新型コロナウイルス収束後の台湾の訪日旅行意識調査 行きたい海外旅行先で日本トップ67.4% 変わらずに高い訪日人気
株式会社エヌケービー(東京都千代田区、代表取締役社長:外谷 敬之、以下 NKB)は、グループ会社の「恩可比文創廣告股イ分有限公司」(台湾台北市)とともに、新型コロナウイルス収束後の台湾における訪日旅行の意向や意識の変化に関するアンケートを実施し、調査結果をまとめました。
今回、新型コロナウイルスの感染対策に関して高い評価を受けている台湾で新型コロナウイルス収束後に向け、台湾在住の人たちの意識を探ろうと調査を実施しました。
その結果、台湾では新型コロナウイルス感染拡大前と変わらず、訪日への関心が高く、海外旅行先として人気のあることが分かりました。
【トピックス】
・行きたい海外旅行先で「日本」67.4%とトップ
・「新型コロナウイルス収束後、日本に旅行したい」と回答66.4%
・訪日旅行が安全だと判断するタイミングは「自国政府や行政による安全宣言」
・感染が危険だと感じる場所は「公共交通機関」や「屋内型施設」
【調査結果(サマリー)】
■新型コロナウイルス収束後に行きたい海外旅行先
新型コロナウイルスの収束後に行きたい海外旅行先として日本は67.4%で1位となり、他国に比べて圧倒的に高くトップで、3人に2人が選択しました。
■日本への旅行意向
「新型コロナウイルス収束後、日本に旅行したい」と回答した方は66.4%でした。
■訪日旅行の意識変化
「新型コロナウイルス感染拡大前と比べて訪日旅行に対する意識の変化はありますか」という問いに対し、「行きたい気持ちはより強くなった」「行きたい気持ちは変わらない」を合わせて76.2%となり、4人に3人が高い関心を示しています。
■訪日旅行が安全だと判断するタイミング
訪日旅行が安全だと判断するタイミングは「自国(台湾)政府や行政による安全宣言」が約7割を占めました。
■安全判断後、日本への旅行時期
安全だと判断した後、実際に旅行する時期は「3~6カ月以内」が最も多く、半数近くありました。「1年以上後」も約2割ありました。
■感染が危険だと感じる場所
感染が危険だと感じる場所は「公共交通機関」や「屋内型施設」の回答が多くありました。
■訪日旅行で実施してほしい衛生・安全対策
「日本に旅行した際、実施してほしい衛生・安全対策」として、「マスクの着用」が74.1%、「施設内の消毒」が63.9%、「手指の消毒」が58.4%と高い数字となり、新型コロナウイルス感染対策として求められています。
<調査概要>
台湾における新型コロナウイルス収束後の訪日旅行についての意向や意識の変化を調査
調査方法 :インターネットによるアンケート
調査日 :2020年6月9日~6月16日
調査対象 :台湾在住の20~69歳
サンプル数 :500名(男性250名、女性250名)
調査協力 :東方線上股イ分有限公司
※本データ引用・転載の際は「株式会社NKB調べ」とご表記ください
【会社概要】
株式会社エヌケービー http://www.nkb.co.jp/
「パブリックスペースに集まる人々の心を豊かにする」を企業理念に、交通広告やマルシェ事業、パブリックアート事業などを展開。新しいコミュニティの広場をつくり、社会に貢献していくことを目指しています。また、生活、経済などに関わるタイムリーな話題の分析調査を推進しています。
恩可比文創廣告股イ分有限公司 https://nkbtw.com.tw/jp/
2018年11月、NKBのグループ会社として台湾台北市で設立。広告事業や新たなメディア開発などを展開しています。
【調査詳細】
◎新型コロナウイルス収束後に行きたい海外旅行先
「新型コロナウイルスが収束したら行きたい海外旅行先はどこですか」という問いに対して、日本に行きたいと回答した方が67.4%で3人に2人が選択しています。
内訳をみると、どの年代もほぼ均等に分かれています。
日本に次いで韓国が18.6%、ニュージーランドが17.6%と続き、10%を超えたのが上位3カ国とオーストラリア(15.6%)、中国(11.8%)、タイ(11.0%)、カナダ(10.2%)の計7カ国でした。
◎日本への旅行回数
「あなたはこれまでに日本に旅行したことがありますか。何回ですか」という問いに対して、「1~5回」が全体の6割を占めました。全年代で「2~3回」がトップで、50代以上では「10回以上」の割合も高くなっています。
◎日本の情報源
