ピル等の女性ホルモンを含む薬の使用 20代、30代女性は低い抵抗感
~女性ホルモンを含む薬や女性ホルモン様作用が期待できる サプリメント・食品の使用および婦人科利用に関する意識調査結果(1)~
株式会社ダイセル(本社:大阪市北区、代表取締役社長:小河 義美)が運営する大人のウェルエイジング・ブランド「WELLMETHOD(ウェルメソッド、 https://wellmethod.jp )」は、全国の20代以上の女性を対象に、女性ホルモンを含む薬の使用および婦人科利用についてアンケート調査を実施いたしました。その結果を3回に分けてご報告いたします。第1回はピル等の女性ホルモンを含む薬の使用および婦人科利用に関する意識について分析いたしました。第2回以降は後日配信予定です。
■調査概要
対象 : 全国20代以上の女性
回答数 : 583名
実施日 : 2020年6月5日
方法 : インターネット調査
結果詳細: https://wellmethod.jp/wp-content/uploads/2020/07/30ca4a1922821112de548ec284901612.xlsx
■避妊目的のピル使用、20代、30代の約4~5割が肯定的
女性ホルモンを含む薬(ピル)について「避妊目的のために使用すべきである」という質問に対し、20代、30代では「強くそう思う」、「そう思う」の回答合計がそれぞれ45.7%、49.1%であった一方で、50代は28.7%、60代以上は18.3%と、若年層であるほど避妊目的での使用に抵抗がないことがわかりました。60代以上にいたっては、「思わない」、「全く思わない」の回答合計が26.1%と、否定的な意見が肯定的な意見を7.8ポイント上回りました。
■婦人科利用に抵抗感を持つ人が約6割
「婦人科を利用することについて、抵抗感がありますか?」の質問に対しての回答は、「非常にある」が22.8%、「ややある」が43.1%、「あまりない」が24.2%、「全くない」が9.9%という結果で、婦人科利用に抵抗感を持つ人が約6割に上りました。
■婦人科利用の抵抗感、20代、30代は他年代より低いながらも5割を超える
「婦人科を利用することについて、抵抗感がありますか?」という質問への年代ごとの回答は、20代、30代は「非常にある」「ややある」が、「あまりない」「全くない」を多少上回るものの、40代以上の他の年代と比べると、「あまりない」「全くない」の合計が10ポイント以上高く、抵抗感を持つ人と持たない人の差が僅差であることがわかります。
一方、年齢層が上がるに従って、「非常にある」「ややある」の割合が「あまりない」「全くない」を大幅に上回りました。この結果、若年層であるほど、婦人科を利用することへの抵抗感は相対的に低いことがわかりました。
しかしながら、20代、30代でも婦人科を利用することに抵抗がある割合(「非常にある」「ややある」の合計)は、20代で55%、30代で54%といずれも5割を超えています。日本は「ピル後進国」とされますが、海外では、低用量ピルだけでなく、緊急避妊薬(アフターピル)を含めて処方箋がなくても薬局で購入できる国が増えています。日本では、どちらも産婦人科の受診が必須ですが、昨今、オンライン診療による低用量ピルの処方への需要や、緊急避妊薬(アフターピル)の市販化への需要が増えている背景には、昨今の新型コロナウイルスによる外出自粛の影響に加え、本調査が示すような女性の婦人科利用への抵抗感の高さも一因であると考えられます。なお、回答を居住地別に分析したところ地域差は認められなかったことから、日本における全国的な意識であると推測されます。
■WELLMETHODとは
『WELLMETHOD』は大人の女性のためのウェルエイジング・ブランドです。
年齢を重ねる女性特有の変化に真正面から向き合うブランドとして、40代からの女性に特化した商品やメソッドをお届けしています。
監修者に医師・桐村 里紗先生を迎え、担当者や監修者の顔が見える信頼性の高い情報を発信し、「ウェルエイジング」の価値を啓発いたします。
■桐村 里紗(医師・専門記事監修者兼ライター)
tenrai株式会社 代表取締役医師
「ヘルスケアは、カルチャーへ」というコンセプトを掲げ、ヘルスケアの「意味」を再定義し、様々なメディアで発信している。ニオイ評論家としてフジテレビ「ホンマでっか!?TV」「とくダネ!」などメディア出演多数。著書に『日本人はなぜ臭いと言われるのか~体臭と口臭の科学~』(光文社新書)などがある。
■WELLMETHOD概要
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