は、語弊があることを承知でいうとすごくエンタメ性の高い「面白い」闘病記で、回復期とはいえ渦中にこれが書けるのはすごい。そういう大変な最中でのバランス感覚を、ちゃんと漫画にするべく努力しました。
■書誌情報■
書名:うつ病九段
販売価格:950円(税込)
詳細URL:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163912004
主要販売電子書店:Kindleストア、Apple Books、楽天Kobo、Reader Store、紀伊國屋書店Kinoppy、BookLive!、honto、BOOK☆WALKER他、電子書籍を販売している主要書店
■関連情報
・「無料試し読み版」配信中
(https://books.bunshun.jp/ud/book/num/1692087200000000000V)
・『epub viewer for twitter』でも試し読み版を公開中
・コミック総合サイト「pixivコミック」( https://comic.pixiv.net )で公開中
・マンガアプリ「LINEマンガ」(https://manga.line.me/)で4月24日(金)より配信開始
■著者プロフィール■
先崎学(せんざき・まなぶ)
1970年、青森県生まれ。81年、小学5年のときに米長邦雄永世棋聖門下で奨励会入会。87年四段になりプロデビュー。91年、第40回NHK杯戦で同い年の羽生善治を準決勝で破り棋戦初優勝。棋戦優勝2回。A級在位2期。2014年九段に。17年7月にうつ病を発症し、1年間の闘病を経て、18年6月、順位戦で復帰を果たす。うつ病体験を綴った『うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間』がベストセラーになる。著書に『将棋指しの腹のうち』など。
河井克夫(かわい・かつお)
1969年生まれ。95年、「ガロ」でデビュー。不条理ナンセンス・ギャグから文学作品のコミカライズまで、幅広い作風を誇る。著書に『女の生きかたシリーズ』、『日本の実話』、『ニャ夢ウェイ1〜4』(松尾スズキとの共著)、『久生十蘭漫画集 予言・姦』など。俳優としても多くのドラマや舞台に出演。
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