「あなたは普段、日本の情報をどこで取りますか」という問いに対して、「友人・知人・家族からの口コミ」が47.0%でトップでした。男性は「テレビ番組」、女性は「口コミ」が1位で、20代~40代の比較的若い層では、「Facebook」の人気が高かったです。
◎日本旅行の申し込み方法
「あなたは日本に旅行する際、どのように申し込みますか」という問いに対して、「旅行会社経由のツアーで参加」が53.7%でトップでした。「男性」「40代以上」は「ツアーで参加」、「女性」「30代以下」は「個人で申し込み」と二極化も顕著でした。
◎日本への旅行意向
「新型コロナウイルスが収束したら日本に旅行したいと思いますか」という問いに対して、「日本に旅行したい」と回答した方は66.4%で、20代~50代の約7割が「日本に旅行したい」と答えています。
◎訪日旅行の意識変化
「新型コロナウイルス感染拡大前と比べて訪日旅行に対する意識の変化はありますか」という問いに対し、「日本に行きたい気持ちはより強くなった」という回答が14.0%、「日本に行きたい気持ちは変わらない」が62.2%で、合わせて76.2%となり、4人に3人が訪日旅行に高い関心を示しています。日本が訪問先として台湾で継続して人気の高いことが分かりました。また、20代の23.0%が「より強くなった」と回答した一方、60代では「低くなった」が33.0%となっており、年代間で違いもありました。
◎日本の衛生・安全対策の意識
「日本の衛生・安全対策の意識についてどう思いますか」という問いに対して、「高いと思う」が34.0%、「低いと思う」が30.8%と拮抗しています。30代では「高いと思う」が21.0%にとどまっています。
◎訪日旅行が安全だと判断するタイミング
「日本に旅行するのが安全だと判断するのはどのタイミングですか」という問いに対して、「自国(台湾)政府や行政による安全宣言」が68.1%とトップでした。
「日本政府の安全宣言」が30.1%で続き、「日本の自治体や観光地が発信する情報」も29.5%で、日本政府や自治体からの情報への一定の信頼度が明確となりました。
一方、「自分で判断する」が20代で25.0%、30代では32.3%と高い数字になりました。
◎安全判断後、日本への旅行時期
「自身が安全だと判断してからどれくらい期間を空けて日本に旅行しますか」という問いに対して、「3カ月以内」が22.0%、「4~6カ月以内」は23.5%で、「3~6カ月以内」が半数近くに達しました。
一方、「1年以上後」が17.5%、「特に時期は決めていない・わからない」が17.8%といずれも2割近くの数字になりました。
安全だと判断してからさらに一定期間、様子を見てから実際に旅行する方針の人が多いようです。
◎日本で行きたい地域
「日本に旅行した際、行きたい地域はどこですか」という問いに対して、「北海道」が43.4%とトップで、以下「関西」が26.5%、「沖縄」が26.2%となっています。
「北海道」が全年代で最多でした。20~30代は「沖縄」、40代以上は「関西」が高い傾向となっています。
◎訪日旅行で知りたい情報
「日本に旅行した際に知りたい情報はどのような情報ですか」という問いに対して、「観光スポット」が75.9%、「グルメ・食」が72.3%といずれも7割を超えました。
60代では「日本の新型コロナウイルス情報」が55.3%となって比較的高い数字となっています。
◎感染が危険だと感じる場所
「日本に旅行した際、新型コロナウイルスの感染が危険だと感じる場所はどこですか」という問いに対して、「電車」が52.1%、「温泉等の公衆浴場」が49.4%、「飛行機」が48.8%、「屋内型観光施設」が41.9%と上位を占め、移動の際の公共交通機関や、屋内型施設を不安に感じる方が多いことが分かりました。
一方、「屋外型観光施設」は安心度が高く、7.5%にとどまりました。
◎訪日旅行で実施してほしい衛生・安全対策
「日本に旅行した際、実施してほしい衛生・安全対策はどのようなものですか」という問いに対して、「マスクの着用」が74.1%、「施設内の消毒」が63.9%、「手指の消毒」が58.4%と高い数字となり、新型コロナウイルス感染対策として求められていることが分かりました。
さらに、「体温の計測」(56.0%)、「施設内の換気」(53.0%)、「施設の入場者数制限」(49.4%)なども重要視されています。
※「イ分」はにんべんに分が正式となります。
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